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留学して1年経っても英語が話せない情けない理由
メルボルンに来て1年が経ったころ突然気づきました「全然英語話せてる実感がない…。」
「えっ、それってどういうこと?」って思いますよね。
実はこれってけっこうよくある話なんです。
ボクの1年間の留学生活を振り返りながら海外に住んでて手も英語が話せるようにならないワケを探っていきたいと思います。
「留学=英語ペラペラ」は実はとんでもない誤解かもしれません。
快適すぎる日本人コミュニティの罠
メルボルンに来る前、留学エージェントが主催する渡航前オリエンテーションに参加しました。
そこで知り合った同じ時期にメルボルンへ行く仲間たちとFacebookグループを作ったんです。
これが、思わぬ落とし穴になりました。
毎週末そのグループで「フェデレーション・スクエアでブランチしない?」「クイーンビクトリアマーケット行こうよ!」って誘い合って。
みんなで集まるのは楽しいし、心強い。
でも気づけば、毎日のようにその仲間たちと買い物したりおしゃべりしたり。
まるで日本での休日のような時間を過ごしていました。
オーストラリアに来てるのに、1日中日本語を話してる。
快適すぎて、この環境から抜け出せない自分がいました...。
日本食レストランのバイトは罠だった
留学開始から3ヵ月ぐらいしてから日本食レストランでバイトを始めました。
でも、これが二つ目の落とし穴。
キッチンスタッフは日本人。
ウェイターの半分も日本人留学生。
「すみません」「ありがとうございます」が飛び交う、ミニ日本のような職場でした。
たまに来る英語オーダーも、「Chicken Katsu」「Ramen」といった単語だけで十分通じてしまう。
これじゃあ、英語力アップは望めません。
職場の文化も日本っぽくって働いているときでさえ海外にいる気持ちにはなりませんでした。
転機は突然、夜にやってきた
変化が訪れたのは、シェアハウスの隣人が開いたホームパーティーがきっかけ。
その日は珍しく、日本人が一人もいない環境でした。
緊張しながらも、お酒の力を借りて会話に参加してみたんです。
何度も「Your English is not bad!」と言われました。
でも、その瞬間に気づいたんです。
これって、ボクが日本で外国人に「日本語上手いですね!」って言うのと同じだって。
まだまだ全然ダメなんです。
むしろ、そう言われる時点で、会話が深まってないってこと。
その日、自宅に帰ってから「お世辞で褒められるレベルから、しょうもない話をちゃちゃっとできるレベルになるんだ」と決めました。
マンツーマンの語学交換を始めてみた
「このままじゃダメだ」と思って、Facebookの日本語を教える代わりに英語を教えてもらう語学交換というグループを見つけて初めて見ることに。
それなら、お互いに学び合えるはず。ま、変な人も多いから気を付けてください。
最初に返信をくれたのは、アメリカでで日本語を専攻しているシェーンでした。
彼は日本のアニメが大好きで、特に「大阪弁の発音」について熱く語っていました。
ボクは彼の日本語の宿題を手伝い、その代わりに彼は根気強くボクの英語を直してくれる。
週に1回、スカイプで2時間、お互いの言語を教え合うようになりました。
完璧な英語じゃなくてもいい。伝えたいことがあるから、自然と言葉が出てくる。
気づけば、「これ英語で何て言うの?」って聞くのが怖くなくなっていました。
この1年は決して無駄じゃなかった。
むしろ自分に何が足りないのかを教えてくれた貴重な時間でした。長かったけど。
これからくる人は、日本人コミュニティの心地よさに甘えるんじゃなく、一歩ずつでも英語の世界に踏み出していって欲しいと思います。
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