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[急募]長距離砲 ロッテの主力打てなすぎる... 4/11~4/16成績紹介


皆さんこんにちは!今回は恒例の週間MVPを決めようと思いましたが、4/11~4/16までの試合で特別活躍した選手が特にいなかったので、今回は「お前はもっと頑張れ」といったような成績だった選手、週間逆MVPを決めていきたいと思います。

1 各種データの説明

今回は逆MVPを決めるために以下13点のデータを収集、比較しました。

  • 打率

  • 本塁打

  • 打点

  • OPS

  • ISO

  • 空振り率

  • 三振率

  • 四球率

  • フライアウト率

  • 得点圏打率

  • スイング率

  • コース別投球割合

  • 球種別投球割合

すべてを説明してしまうと長くなりすぎてしまいますので、今回は、前回までの記事で紹介していないデータの内、4つを説明していきたいと思います。

・三振率とは?
・空振り率とは?
・投球割合とは?
・BB/Kとは?

三振率とは?

打席で三振をする確率のことです。三振率が低いほど三振をしないためミート力があり選球眼が良いことがわかります。昨季の平均はパ・リーグ20.2 セ・リーグ 18.9でした。

空振り率とは?

打席で空振りをする確率です。空振り率が低いほどバットコントロールが上手い選手であるといえます。昨季の平均はパ・リーグ 22.4 セ・リーグ 21.4でした。

投球割合とは?

投手の投球のストライクゾーン、ボールゾーンに投球した割合のことです。ストライクゾーン、ボールゾーンの中でもさらにコースを分割することや球種別で表すこともあります。

BB/Kとは?

四球と三振の比のことです。0.4以下だと問題あり、0.8を超えれば優秀、1.0以上あればトップクラスであるといえます。昨季の平均はパ・リーグ 0.4 セ・リーグ 0.37でした。

2 週間逆MVP

第3位 山口航輝 選手


第3位はOP戦で絶好調だった山口航輝選手です。山口選手はOP戦で53打席48打数、打率.354、3本塁打、8打点、OPS1.029、ISO.271と絶好調だったのですが、この4/11~4/16の5戦では20打席13打数で打率.125、0本塁打、1打点、OPS.375。ISO.0と調子があがっていません。三振率が25%(昨季のパ・リーグ平均 22.4%)、と平均より高いことや、フライアウト率が30.8%となっていることから、バットにボールが当たらない確率が平均より高く、当たったとしても打球が上がることが少ないことがわかります。また、山口選手は右投手を苦手としており、対右投手の打率が.077と、とても低いです。特に右投手のストレートというメジャーな球種を苦手としており、右投手のストレートに対する打率は.091と4番とは思えない成績でした。ストレートは山口選手の打席での投球割合の内、半分の50%を占めています。2球に1回投げられるストレート(特に右投手)に対応することができるようにならなければ活躍することは難しいと思われます。そんな、山口選手ですが開幕からの通算成績では本塁打こそないものの得点圏打率.273、6打点とチャンス時での強さを発揮しているため、今後、何かきっかけがあればOP戦の時のよう調子も打球も上がっていってくれるかと思われます。


第2位 ポランコ 選手

第2位は昨シーズンオフにロッテに加入したポランコ選手です。ポランコ選手は巨人在籍時に打率.240、24本塁打、58打点の成績を残した長打力のある選手です。ロッテはポランコ選手にホームラン等の長打を求めているのですが、この5試合は、13打席13打数で打率.077、0本塁打、1打点、OPS、0.154、ISO.0と目も当てられない状態です。特に、三振率が30.8%と平均より10%ほど高いことや、ボール球スイング率43.8%、空振り率17.5%となっていることから、ボールが見えていないことがよくわかります。さらに、コース別でみてみると、ポランコ選手はアウトコースのボールゾーンのスイング率が62.5%、真ん中低めのボールゾーンのスイング率が60%となっており、ボールゾーンをスイングする確率が高く、ボールが見えていないことがよりよくわかります。また、球種別打率を見ても、対ストレート打率.091、対スライダー打率0、対フォーク打率0と、この3球種を苦手といていることがよくわかります。この3球種は対戦打席での球種割合のうち80%(ストレート62%、スライダー10%、フォーク8%)を占めているので、この3球種に対応しない限りは期待に応えられるような打撃を披露することは厳しいと考えられます。そんな絶不調のポランコ選手ですがフライアウト率は58.3%となっており、打球は上がっています。そのため、今後パ・リーグの投手のストレート、スライダー、フォークの3球種に適応しボールがもう少し見えるようになれば、ホームランが増えてくると思われます。

第1位 平沢大河 選手

残念なことに今回、週間逆MVPに選ばれてしまったのは平沢選手です。
平沢選手は開幕一軍こそ逃したものの今シーズン初試合の4/8の楽天戦ではいきなりホームランを打ち1軍に合流しました。このことや昨季2軍でタイトルを獲得したことから今シーズンの平沢選手は一味違うと思われていましたが、この5試合では14打席9打数打率0.0、本塁打0、打点0、OPS.368、ISO.0と驚くほど0が多かったです。私はこの成績を見て佐々木朗希選手の完全試合を思い出しました。あの時は0が増えるほど胸が高鳴りましたが今回の平沢選手の成績を調べたときは0が増える度、胸が痛くなりました。きっと、当時のオリックスファンの皆さんもこのような気持ちだったのでしょう。平沢選手は四球率28.6%(昨季パ・リーグ平均 8.1%)と昨季平均より20%以上高いことや、BB/Kが1.0と抜群に高く素晴らしいのですが、三振率が28.6%、打率が0であることからトータルの貢献度で考えるとマイナスであると考えられます。また、平沢選手は球種別打率でみるとスライダーとチェンジアップにとても弱いことがわかり、どちらも打率0となっています。この2つの球種を球種別の投球割合でみてみると合計で24%(スライダー14%、チェンジアップ10%)となっているのでこれらの変化球に対応できるようにならなければ、打撃面で結果を残すのは厳しいと考えられます。また、平沢選手は好球必打を意識するあまりスイング率が32%と、とても低いです。ボールゾーンスイング率が12.8%と低いのはとても良いのですが、ストライクゾーンスイング率が48.1%となっていることが残念です。やはり、ストライクゾーンのボールをスイングしていかなければ、打撃で結果を残すことができないので、今後はどんどんスイングしていってほしいです。選球眼はとてもいいため、もっと自信を持ち、ストライクゾーンのスイング率が高くなれば打撃成績で「0」が並ぶことはなくなると思われます。

3 まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は前回の記事とは真逆の週間逆MVP紹介でした。
今回は3名の選手が不名誉なタイトルを獲得してしまいましたが、今秋紹介して成績はあくまで4/11~4/16の試合の成績であり、シーズン通算成績ではありません。そのため、今後の調子次第では大活躍する可能性も十分にあります。シーズンはまだ始まったばかりですので、今後の試合では調子を上げて是非、活躍してほしいですね!
では、皆さんまた次回お会いしましょう!
We Love Marines!

解説してほしい選手等いましたら記事の参考にさせていただきますのでコメントしてくれると嬉しいです!

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