(発達障害)対策のやりすぎにご用心~たまねぎ1つ買い忘れても生活は破綻しない~

私は、想像力の欠如で困ることが多いので、大体この特性にフォーカスして考えることが多い。

しかし、実際には他にも困る点はある。
そこまで致命的なミスに繋がる場面は少ないので神経質にはなってないのだが、不注意なんかがそう。

私は何かとケアレスミスが多く、よく見落としをしたり、やりっぱなしにしたりする。

例えば、買い物では、買い忘れがあったり、違う商品を買ってきたりするし、家事をしている時には、後でやろうと思っていたことを、すっかり忘れてしまったりする。

もちろん、どうしても間違えたくない時は、事前にリストを作っておき、1つ1つ確認する、などといったように慎重に対応する。
仕事でタスクを後回しにする必要があるときは、その瞬間にTodoに追加して一定時間後にアラートがなるようにしている。
当然のように出来ている人から見れば、いつもそうしろよ、と思うのだろうが、そうもいかない理由がある。

エネルギー消費が激しいのだ。

それをやったら休憩を入れて一息つかないとエネルギーが持たない。
そんな状態で、もしも体に鞭打って、仕事でもしようもんなら数時間は寝込むことになりそうだ。そもそも、パフォーマンスが低すぎて仕事にならない気がする。

つまり、対策を打つことで別の問題が発生してしまうということもあるのだ。

障害特性の対策については色んなところで語られているが、その対策にかかるコストはあまり意識されていないように思う。
定型の方々にとってはあまりにも普通のことでで、負担がかかるというイメージがないのかもしれない。

なので、対策を打つ時は、それをやったことで別の支障が出ないか、という点は気にするようにしている。

むしろ、場面によっては、あえて対策を打たない、という選択肢があっても良い。
別に、何でもかんでもキッチリカッチリする必要はない。生活には支障はないことだって多い。

私自身、不注意という特性については、失敗できない状況でもなければ何も対策しない。忘れていたり漏れていることに気付いたら、その時にやり直せば良いと思っている。

たまねぎ1つ買い忘れたところで、生活が破綻するわけでもあるまい。

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