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NHKニュースクリップ(2024年10月13日号)

今まで私もNHK問題を度々論じて来ましたが、日を追うごとにNHKの異常性が増していて、最近はOBとして恐ろしさを感じています。

私が特に異常だと呆れたのが、いわゆるネット受信料についてです。

まるでワンクリック詐欺か?ネット受信料問題

産経の報道によれば、初年度の契約見込みは1万件だとか。諸々の経費を考慮すれば明らかに赤字です。将来の国営放送化への布石でしょうか?

それ以上に問題なのは契約のあり方です。これまでの報道を総合すると、NHKプラス等から「特定必要的配信」の受信を開始することに同意すると、その時点で受信契約の義務まで発生するというのです。

普通に考えれば、世の中の標準は決済情報まで入れて初めて契約成立です。NHKのやり口は、例えばAmazonや楽天等のECサイトで、カートに入れただけで売買契約が成立して代金が請求されるようなものです。

誤受信防止をNHKは確か義務付けられていたはずですが、こんな仕組みでは誤受信が多発するでしょう。

案の定、SNSだけでなくWebメディアでも大きなトピックになっています。

「アカウンタブルな経営」を標榜するなら、オープンな記者会見を開いて丁寧な説明をして欲しいものです。

NHKに媚びる自称ファクトチェック団体

NHKが経営計画の中に「既存メディアとの共存共栄」やらを盛り込んできた事と関係があるのか無いのかは定かではありませんが、JFC(日本ファクトチェックセンター)が奇妙なフェイク情報を今も残したままにしています。

NHKはまさにリンク(同意ボタン)をクリックしたら受信契約の締結を強要する方針を示していますから、この記事も修正すべきでしょう。

しかし、NHKも飯の種にしているJFCは沈黙しています。既存メディアの側に立って横暴を許すようなファクトチェックなど、何の役に立つのでしょうか?

盛り上がりに欠ける紅白

紅白歌合戦についても発表がありました。

紅白の発表があると、例年なら週刊誌記者の方々からDMが殺到します。が、今年は全然無し。

私の方からお馴染みの皆さんに聞いてみたら、揃って「今年はパッとしませんね」という反応でした。

予定調和感の強い司会のキャスティングに加え、テーマも「あなたへの歌」とありきたりな感じです。「ひとりひとりに最高の歌をおくります!」とNHKは述べていますが、これだけ価値観も多様化した今、安易に「最高の歌」などと標榜するのも、私は危険だと思います。

このままでは、旧ジャニーズが復活するかどうかしかトピックも無さそうです。

謎のQF連発 ローカルも大混乱

最近のNHKは送出にかなり問題があります。大小様々な「事故」が相次いでいる事を私も度々伝えてきました。

ただ、10/11に関してはちょっと毛色が違うトラブルがありました。パッと見では一般の方には分からないでしょうけど、「QF信号」が通常では考えられない場面で出されていたのです。

QF信号とは、Q(Cue・合図)のF番のことで、ざっくり言えば、強制的に全中ニュースに切り替えるものです。通常は、災害や事件・事故などの緊急報道のときに使われます。

では、何があり得なかったのか?

「ニュースーン」枠内の17:19頃を改めて皆さんもチェックしてみてください。突然、ニュースが突っ込まれていますよね?このとき、QFが出されていたようです。

私の取材では、機器のトラブルに「ニュースーン」では対応できない為に、QFで無理矢理NC(ニュースセンター)を取ったとのこと。

ある意味、柔軟な運用によるファインプレーと言えなくもないですが、QFはこんな風に使うものではありません。

10/11は610が615に

「ニュースーン」関連か否かは不明ですが、この日は夕方の610の放送直前にもQFが出されたとか。その結果、各局で急遽615になりました。

ローカルではよくある事なので、ヒマネタを落として、前後説をスリムにすれば何とでもなります。しかし、それでも直前に変更されたら混乱して当然です。当日、放送を担当されていた方は大変だったのではないでしょうか?

富山では選挙絡みの大事故も…

QF連発の件とは別ですが、10/10に富山放送局で異常事態が発生していました。

選挙関連のミスは許されないはずですが、特に「おことわり」さえも出ていません。

騒がれなければ何でも良いということなのでしょうか?

【メンバーシップ①】NHKの10年後の要員計画?

NHKの先行きについて、少し具体的な情報が飛び込んで来ました。資料などの裏付けは無いため、まだ「噂」レベルですが共有しておきます。

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