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【韓国金融保安院「金融機関へのハッキングの試みが減少」】サイバー脅威と政策に関する重要ニュース

こんにちは。S2W NOTE編集です。
今回の記事では、グローバルニュースを元にサイバー脅威や関連政策に関して重要なニュースを抜粋してお届けします。

以下、2024年12月 16日『Digital Daily』の記事を翻訳・編集した内容になります。

韓国金融保安院「金融機関へのハッキングの試みが減少…マルウェアの余波注意」

韓国で弾劾訴追案の可決以降社会的混乱が続く中、金融機関を対象としたハッキングの試みが減少したという調査結果が出ました。
ただし、非常戒厳を悪用した脅威が捉えられ、継続的にモニタリングが必要な状況です。

15日、韓国の金融保安院は、キム・チョルウン院長のイニシアティブで金融清算分野の緊急対応システム緊急役員会議を開催したと16日、明らかにしました。

これに先立ち同院は4日、緊急役員会議を行いました。
調査によると、金融機関を狙ったハッキングの試みやスキャンなどの日平均の攻撃量が平時水準より減少しました。今月7日から10日までは20~30万件を維持していましたが、11日から14日までは4~7万件の水準に減少しました。

金融保安院側は「金融セキュリティ管理などのチャネルを通じてDDoS攻撃をはじめ、ダークウェブ、Telegramなどハッキンググループをモニタリングした結果、特段変わった様子はなかった」と説明しています。

ですが、非常戒厳を悪用したマルウェアが流布されたことが確認され、分析内容を金融機関などに共有して被害予防に対応していると説明しました。
同院ではこれ以外にも、金融機関を狙ったセキュリティ事故が発生しないように管理活動を強化し、情報共有体系を通じて対応する予定です。