データの誤謬#14 『 出版バイアス 』
皆さん、気づいてますよね?
ネガティブな話の多くは、隠蔽されてしまうということを。
#14 出版バイアス
面白い研究結果が発表されやすくなり、現実の印象が歪められてしまうこと
統計的に有意な結果であれば、読んでいて面白い。
だから、出版(公表)される可能性が高くなります。
反対に、同様の研究が他にあったとしても,結論が出ないと出版は控え目。ネガティブな結果が出た研究も、同様です。
つまり、出版・公表されている時点で、
バイアスが働いてしまっているわけです。
よって、手の届きやすい見える研究結果だけを集めて、結論を作るのは危険ですよー!ということなんです。
現代では、ググった時点でバイアスかかってます。広告とか。
実際、世界規模で、出版バイアスの悪い影響が出ないようにする機関を作ったり、ルールを作ったりしているのですが、なかなか難しいのが現状です。
普段から、自分で、できるかぎり多くの根拠を、多方面から集めるよう工夫していきましょう。
会社においても、「失敗の報告」ってされにくいですよね。
「うまくいってたハズなのに突然ナゼ?」に遭遇したら、実は「良い報告」だけを集めていたということになります。
また、企業が発表する成功事例の裏には、わざわざ公表されない失敗事例が必ずあることも忘れてはなりません。
忙しい毎日、しかし、生産的であるとは限りません。
多くのチームでは、データのカオスに時間を奪われています。
「データの確認」に毎日、何回クリックしてますか?
「数字の読み合わせ」に時間を割くミーティングは効率的ですか?
「深刻なエラー」を見逃さない工夫がありますか?
Geckoboard(ゲッコーボード)で解決できるかもしれません。
あなたがこれから目にするものは、他に類を見ない、見る者の目を奪う「揺るぎないシンプルさ」を追求した、美しいダッシュボードです。
※当記事は、英ロンドンDatachoice Solutions Limited社とのライセンスに基づいて、転載・加筆しています。