映画大好き❣️おばさんの独り言その12
今まで紹介してきた映画は、何十回となく繰り返し観られる程のお気に入りで、ストーリーも俳優の演技もほとんど記憶出来る程の作品ばかり😃
実を言えば自分の記憶と、細部をWebの情報で再確認して書いて来ました。 まだまだそんな作品はたくさんあるのですが、今回はまだ観たばかりだけど今後も繰り返し観るだろう映画を見つけた喜びと、まだ生々しい感情を込めて紹介したいと思います❣️
「ラスト・ムービースター」
出演者 バート・レイノルズ、チェビー・チェイス、アリエル・ウィンター、クラーク・デューク
かつて一世を風靡したが今は忘れ去られた映画スターヴィック・エドワーズ。 老境を迎え健康にも恵まれず、かつてスタントマンから身を起こした身体は杖をつかねば歩けないほどになっていた。 そんなある日、生まれ故郷の近くの街で行われる映画祭への招待状が届き、昔馴染みのソニーの勧めもあり出かける事にするが… 実は映画祭とは名ばかりのオタクたちの映画上映会だった。落胆したヴィックは懐かしい生まれ故郷への回顧の旅に出る…
主演のバート・レイノルズは若い方には馴染みの無い俳優だろう。 1960年代から1980年代前半まで「セックスシンボル」として一世を風靡した俳優で、その後は坂を転がる石のように人気は凋落して忘れ去られてしまった。 当時ライバル的に対比されていたクリント・イーストウッドとは反比例するように…
大学時代アメフトの花形選手だったが故障によりプロを断念して俳優になり、スポーツで鍛えた肉体美と男性的魅力で「脱出」「キャノンボール」「ロンゲストヤード」などのアクション映画スターとして正しく君臨した時期があった。
私は当時の彼のようなタイプは苦手で、あまり主演作を評価はしなかったけど、愛嬌のある表情は印象に残っており、デミ・ムーア主演の「素顔のままで」に変態議員で出演していたバート・レイノルズに気付いたのもその表情でだった😃
悪役であるその議員役をどこか憎めないキャラクターとして演じた演技力に「レイノルズって演技出来るんだ⁉️」と、良い意味で裏切られてから以降の出演作品を探したが見つけられず😢 かつてのスターの惨状に愕然とした。
そんなバート・レイノルズが2018年に逝去。 本作はその半年前にアメリカで公開されたが、あまり評価はされなかった😢
この脚本をよく引き受けたなぁというのが正直なところの感想だ(T-T) 一世を風靡しながら現在は存在も忘れ去られたヴィック・エドワーズはまんま自身なのだ❗️ 更に過去の出演作の自分自身と合成で共演するシーンが散りばめられ、それが話題に少しだけなったのだけれど… ある意味自分自身の集大成と言えなくはないけど、かなり自虐的なセリフもあって胸が痛むところもあります😢
けれども演技は秀逸❣️ 冒頭の動物病院でただひとりの家族である愛犬を安楽死させる決断から始まるけれど、この場面での表情は軽妙で暗くなりがちなトーンを抑えている。 世間から忘れられてもプライドはあり、傲慢な所もある老スターが勘違いから参加した映画上映会で、若いオタクたちと知り合い、ぶっ飛びファッションと精神的不安定さを持つ今どき姉ちゃんをアシスタントにつけられて、振り回されると思いきや振り回しちゃうという中盤までの展開はコメディタッチではあります😃 自分が軽んじられたと思い上映会をトンズラして、アシスタントのリルを巻き込み過去を懐かしむ旅に出る所からリルとの人間的な触れ合いと、過去との邂逅の中で過去の栄光に拘り続けることの無意味さを悟り、自分を評価してくれたオタクたちへ感謝して新たな心境で生きることを決意するという物語。
バート・レイノルズと2人のシーンでのリル役のアリエル・ウィンターの演技も素晴らしく、若いながらも存在感があります😃
ストーリーとしてはよくあるお話ながら、バート・レイノルズが魅せる演技と持ち味である愛嬌のある表情が素晴らしく良い風味を加えており、今後も繰り返し観られる作品だと思いました❣️
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