効率とか非効率とかのお話
今の時代、効率化と掲げて反対されることってそんなにない気がする。例えば、効率化でサービスが低下するならそりゃ反対する人も出てくる。
会社的には事業運営も厳しいので、効率化は願ってもないことでもあるように思う。効率化施策の青写真においては、どうしても人の感情も1つの影響因子になるにも関わらず、そこは割りと無視されて、やれるでしょ?となるケースもあるように感じている。
効率化ってある意味、ゴールがない感じもしていて、自己強化ループに陥ってしまい、延々と効率化を目指していき、息切れしたり、大きな反乱が起きたりもするのかもしれないなあと思ったりもする。行きすぎると暴動になるというか。さすがに今の時代にはなさそうだけども。
まあ、そりゃ苦しい経営状況を考えれば効率化は当然。仮に苦しくなかったとしても、利益を生み出していくためには効率化も当然のこと。
利益云々に限らず、働き方改革とかの文脈で無駄な仕事を減らすという意味でもは、社内における仕事の効率化というのは至上命題ではあると思う。はんこ問題とかもそうだと思うし、いきなりメールが送られてきて不快に思った人が「俺は事前に聞いていないから認めない」という人が表れたりすることとか、無駄に仕事を増やすのはナンセンス。
無駄な仕事で失うのは時間だけじゃなく、モチベーションもそう。時間もそうだが、実はそれよりも、結構モチベーションダウンへの影響は大きいなと思っている。そういう意味では、果たしてこの仕事は誰の何に役立つこと?本当に必要なこと?と問うことはとても大事だなと思うわけです。
一方で、効率化によって失われるサービス品質というのもありそうだなあとも思う。そうならないように努力をしていくのも必要だが、お客様にご理解いただくもいうことも必要なこと。お客様は決して神様ではないと思っているので。効率化を進める上では創意工夫って本当に必要だなあと改めて思ったりする今日この頃。
しかし、これからの時代、集中から分散へ進んでいく流れが生まれてきている。必ずしも、都市部で便利なところよりも、どこか心の充実感を満たせる自然に囲まれた地方がいいかなと移住する人も増えたり。多拠点生活をしている人もいたり。ある意味でこういう流れは効率を追い求めたものではないわけです。
生活の便利さから、心の豊かさへの移行。
これは効率だけでなく非効率も大切だということでもあるように感じている。つまるところ、どちらも大切だなあと。両方とも繋がっていると言えば繋がっているようにも思えたり。
なんだかんだ、書き綴っていて思うのは、効率とか非効率とかそうやって形容するのってなんかあんまり好きじゃないなってこと笑
人って生き物は効率とは相性が悪い気がする。人の基本スペックに効率を追い求めるというものはそんなにない気もする。そんなことを思っていた12月の最初。