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全力応援!?

先日のTwitterの「スペース」での交流にて質問を受けた。

「だるまさんは『子どものやりたいを全力応援』と書いてるけど、本当に子どもが望めば全部応援できる?」と。

今回はこの質問のテーマで書いてみようと思う。

結論から言うと、「否」である。

「Twitter」や「note」の自己紹介文に、少々文章は違えど、『全力応援』という文言を使っているが・・・
正確には、『できることは全力で応援する!』である。
本人がやりたいことなら何でも。

しかし、応援できなかったことがあるのも事実。
「長女(小6)が小さいときに言ってた『やりたい』を叶えてあげれなかったのが心残り。」と妻と振り返る。
『親の都合』で応援してやれなかったことがある。

この記事を書くにあたり長女に当時のことを聞いてみると、
「うん、やりたかったな。」と言う。

それは2015年。長女が幼稚園年長の頃に遡る。

当時、「プリキュア」シリーズが大好きだった長女と、毎週日曜日になると一緒に観たものだ。この時期のプリキュアシリーズのオープニング・エンディング曲を聴けば、当時の気持ちになれるくらいだ(と思うww)

放映されていたのは「GO!プリンセスプリキュア」。

内容は全然覚えていないが、テーマはどうやら
『夢』
だったらしい。なんと皮肉な・・・

その『夢』を応援してやれなかったことが悔やまれる。
しかも、親の都合で・・・

恥を隠さず言おう。
親の都合とは、「金銭的に厳しい」という経済的理由だ。
一番理由にしたくはないが、現実問題として最も大きな壁であり、突きつけられる障壁である。

バイオリンを弾くキュアスカーレットに憧れ、そうなりたいと本気で願った
長女の夢、
「バイオリンを弾きたい」
を叶えてやれなかった。

長女には、学年は1つ上だが、誕生日が近く、とても仲が良い従姉妹がいる。
彼女も同じく、キュアスカーレットが好きだった。

そのキャラクターが使っていた「バイオリン」のおもちゃを買ってもらい、楽しく遊んでいた。

おもちゃをきっかけに、彼女も「本物のバイオリン」が弾きたくなった。
そして、念願の「本物のバイオリン」を買ってもらえることになった。
ちなみに、彼女は今もバイオリンを続けており、コンクールに向け練習の日々を過ごしている。

当然、長女も「バイオリン」が欲しいと思い、「私もやってみたい」と言ってきたが、我が家にはバイオリンを買えるほどの金銭的な余裕はない。

仮に買ったとして、その後のレッスン代やバイオリンの維持費、成長に合わせたサイズへの交換、コンクールや発表会等への参加費諸々の費用は想像するに値しない。とてもとても全力応援できるわけがない。情けなくもあり、悔しい現実だ。

それ故、
「ごめんね。うちはバイオリンを買うことはできない。」 
と長女に伝えた。
その瞬間、長女の夢を1つの夢を摘み取ってしまったのだ。

親の経済力が及ばないために諦めなければならなかった長女には、今でも本当に申し訳ないと思っている。

だからこそ、ではないが
できることを全力でやる!だけだ。

僕たち夫婦ができる『全力応援』
■笑顔で送迎(子どもの感情の起伏に乱されることあり)
■お手伝い(大会等の運営のボランティアは楽しいのでむしろ喜んで何でもやる♪)
■お弁当(時間ないときはコンビニおにぎり(-_-;))
■書籍購入(ステップアップで望むものは惜しみなく。メルカリ駆使)
■月謝(どの教室も良心価格に感謝!)
■役員(みんなが嫌がる保護者会等の役員は頼まれればやっちゃう👍)

「お金」は十分に出してやることはできないかもしれない。しかし、「時間」と「体力」は存分に注ぐことはできる。「時間」と「体力」を最大限に活かすことができるのは僕たち夫婦の強みである。これからも全力応援をしていく気持ちは変わりない。

もしかしたら今後「全力応援」ができないことも出てくるかもしれない。が、それはその時に考えよう。今は分からない。分からないことで悩んでも仕方ないので、今できることに全力を注いでいきたい。

※※※※※
~バイオリンを諦めさせてから~
同じ時期に、親族からピアノを譲ってもらえるという有難い申し出。
素直に受け取った。
以降、ピアノ教室に通い、弟たちと共に通っている。

音楽が好きな娘。「吹奏楽部」に所属して3年間頑張った。

一つの道を閉ざしてしまったが、自分自身で着実に道を拓けて行っている。

「やりたかったけど、気にしてないよ。」と笑って答えてくれる。
親として、この一言はとても救われる。

4月から中学生になる。音楽を続けるのか?それともまた違う道に進んでいくのか?

ピアノは続けていくと思うが、部活は色々と思案している様子。
本人が選ぶ道(未知)を尊重していきたいと思う。

もちろん全部が全部を叶えられるわけではない。
しかし、本気の「やりたい」を見つけたときには全力でその気持ちに応えていきたいと思っている。
これからみんながどんな成長を遂げていくのか楽しみだ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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