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OCI Architect Associate 予想問題(61-90)
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問題61:
Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Object Storageのサーバー側暗号化について、次のうち正しい記述はどれですか?
(A) 各バケット内のオブジェクトは常に同じデータ暗号化キーで暗号化されます。
(B) データ暗号化キーのマスター暗号化キーによる暗号化はオプションです。
(C) 暗号化はデフォルトで有効であり、無効にすることはできません。
(D) お客様が提供する暗号化キーは常にOCI Vaultサービスに保存されます。
正解
(C) 暗号化はデフォルトで有効であり、無効にすることはできません。
解説
OCIのObject Storageでは、すべてのデータがデフォルトでサーバー側暗号化されており、この設定を無効にすることはできません。各オブジェクトは個別のデータ暗号化キーで暗号化されており、これらのキーはマスター暗号化キーによって暗号化されています。
他の選択肢について:
(A) 各バケット内のオブジェクトは常に同じデータ暗号化キーで暗号化されます。
→各オブジェクトは異なるデータ暗号化キーで暗号化されるため、同じキーで暗号化されるわけではありません。
(B) データ暗号化キーのマスター暗号化キーによる暗号化はオプションです。
→必須であり、オプションではありません。
(D) お客様が提供する暗号化キーは常にOCI Vaultサービスに保存されます。
→お客様が提供する暗号化キーはOCI Vaultサービスではなく、ユーザーの管理下にあります。
問題62:
グローバル物流会社がOCIインスタンスとリモートオフィス間でパケットロスを経験しています。ネットワークパスアナライザーの高度な機能のうち、パケットロスの原因を特定するのに役立つものはどれですか?
(A) パケットキャプチャと分析
(B) パケットロスを計測しながらパスを可視化する機能
(C) 帯域幅の割り当て
(D) トラフィックシェーピング
正解
(B) パケットロスを計測しながらパスを可視化する機能
解説
ネットワークパスアナライザーには、パケットロスの発生箇所を特定するための機能が備わっています。
(B) パケットロスを計測しながらパスを可視化する機能
ネットワークパスアナライザーは、ネットワークパス上の各ホップでのパケットロスを計測し、視覚的に表示する機能を提供します。
これにより、どのネットワークセグメントでパケットロスが発生しているかを特定しやすくなり、適切なトラブルシューティングが可能になります。
他の選択肢について:
(A) パケットキャプチャと分析
パケットキャプチャは、個々のパケットの詳細を解析するための手法であり、Wiresharkなどの専用ツールを使用するのが一般的です。
OCIのネットワークパスアナライザーには、この機能は含まれていません。
(C) 帯域幅の割り当て
帯域幅の割り当ては、ネットワークリソースを管理するためのものであり、パケットロスの発生原因を診断するための手段ではありません。
(D) トラフィックシェーピング
トラフィックシェーピングは、特定のトラフィックに優先順位を付けてネットワーク全体のパフォーマンスを最適化するための手法です。
パケットロスの原因を特定する機能ではないため、不適切な選択肢となります。
https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/introducing-oracle-cloud-network-path-analyzer
問題63:
ある企業は、OCI Object Storage に保存される大量のログファイルのライフサイクルを管理し、古くなったデータを自動で削除するか、低コストのストレージ層に移行する仕組みを導入しようとしています。OCI Object Storage のライフサイクル管理機能について、正しい記述を2つ選んでください。
(A) 指定した期間を経過したオブジェクトを自動的に削除することができる。
(B) オブジェクトを自動で暗号化状態から復号化状態に変更することができる。
(C) オブジェクトを自動でアーカイブストレージに移行することができる。
(D) オブジェクトのライフサイクル管理は手動でのみ実行され、自動化はサポートされていない。
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