4 Laps to go
市選手権…5000m:16'18"44 PB
10/9(日)市選。
前週では3000mscを2本。どちらも10'12"で凡退。
いまいち調子が乗らないと感じていた。夏の練習もあり、距離と量は一定程度確保できていたし、1000mも2'43"のスピードを出すことはできた。
ただ、自分の課題である、2000〜3000m以降の後半が全く解決されずにレースに出てしまった。ハードリングの技術も埃をかぶって錆びていた。歩数も合わなければ、水濠の蹴り出しも全く上手くなかった。
一点良かったところとしては、セカンドベストでありながら、ほとんど変わらないタイムを出せたということ。タイムに満足はいかないが、「地力」がついてきたのではないかと思えた。
5000m。予選は16'37"88でベスト記録。
プランでは、3'20"/kmで余裕を持って押していくつもりで、最後余力があれば上げることができればよかった。実際は、2000までで早く入りすぎてしまい、後半垂れる展開になった。もっとペーラン感覚で走れば良かったのに、着順を取らなければ、という無駄な焦燥感に駆られ、展開を広げすぎてすぎてしまった。ただ最後は巻き返せたが。
これは練習としては失敗。勝負と練習が中途半端になってしまった。
翌日、決勝。 16'18"44でさらにベスト更新。
この記録には、喜びが溢れた。ただ、冷静に練習の結果を思い出すと、驚きはなかった。ただ淡々と粛々と「練習」の結果として出たタイムだと感じている。
展開としては、終始自分でペースを作った。スタートから周りに無駄についていかず、黙々と自分のペースを守る。3'15"/kmでフラットにするため、77"〜78"で回す。3200まではなんの問題もなかった。3600m(4 laps to go)で、週回数を気にした途端身体が重くなった気がした。脚が回らなくなった。やはり、後半の粘りというか余裕を作ることはまだ出来ていないと実感する場面だった。そこからなんとか耐え、80"〜81"。前の集団は、10秒差ほど。差はすぐには詰まらなかった。2000からずっと見えていただけに、縮まらない差に少し不安だった。正直切り替えられたのは、最後の1週だけ。終わり方的にはよくある5000mのレースといったところ。74"で切り上げられた。
2週間4レースで得たもの。
高校時代には、800の予選決勝、1500の予選決勝とマイル。2日で5レースに出たこともあった。ただ、今回の3000msc、5000mは疲れ方の度合いがまるっきり変わって感じられた(ただ単に回復力が衰えただけかもしれないが)。長い距離のレースは、ただでさえ経験が少ない上に、走るだけで強度の高い練習と同等かそれ以上のトレーニング効果を得られる。それは800/1500も変わらないのだが、やはりエネルギーや身体の使い方が異なると、疲れ方やその部分も異なるのかもしれない。とにかく、一つに「とても良い練習」であったこと、二つに「2日連続のレースの重み」を知れたこと。加えて、三つに「今のウィークポイントと16'切りに向けてのやるべきこと」が明確になったという点で、この4レースには大いに意味があった。
これからつくるもの。
今の自分に足りないものは、「スピード持久」・「5000mを走り切る体力」。
「スピード持久」は「5000mを3'10"/kmフラットで走り続けられる能力」を指す。「一定のペースを保つ力」。それを「スピード持久」と呼ぶこととする。
次に「5000mを走り切る体力」。これは少々複雑になる。もちろん5000mを完走しているのだから、その体力はあるには違いない。だが、ここで定義は、「5000mでのスピードの余裕度」を指すものとする。今回のレースをみれば3'15"/kmで走る余裕度はあった(あったか?)が、それが15'50"のペースになった時に余裕度があるかと言われれば、ないだろう。つまり、スピードを維持するかどうかではなく、スピードの余裕度がどれだけあるかということになる。これは、単に1000mを2'30"で走れたからといって、5000mの3'10"が楽になるとかそういう簡単なものではない。しかし、5000mは走る上でのベースのスピードを上げていかなければ15'台は見えてこない。
今後の目標
最後に今後の目標。
1500:4'15"(OTT)
3000:9'10"(12/4東海)
5000:15'50"(11/12・13日体)
1500はOTTなので、公認記録にはならないが、とりあえずの記録を取りに行く。
5000は、OTT後の国士舘で16'10"台をもう一度出して、しっかりと足固めをしてから日体に乗り込む。
3000は、現状ではクラ対駅伝メンバー入りできるかは不明瞭だが、メンバー入りできれば、調整のつもりで、できなければ、モチベーションアップのため、という位置づけでいる。
高校以来のベスト更新が立て続いている今シーズンは、とても貴重な経験になっている。締めくくりまでグリーンランプを点灯させたい。