デザイナーになって私に起きたことまとめ
お久しぶりのnote更新です!この2~3ヶ月ほどの間、トレーニングに励んでいたおかげで(前回参照)、プロジェクトを走らせながら個人制作等々でも並走できるようになってきたので、これまでに蓄積した一次創作のネタとか、学習ログをなるべく放流していこうと思っています。
誰が得するのか全くの謎なpixivファンボックスを設置しているので、もし物好きな方がおられましたら、虚無の荒野から少しずつ創作の芽が出てくる(かもしれない)過程をお楽しみいただければ幸いです。
ちなみにヘッダーの絵は、ファンボックスにも投稿していた一次創作の絵です。かわいいでしょ?( ◠‿◠ )
そういう宣伝は置いておくとして、今月から日本イラストレーション協会様にも加入させていただくことになり、昨年2019年にデザイン業に本格参入して以来、ぼちぼちと【構え】ができてきたように思います。…あくまで自分でそう思っているだけですが!笑
昨年、今年(まだ途中ですけど)と変化の早い中で過ごしておりましたが、ここで一旦「デザイナーになって起きた変化」をまとめるのも良いかな、と思いついたので、ざっくりと本稿に書き記しておきます。
1.デスクワーク生活で筋力が落ちる⇒トレーニングが必須
いきなりデメリットから入りました。ワーオ!!!!!
…まともな記事を期待されていた方、申し訳ございません。ただぶっちゃけ、これは私個人的には自他問わず結構重要な問題だと思っているので、もしデザイナーをこれから目指したいという方がおられたら、念の為そういう認識を持っておいてほしいです。
当たり前の話ではあるのですが、アサインするプロジェクトでディレクションをするにせよ、制作実務をするにせよ、現代のデザイナーの仕事の大多数はパソコンワークなので、必然的に机に張り付く時間が長くなります。なので、何も意識・工夫せずに生活していると、腕や脚、体幹の筋肉が驚くほど落ちてきます。
外回りの営業職など、日中出歩かないといけない業務が多い方からすれば、「ずっと屋内に居られるから楽じゃん!」と憤慨されることもあるかもしれません。そうなのです、最初のうちは楽なんです。
…ところが、人間の身体は良くも悪くも勝手に慣れに順応するようにできていますので、その身体面で楽な生活が続くようになると、どんどん身体機能は使わない方向に傾いていきます。筋力が落ちると呼吸が浅くなり、やがて慢性頭痛疼痛胃痛に悩まされるように………◆終◆
かなりネタっぽく書きましたが、実際のところ、このような身体不調で悩みながら実務をどうにかこなしている、というデザイナーの方はかなり多いです。実際、私もデザイン業転向の最初のうちは非常に快調でしたが、デスクワーク生活に慣れ始めた頃にブレがめちゃくちゃ出るようになり、これを治すのに一苦労でした。
平日中がこんな感じで、更に休日中に消耗した体力を回復させないといけないので、中々アクティブに動けない、という方も少なくないかもしれません…。
ただ、これはあくまで「何も意識・工夫せずに生活している人の話」であって、種々のトレーニング/ストレッチ/スポーツによるリハビリ技術を自分で持ち合わせている方は、必ずしもそうではありません。
むしろ、身体コンディションに気をつけている方ほど、勉強会や個人制作に積極的に参加されている印象です。おそらく、身体面のパフォーマンスの余裕からくるモチベーションやクリエイティビティがあるのでしょう。
24時間365日(は流石に言い過ぎですが)絵を描いたりコンテンツ・プロダクト制作に勤しんだり…というのは、デザイナー以外の職業分野におられる方からすれば夢みたいな話かもですが、実際のところ健康年齢的にはめちゃくちゃ相性の悪い生活を送りがちなので、この点については皆様も十二分に気をつけて頂きたいです。
2.審美眼が自然と育つ⇒絵が勝手にうまくなる
これは当たり前といえば当たり前の話なのですが、熟練のデザイナーの方々や超一級品の作品ばかりに囲まれた中で、制作をするようになると、自然と【良い作品を作るための勘や審美眼】が備わるようになります。
これは、やはりプロとして専門家集団の中に身を投じることの、最大のメリットだと思います。
自分よりも遥かに絵がうまい方の生のpsdファイルを見て「これはどうやって描いているんだろう?」と考えたり、逆に人から納品された絵に修正を入れる時に「どうしたらもっとブラッシュアップできるだろう…」と悩ませたりと、そういう反復が企業プロジェクトのデザイナーには無限に発生します。
こういった思考の反復を繰り返しながら、ユーザーインターフェースやイラストレーションといった多くの制作形式に触れていくと、自然と「あるイメージを出力するために必要な、最速かつ最適の解」が見えてくるようになります。これは、黙々と絵やデザインを制作する個人制作の範囲では、中々に得られない貴重な経験です。
きわめて単純明快であり、同時に難しい回答でもあるのですが、絵がうまくなりたい方でしたら、何らかのルートでイラストレーターやデザイナーとして法人プロジェクトにアサインしてみることを、強くオススメします。
一番最初が一番ハードルの高い関門ですが、実力やモチベーションを認められると、どんどん道が開けて楽しいですよ!
3.世の中の色んなモノに興味を持つようになる⇒日常生活がちょっと豊かになる
2.とも少し関連しますが、いろんな作品に実務の中で触れるようになると、世の中の製品やサービスが、どのようにデザイナー(あるいはエンジニア、あるいは職人さん)の手で作られているのか、情報として知り得る機会が多くなってきます。
「このグラフィック(視覚情報媒体)はどう作られたのか?」という、モノやサービスの裏側がわかってくると、何気なく通っていた街並みでも見方が少し変わってきます。
「このポスターはあのツールを使って作ったのかな」とか、「見覚えのあるフォントだな」とか、「このお店の色合いちょっといいな」とか…パッと身だと職業病っぽいですが(笑)、ただ買う・使う以外の視点が入った状態でモノ・サービスを見るようになると、たくさん想像の余地が出てくるのです。
「興味を持って見る」「想像できる」というのは、デザイナーとしての実務だけでなく、人生を豊かに過ごす上でも、ものすごく重要な技術です。大多数の人は見向きもせずに通り過ぎていく場所でも、ふと何かが目に留まって考える…という、【思考の寄り道】が増えれば増えるほど、インターネット検索だけでは知り得ない偶然の出会いや知識は増えていきますし、自分が想像しなかったところで、知識や人、モノの点と点が繋がったりします。
…こう書かれると、「なんかちょっと面白そうな生き方してるな」って思いませんか?
デザイナーの仕事の面白いところは、自分がふと興味を持って知り得たことが、自分の作品として昇華されて更に鑑賞者に影響を与える…という、感性を刺激するプロセスを作れることにある、と私は思っています。
クリエイティビティを発揮する仕事といえば、漫画家やイラストレーターがよく取り上げられますが、デザイナーにもまた面白い側面があるということを、ぜひ多くの方にも知ってもらえればな~と、若輩者なりに思います。
…以上!私個人的に、デザイナーになって起きた変化のざっくりまとめでした。
全く推敲もせずにここ1~1年半ほどで経験したことをズダダッと書いただけですが、なんかちょっとオモロイな、と思ってもらえるところが、一行一文字だけでもありましたら幸いです。
ではでは!
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