#ダースレイダーの音楽話 #31 じゃあヤリますかってのがソウル
Marvin Gaye 『Anthology』(1974)
マーヴィンはスターだ。
この二枚組アンソロジーにはそのスターの輝きが最高潮に達していく六◯年代と、その輝きによって生まれて行った影をも表現しながら、それを肉体的に、あるいは肉感的に昇華していく七◯年代の曲がたっぷり収録されている。
その二つの時代を繋ぐ位置にタミー・テレルとの"You are All I Need"がある。
僕が一番好きなラッパーはウータン・クランのメソッドマンなのだが、彼の曲の元ネタでもあり、この曲を入院中はよく聴いた。
今を乗り越えるには、お前しかいないんだ!
だからお前が欲しいわけだし、世の中、どうなってるのかも気になるし、じゃあヤりますかってのがソウル。