【NATO、軍事作戦情報などを含む内部データが漏洩】9月2週目のS2W単独ニュース
こんにちは、S2W NOTE編集です。
本日は、S2Wで毎週配信しているウィークリーニュースまとめをお送りいたします。
9月2週目の注目は、軍事作戦の詳細を含むNATOの内部資料が流出し、PowerPoint、Excel、PDF、画像ファイルなどのファイルが103個確認されました。
それでは、9月2週目のニュースをご確認ください。
■グローバル流通企業W社、商品の詳細情報を含む内部資料が流出
•アメリカの大手流通企業W社の内部資料が流出し、ダークウェブハッキングフォーラム「BreachForums」で安く販売されています。
•フォーラムユーザー「888」は9月8日、W社のデータ販売に関するポスティングを公開し、自身が直接データを流出したとし、約5万列のデータを確保したと主張しています。
•W社の顧客の製品購入データと見られるサンプルデータには、各顧客の氏名や住所を含む基本情報とともに顧客が購入した商品、製品名、価格や割引の有無などセンシティブな詳細内容が含まれています。
■今年1月のバングラデシュ総選挙の不正を主張し、軍事情報が流出
•バングラデシュの軍事情報が流出し、「BreachForums」で販売されています。
•9月10日火曜日、フォーラムユーザー「wawenoel」はバングラデシュ軍の内部資料を販売するというポスティングを公開しました。ハッカーによると流出したデータは約600MB規模だといいます。
•該当データを流出する理由として、今年1月に行われたバングラデシュ総選挙で連続4期目に成功したシェイク・ハシナ首相が不正行為に関与したと主張しています。
•サンプルとして公開したデータには、軍将官の写真、身分証、軍用機の写真、軍事地域と推定される地域、各種テキストなどが含まれており、その一部は公開されるとリスクが高いものと見られます。
■NATO、武器情報、軍内部資料、軍事作戦情報など、機密情報を含む内部データが漏洩
•NATOの内部資料が流出し、「BreachForums」で共有されています。
•フォーラムユーザー「natohub」は9月10日、NATO docsというタイトルで投稿し、ファイルを無料でダウンロードできるリンクも公開しました。ファイルを確認した結果、PowerPoint、Excel、PDF、画像ファイルなどのファイルが103個確認されました。
•公開された文書には、武器、システム、および多数のNATO軍事作戦の詳細が記載されており、その一部は公開されると深刻な安全保障上のリスクが生じる可能性があります。
・ファイルを流出したユーザー「natohub」は 2022 年にフォーラムに加入して以来、約40件ものポストを投稿しましたが、大多数がNATO、米軍、ヨーロッパ軍の内部資料に関するリーク情報を共有してきました。