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答え合わせの時間

仕事帰りによったホームセンターで
かつて担任した子どもの保護者に
声をかけられました。

結局、1時間立ち話をしました。
あの時の思い出話や
担任後の子どもの成長の紆余曲折などなど。
最後はテレビ電話で担任した子と
久しぶりに再会もできました。
本当に嬉しい限りです。


さて
どんなに先生の思いがあっても
どんなに実践をしても

子どもと保護者が納得してないなら
何にも意味がない。

先生の願いが全てではない。
そこに子どもの願いと
保護者の思いがないならば
ただの先生の自己満足なだけ。
自分の欲求を満たしているだけ。

今年度はずーっと思っている。
きっかけは今年度の家庭訪問で
保護者の話を聞きながら考えさせられた。

『あの時の担任は一方的にこう言っていたけど
わからなかったし、ウチでは願っていない。』

『上の子の担任はこんなやり方をされるけど
親としては、そこではなくこうして欲しい。』

やっぱり、一番は保護者の願い。

『本当に先生たちの答えが
子どもたちの全てなんですか?』
私の親もかつて私の担任に
言った方があるそうです。

『きっと先生たちって
頭がいいんだろうけど
保護者のみんながみんな
先生たちと同じ目線じゃないからね。
なんでわかってくれないの、とか
あなたの考えに染めようとか
絶対に思ったらいけないよ。』
この仕事をし始めた時に
私も親に言われました。

だから、今年度は
私の持論を保護者の方々などに
ひた流ししないことにした。

これは私の中で重要な1本の線引き。
無理なものは無理。受け入れられない。


昨日、二十歳を祝う会の招待文が届いた。
数人の子どもたちと保護者のコメント付きで。
タイムカプセルの開封式は楽しみみたい。
一番最初に担任した子どもたち。
懐かしい。

さて
これまで関わった子どもたちが
成人を迎え、私に何と話してくれるのか。
保護者の方々がどんな話をしてくださるか。

答え合わせの時間です。

そして、これまで関わった
全ての子どもたちと保護者の方々が
これからの出会い直しなり、文通なりで
私にどんなことを話してくださるのか。

答え合わせが待ち遠しいです。



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