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クライアントとのやりとりでやめたこと

フリーランスとして成長するには、技術力だけでなくクライアントとのコミュニケーションも重要です。今回は、私が実際のやりとりの中で経験した失敗から、あえて「やめる」ことにしたコミュニケーションの方法や考え方をご紹介します。

「本業を優先してください」とは決して伝えない

フリーランスを始めたころ、クライアントに配慮するつもりで「本業が大変でしょうから、そちらを優先してください」とお伝えしていました。

多くの方はすぐに対応していただけます。ほんとうにありがたいことです。しかし、一部の方からは極端に返信が遅れるケースがあり、デザインのフィードバックが3週間もないまま放置されたこともありました。

なので「本業を優先してください」と伝えることはやめて、最初の段階で「◯日ごろまでにフィードバックをいただけると助かります」と具体的なスケジュール感を提示するようにしています。

ウェブサイト制作はクライアントの本業を助けるものであったり、名刺やパッケージなどのデザインもクライアントの本業に必要なものであります。

デザイン制作に対応する作業はクライアントにとって本業でもあるため、私のそもそもの考え方が間違っていました。これはすぐ止めるべきだったと反省しています。

「それは対応できません」と即答しない

これまでに経験がないので請けるべきではないと考え、「できません」と即答しがちですが、この否定の即答の対応は、クライアント視点から見ると印象が悪く見えてしまうのではないかと考え、即答はやめました。

まずは「検討させてください」と返信し、実際に調べてみたうえで対応可能かどうかを判断。できそうであれば対応しています。

クライアントの視点で考えると、「できません」という即答は「少しも検討していない」という印象を与えかねないですよね。

どうしても難しい場合は、「検討してみましたが、今のスキルでは対応しきれません」と経緯を伝えることでクライアントも納得しやすくなり、余計な不信感を与えずに済んでいます。

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