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【最高を超える山田錦PJ 2021 】決審にてグランプリ・準グランプリを決定!

12月下旬、「最高を超える山田錦プロジェクト2021」決審が行われました。
予審の上位14点の山田錦を、今回はさらに細かく見ていくことになります。
まだ読まれていない方は下記、予審会の様子 からご覧ください。

                          文責:広報 千原

まずは、届いた山田錦の審査サンプルを採取します。
米袋の多方面にとがった器具を突き刺し、偏りが出ないよういくつもの場所から米を取ります。米袋に記載された産地が審査に影響を与えないように、審査員とは別のスタッフが行います。

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基本的な米の審査項目は【粒揃い・粒張り・光沢・被害粒・着色・心白(大きく丸く中心に入っている)】ですが、今回はおいしい獺祭を造ることができる米の審査です。
決審に残った14点は、どれも高品質で、粒揃いから着色までの項目は申し分ないもの。
そこで、今回は特に「心白が中心に小さく入っているか」「精米がしやすいか」が審査対象となりました。

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米の等級検査と同じように、審査は午前と午後で2回、屋外で行います。時間や並べられた場所により明るさや光の加減が変わるため、やはり少し結果が変わってくるのも興味深いです。

そして酒蔵の使命は、いいものを造るだけでなく、世界にその価値を表現していくこと
今回の審査には、コンラッド東京 エグゼクティブソムリエの森覚様も見学にお越しになりました。
旭酒造の酒蔵もすでにご覧頂いており、他社さんの蔵もいくつかご覧になられたことのある森ソムリエ。酒蔵と酒米について話すことは意外と少ないそうで、お酒造りのために米の品質を上げてもらう工夫をするという旭酒造の本気、そして我こそはと名乗りを上げてくださる農家さんの本気を感じていただきました。
(ちなみに森ソムリエもご自身で米の採点をされたのですが、審査結果の1位、2位と同じ結果に・・・・さすが素晴らしい観察眼です)

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上述したように、今年度から審査基準に「獺祭を造る上で一番いい米を選ぶ」ということが加わりました。
審査員の皆さんもこのような審査は初めてだそう。見方によって少しずつ評価も割れる結果となり、議論も白熱しました。
上位数点を改めて見比べて審査・話し合いを設け、納得のグランプリ・準グランプリを決定しました。

穀物検査ではなく、あくまで「最高を超える山田錦プロジェクト2021」の審査だからこその結果でした。
審査員からは
「高精米にどれだけ耐えられるか、耐えられる比率を念頭に置いて審査した」「心白が小ぶりであること、中央に入っているものを選んだ」とのコメントがありました。

グランプリ・準グランプリの発表会は来年1月15日に行われます。
コンテストを通して順位を決めることになりましたが、どの山田錦も素晴らしいものでした。挑戦してくださる生産者の皆様に、深く感謝しております。


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