メンタルの保ち方 前編
皆さんこんにちは!
京都大学硬式野球部です✨
この記事では、選手2名、学生コーチ1名、マネージャー1名による対談をお届けします。
今回のテーマは「メンタルの保ち方 前編」です!
玉越:ムードメーカーな一回生投手。医学部人間健康科学科浪人合格。得意科目は、物理。苦手科目は、古典。現役時代、共通テスト古文0点。浪人時代、京大E判定のみなどの強烈なエピソードを多数所有。一回生でのムードメーカー
山崎:天真爛漫な一回生野手。経済学部浪人合格。得意科目は、現代文。苦手科目は、英語。散歩が好き。多趣味。山Kという愛称で呼ばれている。
大西:いつもにこにこしている学生スタッフ。工学部工業化学科現役合格。得意科目は、英語。苦手科目は、数学、物理、化学。得手不得手が理系なのに…
杉山:広辞苑をこよなく愛するマネージャ―。文学部現役合格。
得意科目は、英語、古文、日本史。苦手科目は、数学。家にある辞書の数は数知らず。
↓下記リンクから今回対談した選手スタッフの自己紹介がみられます!!
リンクは、紹介文の通りとなっております。
大西 さあ始まりました。今回は、受験時代のメンタルの保ち方について話していきたいと思います。
山崎のメンタルの保ち方
山崎 じゃあまず僕から。まず僕は現役時代に京大に落ちた時はオッケーみたいな感じでした。それでまあ、3月10日に落ちた後もまあ全然。
杉山 そうなの笑
山崎 よしもう一回頑張ろうみたいな感じで、現役時代は特にきつくなかったです。あと浪人自体も正直自信があったから、3月10日に落ちた後もまあもう1年あったら受かるだろうっていうメンタルで、それで模試の判定とかもAとかBとかいい感じで、当日まで共通テストも770点とかで乗り切ってミスなくって感じだったので、特に落ち込むこともなかったです。でも、
大西 でも、?
山崎 単純に勉強がしんどい笑。1日10時間ぐらいやるのはしんどい。周りは大学生になっているのにとかもあったし。まあ特に4月下旬に予備校に通い始めた時が、なんかこんな困難が何か月も続くのかっていう絶望感みたいなものは感じました。めっちゃ。
大西 そういう絶望感の中どういうモチベでやっていたの?
山崎 いちばんは散歩です。散歩。夜の散歩。
玉越 夜がおすすめ?朝じゃないんだ。
山崎 おすすめは夜です。大体一通り勉強が終わった後に、夜、いろいろ20分くらい歩く。
大西 どんなことしながら散歩していたの?考えながら?
山崎 そうそう。なんでもいいからとりあえず考えて、そこで気持ちをリセットすることで今日も一日頑張ったみたいに思って。それが一番大きかったですね。
玉越 うーん、なるほど。
山崎 ほんまに趣味のこととか、アイドルのこととか、
杉山 大事大事笑
山崎 次のライブどうしようかとか…。
山崎 まあ京大で野球部入りたいと思っていたので、入ったらどうしようとか、なんか大学生になったら彼女できるかなとか。
一同 爆笑
山崎 まあほんとにいろいろ笑。夜の散歩で1回気持ちをリセットして勉強から離れて、4月とかのしんどい時期とか、あとは共通テスト前の追い込み期とかも散歩行って乗り切ったね。
大西 めっちゃいいやん。じゃあその時にさ、共通テストの前とか今年落ちたらほんとにやばいとか思ったりした?
山崎 合格はまあ大丈夫かなって思ってた。でもなんやろ、やっぱ勉強が単調すぎてきつかった。
杉山 勉強をやっていれば受かるだろうけど、でもやってるのはきついなあみたいな?
山崎 そうそう。やっぱり浪人してるし。それなりに受験生の期間が長いから。ずっと現代文とかリーディングとか80分やっているのもしんどい。でもやっていないと落ちるからっていうね、そんな感じです。
杉山 なるほどなるほど。玉越君はどうだった?さっきすごい共感してたけど。
玉越のメンタルの保ち方
玉越 意外と俺は、その、現役の時は京大受けてなくて 北大に80点差以上で落ちて、もう実力不足っていうのがわかってたから、予備校は言ったらもう缶詰でいかにも浪人生みたいな生活してて、
大西 ずっと予備校か。
玉越 そうそう。だからメンタルは4月とか本当にきつくて、逆にずっと気持ちが沈んだまま安定していたんだけど、でも4月下旬にすっごいきつかったって言ってたのは俺もすごいわかる。朝自習室に行って、これから何時間も授業あるんだって思うと。
山崎 そうそう。俺は10限まであった笑。
玉越 ここから1月2月までこの生活なのか、これってやばくないかなって思って。だから本当に友達もできなくて、息抜きって言ったら予備校の休憩スペースで高校の友達と話すくらい。それで予備校の周りを数少ない高校の友達と散歩することぐらいが息抜きだったかな。
大西 やっぱり散歩なんや。
玉越 それ以外はまじでずっと勉強していて。もう今の悩みが本当に小さく見えるぐらいその頃はきつかったな。
山崎 うん。まあでも僕は結構予備校で友達もできたんだけど、玉越が言ってたのと共通しているのは、人としゃべるのはいいことだと思う。うん、ふさぎ込まない。
大西 それが大事なん?経験則的に。
玉越 うちの学校は半分くらい浪人していて同じ予備校に結構行っていたから、それが少し救いだったかな。
山崎 一緒や。
玉越 現役の時は学校があるけど、浪人は学校ないからな。
杉山 なるほど。浪人期は、予備校だけになるよね。
大西 じゃあ玉越は普段も教室とかであんまりしゃべったりしなかったの?
玉越 全然。俺だってもう後半3か月くらい予備校でしゃべらなかった気がする。まじで。
山崎 俺と全然違うな。俺は高校の時より高校生活を満喫している感じがあった。
玉越 あ、そうなの。
山崎 うん。なんかクラス内恋愛もあったし。
大西 なんでやねん。
山崎 あるんよ。予備校で笑。文系クラスだからかな。現役の人たちはどうなの?
杉山マネのメンタルの保ち方
杉山 私はしんどい時はしんどかったかな。夏と冬に1回ずつつらい時期が来たかな笑。夏は部活をやめた直後で、私は中高6年間陸上を結構頑張ってきたから、部活を引退したらこれからどうしようってなった。大学に入ったら何に対して全力を出せばいいのかなとか、今なんのために頑張って勉強してるんだろうって悩んでいて。なんか自分でもわからないのに涙が止まらなくなった時もあった。2週間くらい泣きながら高校に通ってて笑。
山崎 どうやって立ち直ったの、そこから。
杉山 なんかちょうどその時に家の近くのオープンキャンパスに行って、そこで私でも野球部に入れるんじゃないかってひらめいたんだよね。今まで野球部って私の中で雲の上の存在で、自分が野球部に入部できるって考えがなくて。だけどそこで野球部に入りたい、そのために頑張ろうってなって一気に全力が出せる目標ができた。それでまたがんばれるようになったかな。
山崎 だから目指すべきものが、目標というかルート、道が見えたって感じか。
杉山 そうそう。
山崎 次は?冬のほう?
杉山 冬はもう本当に勉強がきつくて。まあ模試の成績もあんまりよくなかったし、過去問とかも全然解けてなかったから、自分では気にしてないとか言いつつだんだん追い込まれていった感がある。文学部だから国語の配点とか高めなのに、現代文が全然できないのもしんどかった笑。
山崎 共テ前か。
杉山 うんうん。まあ共テ前もきつかったし、二次試験の前もきつかった。共通テストは終わったけど、今度は二次対策しなくちゃっていうのが。
山崎 現役生はなあ。全部やらなきゃいけないし。
杉山 短期間で割とぎりぎり。倫政とかもうほんとにすれすれで叩き込んだ。
大西 倫政は頑張れば叩き込めてまうからな。
杉山 叩き込み切れなかった感もあるけどね笑
模試の成績に左右された
山崎 みんな模試の成績とかでへこんだりしたの?
玉越 あー。時にはへこんだ。Eだったりしたときはへこむし、チューターと話していても志望校変えろっていう話はするからね、もう。模試の成績なんかは悪くて親に見せなかったし。で、それだけを抱えて勉強し続けると。
杉山 それはしんどいね。ほんとにしんどい。
山崎 その時は自分の中で頑張って(悪い成績を)消化したの?
玉越 消化したかな。まあ人に相談すると志望校変えろって言われるから、言われたときはまあそうっすよねみたいに言っているけど、成績上げますよってわりと意固地になって、何とか目標を持たせてたんだけど、浪人生の11月に過去問を買ってから低い判定が出た時はあ、もうマジでやばいと思った。
一同 あー。
玉越 でもその時に、京大に行くっていう覚悟を決めたかな。
大西 やっぱその覚悟っていうのが大事なんだよな。
玉越 そうそう。気合と覚悟っていう結論になってくる。
杉山 受けなきゃ受かんないしね。
玉越 うん。受けなきゃ受からない、ほんとに受けなきゃ受からない、やんなきゃ受からないっていうのはある。
杉山 大西君は何かある?つらかったこととか。
大西 俺は普通に1年から結構ちゃんと勉強していたから、逆に3年になって周りが勉強するようになって伸びてきて、自分の成績が伸びなくなっていくのがつらかった。成績なんて1桁が当たり前だったのが40位とかとったりして。
杉山 それは周りもだいぶすごいね笑
玉越 まわりもこつこつやるようになって、部活を引退したりもするし。
大西 部活引退したらみんな伸び度がすごい。もう定期テストとかも順位悪くて。まあその時に、尊敬する恩師の先生がいて、その先生は京大に現役で受かってたんだけど、
一同 おー笑
大西 そう、めっちゃ昔の方で、共テ始まる1年前ぐらいのおじいちゃんの先生。
山崎 共通一次か笑
大西 そうそう。で、その先生に僕あかんですわって言ったら、受験の鉄則はもう気にしないことで、もうどんだけ悪くても気にするなって言われて、そこからはもうテスト悪くても気にせんくて。
山崎 もう自分とだけ向き合うてことやろ。
大西 で、その矢先に共テ前にインフルかかるっていう。
杉山 追試受けたの?!
大西 そうそう。理系科目は追試笑。でも1日目も37度くらい出て。風邪薬のみまっくて、もう社会を追試まであと2週間やるのは嫌やって思って、1日目は意地だけで受けた。
山崎 二次の勉強時間が減っちゃうもんね。
大西 そうそうそう。みんな自習室で二次の勉強してるのに一人だけ共テの問題集開いていてめっちゃ恥ずかしかった。それで数学ⅠAで49点っていう笑
杉山 難しかった?
大西 難しかった。焦った。みんなが受けたテストが簡単だったからそれぐらいだろうって思って受けたら、ん、なんか違うぞって思って。
玉越 難しくね?って?笑
山崎 追試のほうが難しいって言うもんな。
大西 初っ端だったしメンタルやらてて、あーって思ったけど、やっぱりもうここで気にしない気にしない。
山崎 うんうん。
大西 最後気合で耐えたっていうのが僕の受験期の思い出で。
杉山 確かに気にしないのは大事だよね。
山崎 あとはもう覚悟と根性。
大西 覚悟と根性はほんまに大事だよ。受けるって決めたらもうそこしかないって思っているし、周りから言われて変えたら後悔する。
杉山 あと想像すること。京大に入ったらこんなことしよう、みたいな。
玉越 うんうん。
この後の対談は後編に続きます!後編では私立大学の受験や山崎の受験当日の衝撃エピソード、4人の受験生に向けたメッセージなどをお送りします!ぜひお楽しみに✨
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