Power BI カスタムビジュアルをノーコードで作成する(Charticulatorの使い方)
公開されているカスタムビジュアルを使用することで、表現の幅が大きく増えるPowerBIですが、思うように使いたい機能が揃っているビジュアルがないときもあります。
Home | Charticulatorを使えば、 自分用や社内利用のためにカスタマイズしたチャートを構築することができます。
カスタムビジュアルは自分で作成ができます。
方法①
JASONでコーディング
こちらはMicrosoft公式ドキュメントで使い方をご参照ください。
方法②
Charticulator を使う
カスタムビジュアルの一つですが、自由にグラフをデザインできる便利なビジュアルです。JASONでコーディングのハードルが高いひとには特におすすめ。
今回は方法②を使ってみます。
以下で、基本的な中身を解説していきます。詳しい内容は、公式ホームページでご確認ください。
Charticulator でできること
Charticulatorを使用することで、データセットからインタラクティブなチャートを作成することができます。
Charticulatorの構成
①データセットパネル:データセット内の列を一覧表示します。実際のデータ値を表示するには、[...]ボタンをクリックします。
②ツールバー:マーク、リンク、ガイド、プロットセグメント、スキャフォールドを指定するためのウィジェットがあります。
③チャートキャンバス:チャートのデザインを指定するためのキャンバスです。
④グリフエディター:グリフデザインを指定するためのキャンバスです。
⑤レイヤーパネル:チャートおよびグリフデザインの内容を一覧表示します。
⑥属性パネル:各レイヤーの属性とデータバインディングを指定するためのウィジェットがあります。
⑦スケールパネル:チャートで使用されるスケールを一覧表示します。
ChartCalculatorの使い方
以下がCharticulatorの使い方の手順です。
CharticulatorのWebアプリにアクセスし、データセットをアップロードする。
データセットをプレビューし、必要に応じてデータ型を変更する。
チャートタイプを選択し、チャートのキャンバスにドラッグアンドドロップする。
チャートの各要素(軸、ラベル、色、サイズなど)をドラッグアンドドロップして設定する。
チャートを保存し、PowerBIのカスタムビジュアルとして読み込む。
注意)Charticulatorの注意点として、データセットに対応するチャートタイプを選択することや、データセットの値によっては正しくチャートが表示されないことがあります。