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アラフィフが終活する為に断捨離をした
昨年末、2ヶ月くらいかけて断捨離した。
当時の状況
10年以上前に離婚し、一人暮らしをはじめた時と同じ部屋に現在も住んでいる。引越し当時は金銭的にもメンタル的にまったく余裕がなかったので、適当に買い足した家具ばかりで部屋をうめた。とうぜん、ちぐはぐは色を合わせた、心地よい部屋には程遠い、愛着なんかひとつもない室内になっていた。部屋無造作に飾ったアイドルグッズや、なんだか捨てられなかった色々な雑貨類、衣服などがあった。ゴミ屋敷ではないけれど、無駄にものが多い、埃がたまりがちな部屋だった。また、私は室内環境を整えることにあまり興味がなかった。ベッドや在宅ワークを行うデスクまわりには多少気を遣ったが(気を遣わないと健康を損なうので)、心地よい家具や、すっきりとした室内などに興味がなかった。
断捨離および部屋を住みやすくしようと思ったきっかけ
もう50近いのに、このまま薄汚れた部屋の中で死んで行きたくない、と思ったから。それと、50近くになり独身で、今後も一人きりで生きて一人きりで死んで行くのだと思うと、せめて人に迷惑をかけないようにと、終活に眼を向けることにしたのも大きい。
ゴミをとにかく捨てる
思い立ったので、どうにかして完遂しようと思った私は、いままで断捨離というか、部屋を美しく整える作業を適当にしがちの原因を考えた。興味を持てなかったのもあるが、一番の理由は疲れてしまって、飽きて、適当に終わらせてしまったからだった。
疲れるのは何故かと考えると、一気にやろうとしたからだった。
もう、本当に当たり前すぎる。当たり前体操の極地。当たり前田のクラッカー大盛りもいいところだ。
だから私は、毎日少しずつ、目についたところだけの仕分けをし、ゴミ袋に入れることにした。疲れているときはその日に着用した使い古した服をそのままゴミ袋に入れたりもした。
思い切って捨てることにしたものは多い。ちょっとふんぎりがつかないものは一時保留袋を作り、一定期間を経て捨てる方式採用した。部屋の隅に置いてある。ふんぎりがつかないから置いてあるだけで、あと半年後には全部捨てようと思う。
あと、公共の粗大ゴミの回収をおおいに使った。この粗大ゴミの回収、あんなに安く引き取ってもらえて神かなと思う。公共のゴミ回収の制度、まじでありがたい。
ちょっとお金がかかったのはテレビとかもう使用していないパソコンとかを捨てるとき。まぁこれは仕方ないか。
この壮大ゴミを回収してらもらうターンは、掃除をあんまりしない、私のようなものぐさ人間にはハードルが高い作業だと思う。でもけっこう簡単だった。いったんあなの住んでいる市町村のシステムを30分程度調べてみてほしい。
断捨離したら、ここちの良い家具に買い替えてみる
私は無印とアイリスオーヤマをだいぶ活用した。もっと高くて良いものがあるのは知っているけれど、予算の関係もあるし、なんせ私には部屋をうつくしくする趣味もない。ただ、せめて心地よく片付けの捗る部屋にしたかっただけだ。ただ、収納をたくさん増やしたりしてはいけない。ダサくて色のおかしい家具を捨てるためだ。色を揃えたり、部屋の壁などに調和させたり、コンパクトに収納するため、すっきりさせるための買い物である。あと、シャワーヘッドは買い替えてよかったもののトップ5に入る。シャワーヘッドって大切。いままで粗末な備え付けのシャワーヘッドで生活していたのを後悔。いま買い替えられてよかった。
終活を見据えた整理整頓
コクヨやフェローズの、白や黒の紙の箱。書類箱みたいなやつ。Amazonで売っている。これに細々とした雑貨を入れ、ラベリングをしておく。何故こんなことをするのかというと(ちゃんとした家具を使わないのかというと)、自分が死んだり体が動かなくなったとき、この部屋を片付ける人が負担にならないために、だ。こまごまとしたものを整理するのって、大変。分別に時間もかかるし。運び出すのも大変だろうと思う。だから、その手間のかからない部屋作りをしておく。あと、日々の管理も楽だし。
以上、ゆるゆる断捨離(2ヶ月かけてゆっくりやった)の記録でした。
お気に入りの家具にしたり、きれいに整えた部屋になったりしたので、多少は部屋に愛着をもつことができて、よかったと思う。
まともな人間が若いころからできていて当然のことが、私にもできた、ということが嬉しい。まともな人間になれた気がして、嬉しい。
そして、終活というタスクの一部をひとつだけ達成できたのも、嬉しい。