Databricks Certified Data Engineer Associate: 増分データ処理の理解
増分データ処理は、新しいまたは更新されたデータのみを対象として処理を行うテクニックであり、Databricks Certified Data Engineer Associateの認定試験の重要なトピックの一つです。この記事では、増分データ処理の基本と、それがDatabricksとどのように統合されているのかについて解説します。
増分データ処理の基本
増分データ処理は、大量のデータを効率的に処理するための重要なテクニックです。全データを毎回処理するのではなく、増分データ処理では新しいまたは更新されたデータのみを対象として処理を行います。
# 新しいデータのロード
new_data = spark.read.option("path", "/new-data").load()
# 既存のデータとの結合
merged_data = existing_data.union(new_data)
# 処理と保存
processed_data = process_data(merged_data)
processed_data.write.option("path", "/processed-data").save()
Databricksでの増分データ処理
Databricksは、自動的に増分データ処理をサポートしています。Delta Lakeと連携することで、増分処理を簡単かつ効率的に行うことができます。
# DeltaTableの作成
deltaTable = DeltaTable.forPath(spark, "/delta-table")
# マージ条件の指定
merge_condition = "target.id = source.id"
# 更新と挿入の実行
deltaTable.alias("target").merge(
new_data.alias("source"),
merge_condition
).whenMatchedUpdateAll().whenNotMatchedInsertAll().execute()
この記事を通じて、増分データ処理とDatabricksでの増分データ処理の方法について基本的な理解を得ることができたでしょう。そして、これによりDatabricks Certified Data Engineer Associate認定試験に向けての理解が深まることを期待しています。