潔癖症は看護師に向いてないのかな?と思ってたけどオーストラリアに移住したら…
こんにちは。元潔癖症看護師のヤマタです。
日本で看護師になる前はボクも潔癖症ではなかったんですが、病院の徹底した感染予防教育や病院で扱う色んなものによって潔癖症になりました。
どのくらい潔癖だったかと言うと病院の敷地内に触れたものは玄関(靴を置く方)に置いて絶対にそれ以上部屋に近づけたくない。服も玄関で脱いで風呂に直行。その後、玄関を清掃していたぐらいです。
自分でもけっこう潔癖症をこじらせてると思っていましたが、オーストラリアに留学し、いろんな経験をすることで感じ方が変わってきたのでお伝えしたいと思います。
海外は汚い
かなり語弊のある書き方ですがボクは留学当初このように感じていました。
空港で地べたに座ってる人
靴のまま電車の椅子に座ってる人
裸足で外をウロウロしている人
こういう人たちを見たときに「ひぃぃ〜海外の洗礼だ」と思って震えあがりました。家の中で靴を履くというのは知っていましたが、裸足で外を歩く。逆じゃね?
雨の日は道がビショビショ(さすがに靴履くでしょ?)。そして公衆トイレなんかもペタペタ歩く。そのままベッドに入る。こんなん地獄絵図だわ。
オーストラリアでは朝にシャワーをする人が多いようなので「日中出歩いた足でベッドインか…」なんて想像してしまします。
だから人の家に行って靴なんか絶対に脱げなかったし(オーストラリア人でもときどき家の中で靴を脱ぐ人がいる)、そこら中汚いと思っていました。
イケメンと潔癖なボクの秘密
あるとき空港でTHE外人の男性とトイレに同時に入りました。外人のカッコいい人って本当にカッコイイですよね。スラリと長い手足で、ピシッと着こなすスーツ、逆三角形のシルエットは誰もが振り返るイケメン。
鏡の前でササっとウェーブの金髪をかき上げる。
「ウワッ。汚ったな。」ボクは知ってるんです。このイケメンがトイレした後に、手を洗っていなかったことを。
外で待ってた美人の彼女の肩を掴んでるけど教えてあげたい。「その手、ウンコしたあと洗ってないよ。」と。2人が幸せならいいんですけどね。
潔癖症看護師VS異文化交流
オーストラリアのトイレにはこんな写真が貼ってあったりします。
たぶんこの様に座る国から来た人もいるんでしょう。そういう風習があることは別にいいんです。ただボクはそれを受け入れない。
日本のように除菌シートも備え付けられてないので、靴ー尻のダイレクトコンタクトは避けたいところ。しかたなく中腰です。だから今後「公衆トイレで座る」ことはしないと心に誓いました。
文句ばかり言うのも気が引けるので付け足しておきます。
オーストラリアの公衆トイレは想像してたよりキレイなところがたくさんあります。田舎でも定期的に掃除されていて、日本の汚い公衆トイレのようなものはあまり見かけません。
たまに「どこに肛門付いてるの?」言葉は違っても体の構造は同じだと思ってた。なんてエピソードもありますが思った以上にキレイです。
潔癖症は海外で不利
「日本はキレイな国」なんてよく言われますが事実です。
オーストラリアと比べて道ばたのゴミの量も少ないですし「清潔」の考え方がまるで違います。
素手でパイを食べて、指についたケチャップを舐めて、ぺぺっとTシャツで拭きとる。
…
上でも書いたように本人が気にしないならいいですけどね。こうなると、気にしたほうが負けなんです。
いちいちストレスを感じてたら生きていけのでボクの潔癖症は落ち着きを取り戻しています。日本にいた頃よりだいぶマシになったと思っています。ショック療法のようなものでしょうか。
これから海外に行こうと考えている、あなた、どんな変化が待っているか待っているかわかりませんが海外生活とともにあなた自身の変化も楽しめるといいですね。