NHKニュースクリップ(2023年12/17号)
今週は暇空氏関連企画の連絡メール流出について動きがありました。NHK首都圏局コンテンツセンター長の佐々木氏が、Colaboへと謝罪に出向いた際の一幕が一部媒体で報じられたのです。
この件について、NHK側の動きや、佐々木氏とは何者なのか?人物像についてなどをメンバーシップ領域で記述します。というのも、私は初任地時代に2年くらい被ってるんですよね。悪い印象はほとんど無いですが…
この他、報道局の不正経理問題を巡る最新の動きや、海外支局で起きたパワハラ・更迭等の問題についても、一部確認中の情報を含むため、メンバーシップ領域にて、現時点の情報を共有します。
広告宣伝と疑われるような放送が相次ぐ
ローカルニュース含めて、何件か疑わしいニュース・番組がありました。
※12/19追記 以下のニュース群についてNHKからは「ガイドラインに反した事実は無い」という趣旨の回答がありました。なぜそう判断したのかは知りたいが…
例えば、こちらの車中泊施設に関するニュースです。
何のカテゴリで最大級なのか分からない見出しからフラストレーションがある記事ですが、中を読むと驚きます。
これって、要は広告案件って考える方が自然ですよね?ユーチューバー氏は「招待を受けた」とあるので、ギフティングのような形だと思われます。
常識的に考えると、一般媒体やSNS発信などでも、PRまたはスポンサード表記があるべきものでしょう。
記事からはこの辺のディテールが分からないのですが、なぜピュアな利用者を探してインタビューしなかったのか?何なら疑わしい要素を落とさなかったのかが私には理解できません。
Amazonの宣伝のような記事も
もっと堂々としたものもありました。
noteだとOGPが切れますが、あからさまに目立つ形でAmazonと表記のある画像をわざわざNHKで作っているのが妙です。
中を読んでも、例えば運送業者や業務委託配送者との契約問題、レビューの信頼性問題などに踏み込んではいません。批判らしい記述も、楽天などの競合ECに関連する記述も無く、むしろ、Amazonジャパンを礼賛するような内容です。
放送とWeb合わせてこれだけの広告効果を得ようとしたら、莫大なコストが掛かります。公開されている放送ガイドラインと照らしても、逸脱していると私の目には映りました。もしかして、NHKは金銭または取材の優遇など、何か便宜供与などを受けているのでしょうか?
NHKに対して質問を送っていますが、12/17 24:00時点で返答はありません。
記事の品質に問題あるWebの廃止は必然
NHKはこうした低品質の記事を大量にWeb発信しています。点検したら、コタツ記事やガイドラインに照らして問題ある記事が毎日のように発信されている事がよくわかります。
こんな情報では「知る権利」に応えるどころか、情報空間を汚染していると思います。
NHKではこの手のWeb記事を作らせる要員をやたらと確保してきました。肝心の放送を担う人間を軽視して、低品質なWebばかり作って仕事をした気になっていたからこそ、津波注意報の放送事故のような事が起きるんです。
とにかく放送を出す能力を少しでも元に戻すのが先決。放送内容のコピー以外のWeb配信など止めるべきです。明らかに受信料のムダです。
連絡メール流出問題を巡る不自然な「謝罪」
前提として、流出問題についての私の見解は現代ビジネスさんへの寄稿をご確認下さい。
で、今回少し解せなかったのが、渦中のColaboにNHKがわざわざ謝罪しに出向いた点です。
予定していた放送が出ない事など日常ですし、編集権はNHKにあるのですから、担当者レベルで問題無いはずなんですよね。
NHKは暇空氏にも謝罪すべき
ひとつ私が指摘したいのは、NHKはColaboに謝罪したのなら、暇空氏にも同様に謝罪すべきということです。
この件、これまでのNHKの発表を見る限り、NHK関連団体のスタッフが「興味本位」で連絡メールのプリントアウトをPDF化して暇空氏に「送りつけた」形です。
資料の真実性は、職員でない限りは分かりません。怪文書のひとつとしてWebに公開するのは、部外者の方の行動としては変ではありません。
NHKのスタッフが連絡メールを送りつけた事で騒動に巻き込んだ訳ですから、この点については謝罪すべきでしょう。
考えてみてください、意味不明な文書がNHKから突然送られて来るなんて、それだけで非常に迷惑ではありませんか?謝罪しない方がおかしいでしょう。
頭を下げた首都圏コンテンツセンター長・佐々木氏の横顔
佐々木氏についてはメンバーシップです。といっても、協会的にもリスクは無いと思うのでご安心ください。
もし宜しければサポート頂けると幸いです。取材費の他、Twitterのプロモーション費などNHK健全化の為の取り組みに活用させて頂きます。