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海外移住は甘くない!留学して絶望した5つのエピソード

海外移住って楽しそう!だと思ってました。

でも移住後の現実は決して甘くないこともありまして…出てくる出てくる色んな問題。

  • 言葉の違い

  • ビザの問題

  • 予期せぬ出費

ボクはあんまり下調べをせずにオーストラリアに移住したのでかなりメンタルを削られました。

この記事では、移海外住を甘く見ていたボクが感じた現実の厳しさを、実体験をもとに分かりやすく紹介します。

移住後に安心して新しい生活をスタートするための準備も一緒に解説します。しっかり準備して楽しい海外生活を送ってくださいね。

海外移住が甘くないと感じた5つの理由

海外移住って聞くと、なんだか楽しそうで新しい冒険に感じるかもしれませんが、実際には「甘くない」現実が待ってることも多いんです。

ボクの経験を元に移住して「これはキツイ!」と感じたエピソードを紹介します。

言葉の違いで胃に穴が開く

海外に移住すると、まず直面するのが「言葉の壁」。これはほとんどの人が想像できると思います。

英語がある程度できるつもりでも、いざ現地で生活してみると会話のスピードやスラングについていけなくて頭がオーバーヒートします。

例えば銀行で口座を開設しようとしたとき、説明が早すぎてほとんど理解できなかったり。

日常会話さえままならないのに、お金に関する言葉なんて知らない。という状態。

胃がキリキリする思いでした。結局、何度も「もう一度ゆっくり言ってください」って頼んで、なんとか手続きを終えたけどワキ汗ダラダラのトラウマ体験でした。

日常の買い物でも、ちょっとした質問ができなかったりすると、自分が無力に感じる瞬間がたくさんありました。

何をするにしても英語を理解できないという思いが…

言語の壁、これが一番のストレスでしたね。

現地就職のハードさ

「海外で働ける!」って思っても仕事を探すのは想像以上に大変です。

まず、ビザの問題があって働ける時間が制限されたり、そもそも就職するためのビザを取るのが難しいんです。

ボクは留学生だったので週20時間ほどしか働けなくて、それで生活費をカバーするのは正直きつかったです。

さらに現地の企業が求めるスキルや経験って日本と全然違うことが多いことも。

日本では当たり前に使えるスキルでも、海外では全く評価されなかったりすることがあるんです。

だから、仕事探しは事前にかなりの準備が必要だと思いました。現地の労働市場や文化を理解するのもカギですね。

ビザ取得への険しい道のり

ビザの取得も移住の大きな壁のひとつです。

例えばオーストラリアに永住するためには、学生期間を経て、ビザを出してくれる仕事に就いて、という長いプロセスが必要でした。

永住権を取得しようとしたときも、何年もかけて書類を揃えたりエージェントと何度も連絡をとったりと本当に大変で。

しかも一度手続きをミスすると数か月待たされることもあります。

申請にかかる費用も馬鹿にならないので計画的に準備することが大切です。

ビザ取得はプロのエージェントに相談して進めるのが1番安心ですね。

孤独感やホームシックによる焦燥感

海外に住むと最初の数か月は楽しく感じるんだけど、ある日突然ホームシックが襲ってくるんです。

ボクも最初は現地の生活が新鮮で楽しかったのに、ある日、日本の友達や家族が恋しくなってしまって。

「英語も上達しないし、知り合いもいないし。面白いことないなぁ」と常に感じていました。

日本語が通じない環境での孤独感って想像していた以上に重たいものがあります。

特に現地でなかなか友達ができないと苦しいかもしれません。

現地の日本人コミュニティに参加したり、Skypeで家族と定期的に話すことで、なんとかこの孤独感を乗り越えましたが、それでもホームシックはなかなか消えませんでした。

ホームステイ中に部屋にこもるとヤバいの?逆に何でみんな大丈夫なの?

健康管理と医療制度の現実的な話

健康に関する問題も海外生活では避けられないテーマです。

日本では医療制度が整っていてすぐに病院に行けるけど、海外では医療費が高くてびっくりすることも多いです。

特にワーホリの人なんかは保険に入ってない人も多くて、例えば救急車を利用した場合20万円以上かかったなんて話も聞きます。

さらにオーストラリアではどこも大きな病院はパンパンで、現地の人でさえ医師の診察に緊急時以外は長い列を作ることもよくあります。

これからくる人は、移住先の医療保険制度をしっかり理解して、医療保険に加入することを強くおすすめします。

海外移住で感じた3つのメリット

そんな海外移住も、もちろん悪い体験ばかりじゃないですよ。

ボクは色んな人に「海外移住に挑戦してほしい」と思ってるので、良かったことについても触れておきます。

日本の良さを再発見できた

海外に住んで初めて日本の素晴らしさに気づきました。

オーストラリアでまず驚いたのは日本の公共交通機関の正確さ。

電車が時間通りに来るなんて、オーストラリアではほとんどないことなんです。

飲食店での接客も日本のサービスがいかに丁寧かを再認識しました。逆に申し訳ないぐらい。

日本の「どこで食べても美味しい」という安定感が恋しくなることが多々ありましたね。

メルボルンにも仕事帰りにフラっと立ち寄れるコンビニと、自転車でいける銭湯があれば最高なんですが。

移住することで初めて日本の強みを再発見しました。

生活の質があきらかに向上した

移住で感じた最大のメリットは、生活の質が向上することです。

仕事するために生きていた日本での生活とは一変して、仕事が人生の一部になったこと。

「こういう生き方でもいいんだ」と感じれたからこそ、今でもオーストラリアにいるんだと思います。

そして気候の良さ(とくに夏の湿気がない)、自然の豊かさも段違いで、青空の下で過ごす時間が増えて、ストレスが減り心身ともに健康になりました。

違いを楽しむ余裕ができた

移住当初は文化や生活習慣の違いに戸惑うことが多いですが、時間が経つにつれて、それらを受け入れる余裕が生まれてきます。

「意見も、人生観もぜんぜん違う人ばっかりだけど、こんなもんか」という感じで、良くも悪くも他人への干渉が減ったし、干渉されることが減りました。

現地の人々のライフスタイルにも刺激を受けて、彼らリラックスした生き方や時間を大切にする姿勢から学ぶことが多かったです。

異文化の違いを楽しむ余裕ができ、より柔軟な考え方を持てるようになりました。

移住で後悔しないための準備

海外移住に成功するためには、準備が全てと言っても過言ではありません。

ボクみたいに甘い考えで移住すると、きっと現実に驚くことになると思います。

ここでは移住で後悔しないために重要な準備について紹介します。

1に英語、2に英語、3に英語

移住先で1番必要なのはやはり英語力です。

英語ができればすべて丸く収まる。

  • 仕事も探しやすくなるし

  • 何のためらいもなく電話でピザを注文できるし

  • 今乗ってる電車が目的地を通り過ぎた理由も聞くことができる

生活の多くのシーンでストレスが減ります。これは間違いありません。

もしボクが過去に戻って勉強し直すなら、できるだけ早くの段階でネイティブと英語を話します。

そこで失敗して、恥ずかしい思いをして、単語帳には載ってない単語を学ぶことで実践経験を積む。

人間ってネガティブな経験ほど強く記憶に残りますからね。これを利用しましょ。

正直なところ、ネイティブからしてみればオーストラリアに山ほどいるアジア人の1人が文法を間違ってても、発音を間違ってても気にしません。

だから間違いから学ぶのが1番記憶に残って、手っ取り早いです。

貯金が心の余裕を生む

移住には想像以上にお金がかかります。

  • ビザの申請料

  • 引越し費用

  • 移住後の生活費

ボクがオーストラリアに移住したとき、想定外(想定が甘かった)の出費が次々と発生して、計画していた予算を大幅に超えていました。

やっぱり、お金の不安はツラいです。来月払わなければいけない学費を稼ぐのは心が擦り切れる。

「外食したいな」と思っても常に学費のことが頭から離れない生活はお金に対する価値観まで変えてしまいました。

そんなとき、十分な貯金があれば、少なくとも金銭的な不安からは解放されるはず。

資金を準備するためのポイントは、移住前に少なくとも6か月分の生活費を確保することです。

現地での学費、物価や住居費を事前にリサーチして、しっかりとした資金計画を立てましょう。

資金の余裕が、現地での生活をよりスムーズにしてくれます。

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ビザのために仕事を選ぶのはアリ?

海外移住を本気で考えるなら、まず最初に意識するべきはビザの問題です。

永住するなら絶対。

多くの人が「好きな仕事に就きたい」「自分の夢を叶えたい」と思って移住を考えますが、現実は甘くありません。

移住先での仕事探しは、現地の法律やビザの取得条件によって大きく制約されます。

さらに現地に既にいる多くのライバルと競うことになりますが、彼らは文字通り、家族を支えたり、生計を立てるために命がけで移住してきている人たちです。

ちなみにオーストラリアにはたくさんのインド人がいますが英語はペラペラ。中国人も大勢いますが、コミュニティが大きくてメンタルも強いので日本人はどうしても押され気味。

ガチで海外で永住したいならビザを取れる仕事に就くのが大切です。現実的に夢や理想だけで職業を選ぶのは危険かと。

例えば看護師やIT技術者など需要のある分野は永住権を取れる進む可能性が高まります。

「どんな仕事でも選ぶ」という覚悟を持ちながら、長期的に、安定した作戦を練ることが海外移住を成功させるポイントかなと考えています。

海外移住は甘くない:まとめ

海外移住成功の最大のポイントはいかに現実的な準備を進めるかという結論になると思います。

特に英語力は移住後の生活をスムーズに進めるために高い方がいいです。

資金面でも十分な貯金を持っていることで精神的な安定を得られます。

現地での仕事選びも重要な要素で、ビザの取得が容易な職業を選ぶことが永住したい人には必須です。

甘かったボクがオーストラリアに移住後に経験したことから、あなたのココロに火がつけば嬉しいです。


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ヤマタ/オーストラリアで看護師
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