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これで差がつく!子どもの視力検査|経験から得た臨床の知恵


小児眼科勤務歴17年の視能訓練士ヤスです。
Instagramで子供の目に関する情報を発信しています。
noteには、もう少し踏み込んだ専門的知識や自身の眼科臨床経験を『臨床まとめノート』として記していきたいと思います。【医師監修あり】

今回は視能訓練士の中でも苦手意識の強い『子どもの視力検査』についてまとめました。

大人と違って子どもの視力検査は一筋縄にはいきませんよね。

集中力が短い…
注意散漫…
視力が安定しない…
検査結果に自信が持てない…

自分も働き始めの頃はそうでした。

でも、避けては通れない視能訓練士の重要な仕事の1つです。

『どうすれば子どもの視力検査が得意になるのか』  
『子どもの場合、どのようにレンズ交換を行えば良いのか』

視能訓練士であれば誰もが1度は悩むことでしょう。

今回はそんな課題を最短で克服するための方法を『経験から学ぶ臨床の知恵』と題して、自分の臨床経験をこの記事につめこみまし
た!!

クリニックでも即実践できる内容となっています!
視能訓練士10年目への近道😆👍笑

事前にInstagramで『子どもの視力検査の中でも特に知りたいこと』のアンケートを取り、多かった意見を以下に示します。

・実際の雲霧法のやり方が知りたい。
・子どもの注意を引くための声掛けの方法は?
・迅速かつ効率よく検査を行う方法が知りたい。
・集中力が限られる4歳以下の初診時のファーストチョイスは?
・レンズ交換は±0.25Dステップや±0.50Dステップなどどのくらいずつ調整するのか知りたい。
・発達障害の子への検査のコツが知りたい。
・子どもの視力が不安定で再現性がなくります。どの値で確定すれば良い?
・心因性視力障害の視力検査のコツが知りたい。
・クリニックでどこまで治療をして、どの段階で紹介するのか。等

これらの意見に対する回答も記事に盛り込み、かなりのボリュームに仕上がりました。

ぜひ明日からの臨床に即役立てていただければ嬉しく思います。


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