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【限定公開】NHKあさイチ「知っておきたい ワクチンと救済制度」感想文

2024年8月28日に放送されたNHKあさイチ「知っておきたい ワクチンと救済制度」について言及することには躊躇いがあった。しかし、ジャーナリスト仲間からのリクエストもあったため、敢えて感想を述べたい。

ただ、私自身、このテーマに関してはセンシティブな立場でもある。そのため、私のスタンスと要旨は全体公開しつつも、それ以外のパートは無用な拡散を防ぐためにも、記事単品での有料公開としたい。

新型コロナワクチンに関しての私のスタンス

以前、NW9の捏造問題に触れたときから基本的なスタンスは変わっていない。2021年以降、次のような点を考慮した情報発信が必要だと感じていた。

  • 新型コロナウイルス感染症は、通常の風邪やインフルエンザと比べてもリスクが大きく、基礎疾患などリスクがある方の致命率が高いことに加えて、若く健康な方も多様な後遺障害に苦しめられる懸念がある。

  • 飛沫感染だけでなく、エアロゾル(ほぼ空気感染)もするため、従来の生活様式を保ちながらの感染防御はやや難しい。

  • 当初のファイザー・モデルナの新型コロナワクチンの有効性については非常に高く、専門家も想定していなかった感染防御効果も特定の株に対しては一定期間認められた。

  • 一方、ファイザー・モデルナのmRNAワクチンは、長期間の検証に伴う十分な安全性が確かめられていないことに加えて、自然感染以上の抗体価を実現することも企図されていたこともあり、重篤な副作用(副反応)が従来日本で用いられてきたワクチンよりも、やや高頻度に発生することが懸念された。

新型コロナワクチンについては、ほぼ全国民に対して半強制的に接種を推奨した以上、不可避的に生じる「接種後の体調不良」に対しての支援体制の充実を訴えることもメディアの重要な役割だという認識は、私個人の思想ではなく、公衆衛生の専門家の間でも共有されていた。

特に、NHKは「ファイザー・モデルナのワクチンで薔薇色の未来がやってくる!」というくらいのスタンスで放送を出していたため、どこかで支援体制も報じていくことは必要だと私は考えていた。

新型コロナウイルス感染症に限らず、今後も未知の感染症が10年に1回程度の頻度で猛威を振るうことは想定される。

将来のことを考えた上で、「感染症対策の根源はワクチン接種であるが、時に、安全性が十分確立されていない状態で健康な人も接種する以上、万万が一の救済はスムーズに行われることがワクチン忌避を生まないためにも重要」が、私の基本スタンスである。

私自身も在職中、副作用(副反応)問題は折りに触れて扱ってきたが、今回の番組は、全国放送の長尺番組としては、NHKとしては異例のものと思われる(ローカルでは何本かあったような気がする)。

番組に対しての感想(要旨)

前提知識が無い方からすると難解なポイントもあったかもしれないが、ワクチン接種後の健康被害に対する支援体制の現状を的確に伝えていたと感じた。新型コロナワクチンだけの話ではなく、感染症・ワクチンと社会はどう向き合うべきか?という提言になっていた。

今回の放送によって、十把一絡げに「反ワクチン」・「陰謀論者」とレッテルを貼られ、社会の無理解に苦しまれていた「接種後に健康を損なった方々」について一定の理解促進が図られたものと思う。今後、支援制度がより使い易いものになっていくことを願いたい

以下、思い出すままに内容について思ったこと

ここから先は、もう少し読者の皆様の期待に沿った内容についても踏み込んで書いてみたい。以下は、散漫な文章かもしれないが、あまり拡散されたくもないため、ペイウォールを設置させて頂く。

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