[朗報]勝率84%、破竹の勢いの千葉ロッテ週間MVPは誰?ロッテ成績紹介
4/18~4/23 5勝1敗、勝率84%という破竹の勢いで勝ち進んだ千葉ロッテマリーンズ。皆さんもどの選手が活躍したのか、どのくらい調子が良かったのか、気になるのではないのでしょうか。そこで今回は4/18~4/23の6日間で活躍した選手、週間MVP含めた5名を紹介していきたいと思います。この記事はYouTubeでも紹介していますので、まだ見ていないという人は是非YouTubeのほうも見ていってください。→YouTube動画https://youtu.be/ok6H0oVjq80
1 各種データの説明
今回は各ポジションのMVPを決めるために以下17点のデータを収集、比較しました。(今回の記事で出てこないデータもあります)
野手
打率
本塁打
打点
OPS
ISO
空振り率
三振率
スイング率
次打率
投手
防御率
被打率
WHIP
K%
フライアウト率
スイング率
ファウル率
投球割合
すべてを説明してしまうとあまりにも長くなりすぎてしまいますので、今回は、まだ紹介していないデータ5つについて説明していきたいと思います。今回紹介していないデータに関しては、別の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください!
・打率
・本塁打
・打点
・防御率
・被打率
打率とは?
打率とは簡単に言うと安打を打つことができる確率のことで、安打数/打数で求めることができます。一般的に0.300以上であるとトップクラスであるとされます。(NPB史上最高打率は阪神のバース選手が1986年に記録した0.389です)
本塁打とは?
打球が一度も地面につかずに外野スタンドに入ることです。ホームランとも言います。本塁打を打つと残塁しているランナーの数+1点入ります。一般的に1シーズンで30本以上打つと1流のホームランバッターであるといえます。(NPB史上シーズン最多本塁打記録はヤクルトのバレンティン選手が2013年に記録した60本です)
打点とは?
打者が打ったことに対してホームに帰ってきたランナーの数のことです。基本的に打ったことでランナーがホームに帰れば打点になりますが、エラーや併殺等の場合打点は入りません。一般的に90打点以上だと一流であるといえます。(NPB史上シーズン最高打点は松竹(1953年に大洋ホエールズと合併し、現在は横浜DeNAベイスターズとなっています)の小鶴誠選手が1950年に記録した161打点です)
防御率とは?
投手が9イニング投げたとしたら何点に抑えられるかを示す指標のことです。自責点×9/投球回数(イニング数)で求められます。一般的に先発投手は2.00以下、中継ぎ投手なら1.00以下であると化物であるといえます。
被打率とは?
投手が安打を打たれる確率のことです。打たれた安打数/打数で求めることができます。被打率が低いほど安打を打たれない優秀な投手であるといえます。
2 週間MVP 野手編
第3位 友杉篤輝 選手
第3位は三塁手の友杉篤輝選手です!
友杉選手は、この6試合で14打席12打数、打率0.417出塁率0.462長打率0.417四球率7.1%三振率14.3%と打撃面で活躍しました。友杉選手はボールゾーンのスイング率が31.1%と良い成績ではないのに関わらず、空振り率が3.4%、打率0.417となっており打撃面で結果を残しています。このことから、友杉選手は角中選手のようにボールゾーンをスイングしてもバットに当てることができる選手であるといえます。また、友杉選手はプロ1年目であるにも関わらず対ストレート打率が0.429と、とても高いです。友杉選手に対するストレートの投球割合は59%(35球)となっているためストレートを苦にしないというのは素晴らしいことです。このことから第3位は友杉篤輝選手となりました!
第2位 井上晴哉 選手
第2位は井上晴哉選手です!
井上選手はこの6試合16打席12打数で打率.417、1本塁打、2打点、OPS.1.313、ISO.0.333と絶好調でした。井上選手は投球割合が高い、ストレート(49%)とスライダー(24%)のの打率が非常に高く、ストレートに対しては打率.500、スライダーに対して打率1.00を記録しています。ストレートとスライダーの2つは多くの投手が投げる球種であるため、この2つに対して打率が高いことは非常に素晴らしいです。このことから第2位は井上晴哉選手となりました!
第1位 平沢大河 選手
平沢選手は前回の記事で不名誉な週間逆MVPを獲得してしまいましたが、この6試合では23打席21打数で打率.286、0本塁打、3打点、OPS.634、ISO.0と絶好調でした。平沢選手は打数が多い関係で、打率自体が上記の2名より低くなっていますが、安打数自体はチーム最多の6安打を記録しています。また、フライアウト率が50%となっており、アウトになった際も打球が上がっていることから調子が上がってきていることがわかります。このように平沢選手の打撃好調の要因として考えられるデータをいくつか挙げられるのですが、私が一番打撃に影響を与えたと考えるデータは打率やフライアウト率、OPSではなくコース別のスイング率です。なぜなら、前回に比べ大きく変化した成績がスイング率だからです。平沢選手はボールゾーンスイング率が10%ととても低いです。前回の記事でもボールゾーンスイング率が12.8%と低い数値でしたが、この6試合ではよりよくなっています。このことから非常に選球眼が良いことがわかります。しかし、以前まではボールゾーンスイング率と共にストライクゾーンスイング率も低かったため打率が0でした。しかし、この6試合ではストライクゾーンスイング率が前回の48.1%から20%ほど上がった69.1%となり、打率.286と結果が出ています。このことから、ストライクゾーンのボールをしっかりとスイングしボールゾーンはスイングしないということができるようになったことがわかり、それが打撃好調なのではないかと考えられます。そのため、平沢選手の打撃が良くなった要因はスイング率ではないかと考えられます。このことから今回の野手週間MVPは平沢大河選手となりました!
3 週間MVP 中継ぎ編
沢村拓一 選手
今回の中継ぎ週間MVPは沢村拓一選手です。
澤村選手はこの6試合で3登板し防御率0、被安打2、2奪三振、WHIP1.67でした。澤村選手はストライクゾーンスイング率が73.9%、ボールゾーンスイング率が13.8%とボールを見極められているのに関わらず、被打率が.182となっておりストライクゾーンでも抑えることができる非常に力強い球を投げていることがわかります。そのため、澤村選手は与四球が多く、ランナーをためることが多かったですが、ホームを踏ませることは一度もありませんでした。また、澤村選手は右打者に対して特に強く、対右打者打率は.143と非常に抑えていました。このことから今回の中継ぎ週間MVPは沢村拓一選手となりました!
4 週間MVP 先発編
佐々木朗希 選手
先発週間MVPはまたしても令和の怪物こと佐々木朗希選手です!
佐々木朗希選手は4/21のソフトバンク戦で登板し、防御率0、被安打3、8奪三振、WHIP0.571と、またしても圧倒的な投球を披露しました。奪三振力も、奪三振率が10.29、K%が33.3%とどちらも昨季パリーグ平均の1.5倍近い数値になっており、手が付けられない状態でした。ここまでで、佐々木朗希選手が凄いことは十分にわかると思いますが、よりすごいのは上記の数字ではなく、相手打者のスイング率です。4/21のソフトバンク戦でのコース別スイング率はストライクゾーンスイング率62%に対しボールゾーンスイング率は驚異の97.3%でした。相手打者は今季優勝候補筆頭のソフトバンク打線であるのに関わらず、相手打者のスイング率がストライクゾーンよりもボールゾーンのほうが高いのは異常です。また、ファウル率が9.1%であるのに対し空振り率が21.6%となっており、空振りを取る割合がファウルの2倍以上あるという意味の分からない状態になっています。中継ぎ投手なら調子がいい時一時的にこのような投球をすることはできますが、先発投手で3試合連続でこのような投球をするのは、まさに怪物であるといえるでしょう。
5 まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は6戦で5勝していたので活躍した選手が多く先発以外のMVPを決めるのに苦労しました。先発に関しては佐々木朗希選手が圧倒的だったので簡単に決まりました(笑)この調子をシーズン通して維持し、優勝してほしいですね。では、皆さんまた次回お会いしましょう!We Love Marines!
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