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【北のハッカー、暗号通貨を狙うメールフィッシング作戦に突入】サイバー脅威と政策に関する重要ニュース

こんにちは。S2W NOTE編集です。
今回の記事では、グローバルニュースを元にサイバー脅威や関連政策に関して重要なニュースを抜粋してお届けします。

以下、2024年11月8日『朝鮮日報』の記事を翻訳・編集した内容になります。


暗号通貨取引所スタッフなどがターゲット

北朝鮮のハッカーたちがフィッシング電子メールを通じた手口でビットコインなど暗号通貨を盗もうとしているという分析が出ています。
暗号通貨専門メディアのディクリプトによると、情報技術業者のSentinelOne傘下の研究機関Sentinel Labは7日(現地時刻)、報告書を通じて北の政権の支援を受けるハッカーたちが正常な文書に偽装したマルウェアを暗号通貨関係者らに浸透させるいわゆる「ヒドゥンリスク(Hidden Risk)」作戦を始めたと明らかにしました。


報告書によると、この作戦は北朝鮮偵察総局所属のハッカー集団「ラザルス」の傘下組織「ブルーノロフ(BlueNoroff)」が遂行しているとのことです。ハッカーらは暗号通貨価格アップデートやDeFi(脱中央化金融)関連動向通知に見せかけたフィッシング電子メールを暗号通貨取引所、金融プラットフォーム職員に送ります。メールを受け取った人たちがPDFドキュメントへのリンクをクリックするように誘導するためです。このリンクにアクセスすると、マルウェアに感染したアプリケーションがインストールされます。