【投資・トレードのためのPython #1】日本株・米国株の銘柄リストを取得しよう
■ はじめに
こんにちは、専業トレーダーのでーたかじり虫と申します。
本コンテンツは、「投資・トレードのためのPython」シリーズの第一弾となる、学習教材です。
株式の投資・トレードを実践しようとする場合、必ず必要になるのが「上場銘柄リスト」です。
それを、大人気のプログラミング言語「Python」を用いることで、ワンクリックで実行することが可能になります(完全自動化も可能)。
本コンテンツで紹介するスキルを身に着ければ、投資に興味のある方にとって絶大な力になることは間違いありません。
さらに、日常で自由にプログラミングを使っていくための技術を身に着けることが可能です。
コンテンツ内容は、投資・プログラミング、いずれも初心者から学べるように作成しています。
プログラムのコアな部分は無料で公開している(!)ので、ぜひサンプルを試してみてください。
皆様の貴重な10分間を投資していただく価値があると、自信を持って作り上げました。
■ 環境設定
記事内で紹介しているプログラムは、Google Colaboratory(以下Colab)環境で実行することを前提としています。
Colab環境は、Googleアカウントを所有していれば誰でも10分程度でPythonを使い始めることができる、最も手軽なPython実行環境です。
過去記事に環境の作成方法をまとめているので、そちらを参考に環境を設定してみてください。
(「手順1~5」まででOKです。ここでは「追加設定1~2」は必要ありません。)
そして、環境設定にはもうひとつだけ作業が必要です。
Colab環境のライブラリのバージョンを下げる必要があります(現在のバージョンでは米国株の取得でエラーが発生するため)。
銘柄取得プログラムを実行するColabノートで、以下のプログラムを実行し、ライブラリのバージョンを下げておいてください。
!pip install pandas==1.5
以上を実行したうえ、「ランタイム」タブから「ランタイムを再起動」すれば、いよいよ準備完了です。
■ 注意
投資は自己責任でお願いいたします。
当プログラムを活用したいかなる損害の責任は取り得ませんので、ご理解の上活用してください。
■ 銘柄取得プログラム(無料版)
実行プログラムは下記の通りです。
日本株と米国株、それぞれ別のセルへ貼り付け、「Ctrl + Enter」でコードを実行してみてください(Colab上の実行アイコンをクリックでもOK)。
▼ 日本株
import os
import pandas as pd
# データをダウンロードする
# ダウンロード先のページ: https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/01.html
url = "https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/tvdivq0000001vg2-att/data_j.xls"
df_stocklist = pd.read_excel(url, sheet_name="Sheet1")
# ダウンロードしたデータを出力する
os.chdir("/content") # 出力先を指定する(Colabランタイム上に保存)
df_stocklist.to_csv("stocklist_jp_raw.csv", index=None) # csv形式で出力する
print(df_stocklist)
▼ 米国株
import os
import pandas as pd
from pandas_datareader.nasdaq_trader import get_nasdaq_symbols
df_symbols = get_nasdaq_symbols()
os.chdir("/content")
df_symbols.to_csv("stocklist_us_raw.csv")
print(df_symbols)
■ 「銘柄取得プログラム(無料版)」の実行結果
プログラムを実行すると、以下のようにデータが出力されます。
csvファイルは、ダブルクリックすると中身を見ることができます。
日本株の出力結果(出力セル)▼
日本株の出力結果(csvファイル)▼
米国株の出力結果(出力セル)▼
米国株の出力結果(csvファイル)▼
投資家が必須とする上場企業のリストをワンクリックで取得し、csvデータとして出力できましたね。
通常、Python初心者が株の銘柄リストを取得しようとすると、実現には早くても数日程度はかかるはずです。
一方、「銘柄取得プログラム(無料版)」を動かしていただいた方は実感した通り、かじり虫のコンテンツを利用すれば「環境構築10分 + プログラムのコピペ」という凄まじい時短が可能となります。
たったこれだけの時間と作業で、皆さんは他の投資家と比べ、段違いの量と質で情報処理を行うことができるようになったわけです。
そして有料部分では、以上の内容に価値を感じてくれた方を「投資・プログラミング」のゴールへ、最短・確実に導くための最高のコンテンツに仕上げています。
アンテナが反応した方は、ぜひ以降の内容も受け取ってください。
■ 有料部分の内容紹介
有料コンテンツを購入された方には、挫折することなく、ライバルよりもはるかに短い時間でゴールまで到達することをお約束します。
有料部分で公開する内容は以下の通りです。
この内容がどんなものなのか、初学者にはピンときませんよね。
簡単に言えば、皆さんに「お金を払ってでも手に入れてほしいもの」は、「ゴールまでの最短経路を示した地図」です。
沢山の方が投資やプログラミングに興味を持っている現状ですが、その中でも「データを用いた分析を正しく実行している方」は本当に少数のプレイヤーです。
なぜデータを用いた正しい分析を行えないのか。
それは、学習量が多すぎるからです。
投資分析は、「ファイナンス・プログラミング・データサイエンス」の3分野の知識を必要とします。
(分析では大量のデータを扱うため、技術の習得は必須です。)
当然学習する内容が増えれば、それが参入障壁となり、脱落者も増えるわけですね。
しかし、勘の鋭い方はお気づきの通り、その「参入障壁の高さ」こそがチャンスそのものなんです。
参入障壁が高いからこそ、能力のある人間でもゴールへたどり着くまでに諦めてしまい、まだ拾えるチャンスが残っているというのが現状です。
問題はその「参入障壁」をいかに効率よく通過できるかという点なのです。本コンテンツでは、そこを「ゴンドラに乗って最短距離で登ろう」というコンセプトで作成してあります。
先に箇条書きした「有料部分の内容」はすべて、「参入障壁」をケアするためのポイントだと御理解ください。
本コンテンツを活用すれば、徒歩で山頂へ向かっている他のプレイヤーよりも、早く、確実に、ゴールへ到達することが可能です。
なぜなら、有料部分で公開しているプログラムは、かじり虫が運用に実用しているものなので。
もちろん必要十分なプログラミングスキルとデータ処理の知識も一緒に身に着けることが可能です。
単なる興味で終わらず、本気で投資に実用したいという方は、ぜひ有料部分を活用してみてください。
動作環境は、Google Colab環境を前提としているので、Colabが使えるならどのOSでも実行することが可能です。
ただし、記事終盤で紹介している「自動でプログラムを動かすための設定(完全自動化)」は、Windows環境を前提としています。
(他のOSで実現することは簡単です)
また、想定している技術レベルは「Python入門書の内容をざっくり押さえていて、初歩的な文法であれば自分で調べることができる」程度ですが、プログラムの解説はできるかぎり初心者にも理解しやすいよう心掛けて作成しています。
最後に有料部分を享受するメリットをまとめます▼
この内容を理解した上、コンテンツ価格が安いと直感した方は投資家です。
ゴンドラの搭乗口にて、コンテンツの続きを受け取ってください。
ここから先は
¥ 19,900
かじり虫の活動を応援してくださる方のサポート、お待ちしております。 これからも有意義なコンテンツを作成していきますので、私の「夢中」をぜひ一緒に共有していきましょう^^