【VRChat】Vket 2024 Summerに行きた~い!
「いや~、始まりましたね」
『何がァ』
「何ってメタバースの一大イベントですよ」
『ああ、Vket2024』
「そう、Virtual Insanity 2024。」
『ジャミロクワイかよ。勝手に令和MIXすんな。』
「日清食品とコラボしてさあ」
『どっちの話なんだよ』
「力の入りっぷりがすごいんですよ。カップヌードルの製造工程なんて見たことあります?すごい勉強になりましたよ」
『まあ確かに企業ブースはそういうのが面白いよね』
「あのぉ、瞬間油熱乾燥法っていうのがあるんですけどぉ、これは創業者の安藤百福氏がぁ、奥さんの揚げる天ぷらの調理風景を見て思いついたと言われていてぇ」
『内容はいいけど言い方が気持ち悪いよ』
「いや~楽しみだなァ!今回の日清食品の出展!!!」
『あと言っとくけど今回のVketに日清は出展してないからな』
「そんな…じゃあ見に行く所なくないですか…?」
『どんだけカップヌードル好きなんだよ。ちゃんと他にもいっぱいあるから安心しろ』
「よかった。じゃあ、ジャミロクワイの話に戻るんですけど」
『ジャミロクワイの話をしてたのかよ。Vketの話にしとけ。』
「Vketはね、現代社会を生きる人類に向けて、未来技術に対する疑問を投げかけるという主題があって」
『えそうなの?』
「1996年にリリースされたんですけど」
『Virtual Insanityじゃねえかよ』
「あらら、いやまあ、Vketね、今回も出展数がすごいですよね、Vketは」
『ほんと多いよね、どんぐらいあるんだろう』
「これね、僕、調べてきたんですけど、VRで楽しめるワールドがなんと15個!」
『多いねえ!どこ行ってみたい?』
「僕は、現実世界にある街をメタバースらしく表現した、パラリアルのワールドに行ってみたいですね!」
『パラリアルいいじゃん。パラレルワールドと、リアルをかけ合わせた造語ね。』
「おっ!詳しい!やりますねえ!」
『まあね』
「思い上がるなよ」
『なんでだよ』
「このパラリアルのワールド、かなり注目してて、僕調べたんですよね。絶対、僕が先に。」
『張り合うなよ。じゃあ、どんなのか教えてよ』
「まず、パラリアルドバイ!」
『お~、いいじゃん!海外旅行気分で』
「で、パラリアル横浜!」
『へぇ横浜。中華街とかもあるのかね。』
「で、パラリアル大阪とパラリアル富田林、パラリアル泉佐野パラリアル豊中パラリアル堺…」
『全部パラリアル大阪でいいだろパラパラうるせえなァ』
「しかもパラリアル和泉ではゴーカートが遊べます!」
『そこにだけは絶対にゴーカートを置くな』
「煽り放題!!!」
『まあインターネットだからね』
「やめろ!2ちゃんねらーか!」
『お前がやめろ荒らされろ』
「まあそんなパラリアル大阪なんですけど」
『パラリアル大阪なのかよ』
「僕、いっっっちばん遊んでみたいコンテンツがあって!」
『お~、いいじゃん。何したいの』
「おばちゃんロボ VS 巨大カニ!!!」
『あ~、レイドボスみたいなヤツね、バズってるやつ』
「絶対に、巨大なカニのオブジェを、破壊したい!!!」
『二度と大声で言うなよそれは』
「いや足が2本なくなった方の」
『どっちにしてもダメだからな』
「どっちも、もう覚えてないと思うんですよね、まず、道頓堀で破壊された3mのカニの方なんですけど」
『いいって、説明するなって、お前も早く忘れろって』
「まあ、遊びたいんですよ」
『そりゃもう、すぐにでも行けばいいじゃん』
「いやこれ、ちょっと問題があって…」
『あらら、何かあったの』
「遊ぶのに30人の友達が必要なんですけど、誰も僕と遊んでくれないんですよね」
『なんかわかるけど、じゃあパブリックで誰か誘えば?』
「ちゃんと言いましたよ。絶対に、巨大なカニのオブジェを、破壊したい!!!って」
『そりゃお前ダメだよ、ドン引きだよ』
「すごいですよ。サーッて、周りから人がいなくなって。カニの子を散らすみたいに…」
『蜘蛛の子な。』
「お尻を出した子一等賞…?」
『それは熊の子な』
「お尻の出たアバターの方がいいってこと?」
『だから誰も遊んでくれないんだよ』
「いや~、未来は実質的な狂気でできているね」
『ジャミロクワイじゃねえか』
「『ありがとうございました~』」
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