神『ゼウス』の弱点を発表する。
"ゼウス"
ギリシャ神話における主神、全知全能の神である。
冷静になって考えて欲しい。
あまりにも強すぎるのである。
全知全能とは、全てを知りつくし、何でも出来る完全無欠の存在ということである。
つまりどういうことなのか例を見てみよう。
・藤井五冠に飛車角落ちでもギリ勝つことができる。
・麺、スープ、ネギ、チャーシューの素材からハイエースを作れる。
・ひろゆきを”ちいかわの語彙”だけで論破できる。
・一晩でアメリカをメートル法に変えられる。
これだけでも、あまりに強すぎることが見て取れる。
しかし、どんな存在にも弱点は必ず存在している。
今回は完全無欠全知全能の”ゼウス”の弱点を見つけたので発表する。
1 ジジイすぎる
いかんせんジジイすぎるのである。渋谷の女子高生100人にゼウスを描かせてみたところ、そのうちの95人がジジイの神様を描いたという。
確かに人間離れした運動能力も持っている。しかしジジイである。
皆から思われているジジイっぽいという認識は覆せない。
それが悔しくてきっとゼウスはハイパーイケメンや萌え系女の子、可愛いカワウソになったりもしたはずだ。
しかしむなしかったからきっと2日くらいで止めただろう。
その後地球ごと粉みじんにけど、やっぱりそんな自分が恥ずかしくてしれっとアロンαとかで直しただろう。
こういったナイーブさをいじれば簡単に勝てる。
2 主人公になれない
主人公には何が必要か。
皆が憧れる要素か、皆が共感できる要素である。
猛者どもを相手に無双する姿。
強敵に立ち向かい、ピンチでもあきらめない姿。
人々はそんな姿に自分を重ね合わせ熱狂するのである。
しかしゼウスを見てみると、主人公になったことはなさそうである。
理由は明白だ。
引くぐらい強くてなんかダサいからである。
たとえるならば”ハンバーグカレーチャーハンオムライス大盛”である。盛りすぎてダサいのである。
時の神”クロノス”や戦の神”アレス”は
一つのことを極めたという感じがあってカッコいい。
クロノスは多分悲しい過去を背負っているし、
アレスは「俺は不器用なんでこれしかできねえんだ」と言っている。
ゼウスには、そういった中学二年生の心をくすぐる”趣”が無い。
ただの大家族の父である。
ゴッドダディである。
ゼウスと会ったときは「器用貧乏神」と言ったら一撃で勝てるだろう。
3 設定盛りすぎてエラーが出てる
有名なパラドックスがある。
全能者は《重すぎて何者にも持ち上げられない石》を作ることができるか
というものだ。
はたしてゼウスはこれを持ち上げられるだろうか。
何物にも持ち上げられないのであれば、何でもできるゼウスにも無理なのでは?
もう、ツイッターで炎上すること間違いなしである。
ゼウスが何と言おうと叩かれまくるであろう。
一番怖いのは人間である。
こんなに大御所なのに、きっとひな壇神からもいじられるだろう。
プライドはズタズタだ。
ゼウスに飲み会であったら、この話を出してみてほしい。
きっと酒だけ飲んで涙目敗走すること間違いなしだ。
総括
以外にも弱点が多いことがわかった。
やはり、ただのプライドの高いジジイである。
あと、誰にも持ち上げられない石は
”仲間との絆の力”で人類の主人公である藤井五冠が持ち上げていました。
我々は、今後も人類繁栄のために活動しつづけます。
運動クラブ 研究チーム
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