
NotebookLMを使いこなす:ホワイトペーパーのような複雑なコンテンツを簡単に理解するためのクイックガイド
現在、Google主催の生成AIに関する5日間集中コースに目を通しているところで、通常よりもホワイトペーパーを読む頻度が大幅に増えています。ホワイトペーパーやリサーチペーパーといった、情報量が多く専門性の高いドキュメントを理解するのは、やはり大変ですよね。
こうした複雑な内容を効率的に消化するために、今回から私はNotebookLMを活用しながらホワイトペーパーを読み、更なるAIの勉強を進めています。そこで、NotebookLMの便利な活用方法をサクッとシェアしようと思います。

NotebookLM(Google NotebookLM)は、Google Labsが開発したリサーチおよびノート作成用のオンラインツールで、人工知能(AI)、特にGoogle Geminiを活用して、ユーザーがアップロードしたドキュメントとのやり取りを支援します。このツールでは、アップロードされたコンテンツをもとに要約や解説を生成したり、質問に回答したりすることができます。
まずはNotebookLMのトップページにアクセスし、学習したいソースをアップロードします。多くの場合、PDFフォーマットが使われているため、簡単にアップロードすることができます。また、この時、複数のソースを選択してアップロードすることも可能です。アップロードが完了すると、選んだソースがノートブックのスクリーンに表示されます。これにより、複数の資料を一括で整理して活用することができます。

今回は、Googleが数か月前にリリースした【Embedding & Vector Stores】というホワイトペーパーを読みながら勉強しているので、このPDFファイルをNotebookLMにアップロードしました。すると、ページの中央にはホワイトペーパーの簡単な概要が自動的に表示されています。この機能により、内容のポイントを素早く把握することができ、効率的に学習を進められます。

PDFファイルのホワイトペーパーをアップロードすると、画面下部にチャットウィンドウが表示されます。このチャットウィンドウで質問を入力すると、NotebookLMがアップロードした資料を元に質問に答えてくれます。また、サマリー、学習ガイド、Q&A、用語集、実用ガイドなどを生成することも可能で、それらを「ノートブック」として保存することができます。保存したノートブックは、画面右側に一覧として表示され、後で簡単にアクセスできます。

ノートブックをクリックすると、チャット内で保存したノートブックにアクセスすることができます。これにより、いつでも保存した内容を簡単に確認したり、編集したりすることが可能です。
もちろんサマリーなどを日本語に訳してノートブックとして保存する事も可能です。

そして私のお気に入りの機能が、「オーディオ概要」のです。これにより、ドキュメントを会話形式やポッドキャスト風に要約してくれます。

ちなみにこのホワイトペーパーをポッドキャスト風に生成されたものがこちらです。
AI生成とは思えないほど、本物のパーソナリティが対話形式で話しているようで、最初に聞いたときは本当に驚きました。
私の活用法としては、ホワイトペーパーの概要に目を通した後、理解を深めるために「ポッドキャスト風」の音声要約を聞くようにしています。これにより、内容をより効果的に頭に入れることができます。
NotebookLMの機能は、使えば使うほどその便利さを実感できます。特にチャット機能は、自分なりの工夫でさまざまな使い方が可能だと思います。ぜひ一度試してみて、感想や活用方法をコメント欄でシェアしてみてください。新しいアイデアや活用法を一緒に見つけていきましょう。