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デザイン着手する前の話し合いって難しいよね
デザイナー歴そこそこのはずなのに、毎回本当に難しいなと思う。むしろ自信満々にこれをできる人ってすごいなと思う。個人的な経験では、これを自信満々にできると公言しているひとの半分くらいはあんまりできていないような気がする。私の知る範囲内での統計に過ぎないですが。
私はフリーランスにはなったことがなく、会社組織で働き続けるしがないサラリーマンで、華々しい名称の役職や、華々しい受賞などとは無縁に生きている。それに、ライフステージの変化による職歴の分断も多いのもある。
そんな中で、どうにかこうにかやってきた。どうにかってきた中でも役にっったことを紹介したい。
今日は、どうにかやってきて役にたったラインキング3位の紹介をさせてもらおうと思う。
クライアントと、あるいはディレクターと、あるいはチームのみんなとデザインの方向性を検討する前に準備をする時に用意しているものがある。
最初に提示されている仕様書などを読み込んで、あるいは話を聞いたことをもとに、軽いイメージボード(ムードボード)を作る事だ。
イメージボードは大切なのだ
意外とこれを作らずに、言葉のやり取りだけで進めようとする人は多い。でも関わる人間が多ければ多いほど、最初にイメージを共有しておく(そして方向性を決めておく)ことが大事になる。
私は、できるかぎり、以下のようなものを最初に提示してから合意を取り、制作に入っている。
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ほんとうに、びっくりする程にざっくりとしている。
書き込んでいるワードもあまりに内輪向きのフランクな言葉だ。
だがデザインというのは、1人の頭の中だけで考えていても、良いものは出来上がらない。グラフィックデザイナーは、顧客の商売に寄り添ってなんぼである。クライアントの商品イメージ、あるいはアピールしたいことを明確に伝えるためには、しっかりとした道筋を、デザインの実作業をする前に決めておかなければならない。行き当たりばったりでできるわけがないのだ。
とはいえ、偉そうに書いたけれど、どんなに準備して着手しても、初稿で「やっぱり違うかも」って言われる事は、2割とかの割合である。なかなか多い。デザインって難しいよね。いつになったら私はデザインがうまくなるんだろうな。もうアラフィフなのに。一生うまくならないのかな。毎日のように途方に暮れてる。途方に暮れてばっかり。