ビジネスモデルキャンバスとリーンキャンバスで事業プランをまとめる【シート付き】
私はスタートアップ企業の代表として、プロダクトマネージャー(PdM)やプロダクトオーナー(PO)、ディレクター、マーケティングなどを担当しています。
これまで約20年間、インターネット業界に従事しています。キャリアのスタートがITサービスの法人向けセールスだったということから、インターネット関連の様々な新規事業に関わることが多くありました。
そして15年程前からは、PdM/PO、ディレクターとして新規事業の立ち上げを、上場企業や自身の会社、NPO、国家プロジェクトなどで担当するようになりました。
そんなことから、最近では新規サービスの立ち上げについての相談を受けることが多くなって来ました。今回は、私が相談を受ける際にも活用しているビジネスアイデアをまとめるフレームをご紹介させていただきたいと思います。
最初にどのようなフレームを使うか?は意外と大切です。立ち上げ時のリソースの状況や事業フェイズによっても異なります。まずはどれが自分の事業に合っているのかを見極めましょう。
脱・自己満企画書
新規のビジネスを考える際には、最初から数十ページにも及ぶ綺麗な企画書をまとめる必要はありません。そこに時間を使うならターゲットとなる顧客へのヒヤリングや市場調査などに十分な時間を使った方が良いでしょう。
企画書の量とビジネスの成功は比例するとは限りません。
そんな私も、数年前までは100ページにも及ぶような綺麗な企画書を作り、自分に酔いしれ、クライアントからの称賛の言葉に満足していた時期がありました。
しかし、いざプレゼンが終わりフィードバックされた部分を修正しようとすると、ひとつのことを修正する度に数箇所、数十箇所変更しなければならず、仕舞いにはどれがどう関連するのか?を把握することも困難になってしまいました。
そうなると、漏れが多く変化に対応しにくい企画となってしまうことになります。企画は多くのフィードバックを得ながらブラッシュアップしていくことで、顧客課題や市場ニーズにフィットさせていくものです。一番最初に作ったものが一番良いということはまずありません。綺麗な企画書と成功する企画とは別物なのです。
そのような経験を繰り返す中で、今では新規事業を考える際にはビジネスモデルキャンバスかリーンキャバス、いづれかのフレームを使用して全体像を端的に1枚でまとめるようにしています。
ビジネスモデルキャンバスは『顧客』へ提供する価値という視点が中心となっています。リーンスタートアップの場合は『課題』から始まり、独自の価値を創造することが中心になっているのが特徴です。
ビジネスモデルキャンバスとリーンキャンバス
今回は、そんな二つのフレームをご紹介します。
リーンキャバスは、元々はビジネスモデルキャンバスを応用したもので、仮説と検証を繰り返し、顧客や市場のニーズを把握しながら改善してゆくリーンスタートアップの手法に合わせてカスタマイズされたものです。
ですので、リーンキャンバスの場合には、仮説・検証のサイクルに合わせて確認と見直しをする必要があります。
一方のビジネスモデルキャンバスは、ビジネスを作る際に必要な9つの要素を1枚のシートに分かりやすくまとめたものです。これを俯瞰してみることで各要素の関連性を確認しながら調整する際に役立ちます。
どちらも1枚シートに9つの要素を書き込むものであり、一目で全体を捉えることができるので、考えながらその場で、変更・修正・移動などがしやすいという特徴があります。
また、1枚で端的にまとめることで、他者からのフィードバックを得やすくなるというメリットもあります。わざわざ時間をとっていただき膨大な企画を見てもらうのも非効率ですよね。
ビジネスモデル&リーン、2つのキャンバスを使い分ける
今回はこの2つのスプレッドシートをシェアしますのでビジネス検討に際には、ご活用頂ければと思います。
・ビジネスモデルキャンバス
プロダクトやサービスの形が見えており、ある程度ビジネススキームやリソースがある状態の場合にはビジネスモデルキャンバスを使うと良いでしょう。
記入項目としては以下です。
・顧客セグメント
・顧客との関係
・チャネル
・提供価値
・キーアクティビティ
・キーリソース
・キーパートナー
・コスト構造
・収益の流れ
・リーンキャンバス
プロダクトやサービスがまだ完成しておらず、これから新しいビジネスアイデアを検証して、スタートアップするようなケースでは、リーンキャンバスを使うと良いでしょう。
記入項目としては以下です。
・ 課題
・顧客セグメント
・独自の提供価値
・ソリューション
・チャネル
・収益の流れ
・コスト構造
・主要指標
・圧倒的な優位性
企画で大切となるのは、自分だけで完結して自己満足で終わらせないことです。1枚のシートをさっと出して、さっとフィードバックももらい、ささーっと変更して、いち早くMVPを構築し検証する。そんな流れを作れると良いですね。
最後に、私事ですがココナラで新規ビジネスのご相談や壁打ち相手となる商品を出していますのでビジネスご検討の際にはぜひご相談ください。