GeForce Experience(たぶんNvidia Appも)


デスクトップ録画

GeForce ExperienceやNvidia Appの機能の中で恐らくほぼ全ての人が使うであろうインスタントリプレイ。
デスクトップ型のPCでしか使えないというのがよく見る記事ですが、今回はそんなラップトップの方も頑張れば使えるということを見つけたので以下に書いておきます。
eGPU勢の方々はぜひお試しください。



デスクトップの場合

他のサイトで紹介されている通り、以下の手順を行ってください。

  1. Alt + Z でオーバーレイを開く。

  2. 設定を開く

  3. 下までスクロールし、プライバシー管理という項目を選択。

  4. デスクトップキャプチャをオンにする。

これにより、どこでも録画が可能になります。簡単ですね。

ただし、ラップトップ勢は面倒がかかります。
本題となるものを以下に記述するのでぜひご覧ください。



ノートパソコンの場合

Nvidia製のGPUがGPU0ではなく、Intel製やAMD製の内蔵GPUが搭載されていることを前提とします。

1. Thunderbolt 3規格以上が搭載されていることを確認

確認方法としては以下の手順を試してください。

  • 対応PCなら"Thunderbolt™ コントロール・センター"がプリインストールされていることが多いです。

  • ラップトップのメーカーさんの技術仕様を確認してください。

  • Thunderboltコントロール・センターが必要な場合があるので基本的にインストールしておいてください。

Thunderboltが必要な理由

次のステップで説明するeGPUを使用するために必要です。

eGPUとは

外付けGPUのことを指します。これを使用することで、ラップトップでも高性能なGPUを利用可能にします。

エンクロージャーとは

eGPUをPCに接続するための外部ケースのことです。これを介して外付けGPUをラップトップに接続します。

2. Nvidia製のGPUをエンクロージャーを介してパソコンに接続

エンクロージャーに接続するGPUは、インスタントリプレイに対応する以下のGPUである必要があります。

  • デスクトップ向けGPU

    • GeForce GTX 600シリーズ以降(例: GTX 650、GTX 660) ※600~700シリーズは一部制限あり

    • GeForce GTX 900シリーズ(例: GTX 960、GTX 970)

    • GeForce GTX 10シリーズ(例: GTX 1060、GTX 1080)

    • GeForce RTXシリーズ(例: RTX 2060、RTX 3060、RTX 4060 など)

  • ノートPC向けGPU

    • 上記シリーズに相当するモバイル版GPU(例: GTX 1050 Ti、RTX 2060 Max-Q) ※Laptop GPUは基本的に内蔵ディスプレイもNvidiaで動いているので関係ない場合が多い。

  • Quadroシリーズ

    • Quadro K2200以降

接続するポートがThunderbolt対応であることも確認してください。エンクロージャーによって求められる規格が異なりますが、基本的にThunderbolt 3規格であれば問題ないでしょう。

3. GeForce Experience(Nvidia App)を使用する

GeForce Experienceが既にインストールされているものとして進めます。

  1. Alt + Z でオーバーレイを開く。

  2. 歯車アイコンをクリックし、設定を開く

  3. プライバシー管理

ここまで進めれば完了です。ただし、ない場合は以下を試してください。



追加手順

3-a: メインモニターの設定

Windowsの設定に行き、Nvidia GPUと接続したモニターをメインモニターとして設定してください。 これはGPUが画面を生成していない可能性があるためと考えられます。内蔵ではない方をメインに設定してください。

Windows 11 23H2であれば以下のような設定画面になるはずです。

ここで1は内蔵モニター、2が外部モニターになります。

これで追加手順は終わりです。それでは「3」に戻り、設定を試してください。


問題が起きた場合

1. WindowsやGPUの再起動

再起動することで解決することが多いです。

2. PCのスペックを確認

特に要件はありませんが、念のため確認してください。

3. ドライバーを再インストール

Nvidiaのドライバーのダウンロードページから最新のドライバーをダウンロードしてください。

これでも無理ならDDU(Display Driver Uninstaller)を利用して消し去ってからもう一度入れることを試してみてください。
詳細は以下のmsiさんのページをご確認ください。

https://jp.msi.com/support/technical_details/DDU

4. GPUが対応しているか確認

対応していないGPUでは機能しません。その場合は新しいGPUの購入をご検討ください。

注意事項

ここで解説したことは非公式情報となります。そのため、「できなかった!」等の意見はご遠慮ください。よろしくお願いします。

追記事項

この記事のここに画像が欲しい等ありましたらコメント等でお知らせください。

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