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成長と懐かしさとツッコミどこ

先日、長男(小5)の病院受診に連れて行った。

腰から骨盤のところにおそらく乾燥による痒みが強く、掻き傷が増えてきた。元々乾燥肌であり、冬場は「よく痒い。痒い。」と言っている。保湿クリームを塗って対処し、それで何とか大丈夫であった。

が、今回は傷も酷くなっているので、皮膚科に受診することにした。

受診した病院は、かなり久しぶりに行った。幼稚園以来?
それくらい久しぶりの受診である。

小さい頃は何かと身体に不調が出やすかった長男。色んな科の病院にお世話になったものだ。
でも、今は3姉弟の中で、一番体調を崩すこともなくなり、病院にお世話になることはほとんどない。

病院に着くなり、「あっ、何かこの病院、来たことがあるような気がする。」と言った。

「小さい頃に来たことがあるよー」と伝えた。
ずいぶんと前やけど、覚えているもんなんだなぁ。

で、ここからが長男の成長を感じた場面。
受付に行くなり、何も言わずに自分で記名をし、看護師さんが僕に渡そうとした問診票をサラッと受け取り、全部自分で書いている。
そして、ちゃんと「ふりがな」の欄には「ひらがな」で書いているし、僕の携帯番号も書いている。各質問にもきちんと記入している。(字は汚いけどw)

一点だけ「アレルギー症状はありますか?」との質問に、「昔は卵も乳も大豆もあかんかったんやろ?それは書くん?」と。

そんなこともあったよね〜。本当にあの頃は大変だったけど、今は全く出なくなったなぁ。2歳になる頃には、ほとんどアレルギー反応もなくなったけど、当時は大変だったなぁ。

今は「スギ花粉」のみなので、『花粉』だけに◯するように伝えた。

家に帰ってから、妻に「自分で書いてたよー。成長感じたよ。」と伝えると、「いつも自分で書いてもらっているからね。」と。
妻がそうしてくれてたから、長男も自然な流れで自分で書いてたのかぁ。なるほどなぁ。

で、待合室で名前を呼ばれるまで待つのだが、このへんはさすが将棋男子である。スマホではなく、待ち時間は将棋の戦略本を読んだり、詰将棋を解いている。

大抵、待ち時間ができるような場所に行くときは、いつも将棋本を持ち歩いているのだ。

だけど、今回は違った。初めのうちは将棋の本を読んでいたのだが、待合室に貼られているあるポスターが目に入った。

『アレルギー反応を起こしたり、毒を持っている植物や虫が書かれているポスター』である。
それを集中してジッと読みこんでいる。

そうなのだ。彼は幼稚園の頃、こういうのが大好きだった。

将棋にハマってからは将棋一筋であるが、それ以前は「深海生物」や「猛毒生物」とか、そういうのに夢中だったのだ。
なので、今回のポスターに集中している様子を見て、『やっぱりああいうのには興味が今もあるんだなぁ』と思った。

そういえば、幼稚園の頃に、この病院に来たときもそれをジッと見ていたような記憶がある。本人も「このポスター見たことある気がする。」とも。

何とも懐かしい気持ちになった。

そうこうしていると、診察室から名前を呼ばれた。

「今日はどうしたん?」
「ここが痒くて。」
「うん、それで何か塗ったりしてた?」
「保湿をしていました。」
「はい、分かりました。じゃあ塗る薬出しとくね。お大事に。」

終了・・・

診察室を出るなり、「早くないっ!?」と小さな声でツッコんでた(笑)

確かに短いなw もう少ししっかり診て診断して欲しい気もするが、先生も忙しいしね。「薬塗れば治るでしょう~」みたいな症状だったんだろうね。

診察室を出るときにも、きちんと「ありがとうございました!」と先生に言っている様子にも成長を感じるなぁ。

で、受付で処方箋を受け取り、隣の薬局へ。
ここでもきちんと自分で問診票を書いて・・・

で、出された薬がめちゃくちゃ小さな容器に入れられた塗り薬。
「容器代で20円ちょうだいします。」と。

で、薬局を出るなり、「この容器が20円!?えぇ!?」と、またツッコむ(笑)

そんなこんなで、成長を感じたり、懐かしい気持ちになったり、色々とツッコミどころがあった病院受診は無事に終わった。

結果、出された薬の効果なのか、その後は痒みが治まっている様子だ。良かった良かった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。





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