タイトルについて
タイトルは作品の看板なので、しっくりするものを掲げたい。しかし、作者の好みや感覚によるところが大きいので万全の方法はない。
どうタイトルをつけていくのがおすすめかを3パターンで紹介。
一.まんまやんけ発想法
「やまぐち駅前山田理髪店」
(やまぐち駅前で理髪店を営む山田さんのはなしだから)
「お菓子を作る5人の男」
(お菓子を作っている5人の男のはなしだから)
ひねりがない。しかし、わかりやすい。単純だからこそ飽きがこない。
気をつけるべきこと、「説明的になり過ぎない」「リズム感を重視」
二.象徴発想法
「白球の赤い縫い目」
(野球に関する小説)
「石に宿る」
(化石研究に関する小説)
中身を読めば「このタイトルはこういうことか」わかる。読んでも読んでもふんわりムードだけ伝えてくるタイトルは避けるべき。タイトルと中身がガッテンいってこそ象徴タイトルはいきる!
三. 逆説発想タイトル
「にごり」
(澄み切った、曇りなく晴れわたった話)
読み終わったあとに「なぜこんな澄み切った話しのタイトルが「にごり」なのだろう」などと思いをめぐらせてもらえるように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?