#ダースレイダー の音楽話 #8 エラとルイの声の治癒力
Ella Fitzgerald & Louis Armstrong 『Ella and Louis』(1956)
ULTRA-VYBEの高社長と神保さん、井上さんが見舞いに来てくれたときに頂いたアルバム。
思うにこの二人の歌声には治癒効果がある。
もう医学的に証明されていてもおかしくないし、されてないとすればそれは医学界の怠慢に過ぎないだろう。
ねえ、お友達にならない? そう語りかけてくれるエラの声はどこまでも暖かく、優しい。そして低く、しゃがれたサッチモだ。トランペットでも心地よく歌い、耳からふっと入ってきて脳みその気持ちよいところをひたすら二人がかりで撫でてくれるような音楽。"Cheek to Cheek"で二人の声は僕を天国へ連れて行ってくれる。おっと、まだ行くのは早かったか……あぶねー。
病院の青い毛布で目覚める時はいつも霧がかかったような毎日だ。でもそこに陽光のように2人の歌が差し込んでくる。すごく、すごく近くに君を感じるよ。