Ord8で学んだこと
LOD計算(FIXED, INCLUDE,EXCLUDE)
今回はLOD計算について復習したいと思います。
LODとは「Level of Detail」の略。
データソースレベルおよびビジュアライゼーションレベルで値を計算できる。
つまり、何を使って詳細にメジャーを集計するのかということ。
FIXEDとは
自分で指定したディメンションに固定すること
他のディメンションの影響を受けない
【顧客別にオーダー日の最小を出す】
顧客別に並べ、オーダー日を全て出し、最小のオーダー日を入れたが、顧客別の最小日は出ない。
一行毎の最小が出てしまっていて、顧客別の値が出せない。
{ FIXED [顧客 Id]:MIN([オーダー日])}
上記の計算フィールドを追加する。
これは顧客ID毎に最小のオーダー日を追加する時に使える。
FIXEDは他のディメンションの影響を受けない。これがINCLUDEとEXCLUDEとの違い。
{ FIXED:MIN([オーダー日])}
上記のようにすると顧客毎にという情報がなくなるので、オーダー日の中で最小の日付が表示される。
INCLUDEとは
指定したディメンションを追加して、メジャーを集計する
他のディメンションの影響を受ける
【サブカテゴリ毎にオーダー毎の平均を出す】
サブカテゴリ毎に平均をだした。
その隣にはサブカテゴリ毎に、オーダー毎に売上を平均したものを表示した。計算フィールドとしては下記のようになる。
{ INCLUDE [オーダー Id]:AVG([売上])}
オーダーIDを追加しなくてもINCLUDEを使えば計算することができた。
注意する点としてはINCLUDEはFIXEDと異なり他のディメンションの影響を受ける。例えばカテゴリ毎にオーダー毎の売上平均は出せないので、その時はFIXEDを使う。
EXCLUDEとは
指定したディメンションを除外して、メジャーを集計する
他のディメンションの影響を受ける
【地域毎と都道県毎の売上を両方出す】
地域、都道府県のディメンジョンを出し、都道府県毎に売上合計を出した。次に地域毎の売上を隣に表示するため下記の計算フィールドを作成。
{ EXCLUDE [都道府県]:SUM([売上])}
注意する点としてはEXCLUDEはFIXEDと異なり他のディメンションの影響を受ける。そのため地域毎の売上合計が同じ地域の都道府県には、同じ売上合計がそれぞれ表記されている。
EXCLUDEはINCLUDEの逆である。
最後まで読んでいただきありがとうございます!