映画大好き❣️おばさんの独り言その15
久しぶりなのでもう1本ご紹介させて頂きましょう😃
「ミッション8ミニッツ」
監督:ダンカン・ジョーンズ 出演:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ
これもネタバレ全開でご紹介します‼️
<ストーリー> アメリカ陸軍パイロットのスティーブンス大尉が目を覚ますとAM7:40、シカゴ行き通勤列車の中だった。しかし周りの光景にも、自分に話しかけてくる同席の女性(クリスティーナ)にも全く見覚えがない。鏡に映る自分の顔も別人であり、所持していた身分証には教員ショーン・フェントレスと書かれている。そして8分後、列車は大爆発を起こして乗客は全員死亡する。
爆発後、スティーブンスが操縦席らしき暗所で目を覚ますと、モニター画面に映る女性(グッドウィン空軍大尉)が話しかけてくる。列車爆発は既に起こってしまった事件であり、ラトレッジ博士が開発した"包囲された城"と呼ばれるプログラム装置を用いて、死亡した乗客ショーンの脳に残っていた爆発直前8分間の記憶と、スティーブンスの意識とを同期させ、脳内で体験しているのだと知らされる。そして、6時間後に次の爆破テロがシカゴのダウンタウンで実行される前に、過去の8分間を体験しながら列車爆破の犯人を特定して欲しいと説明を受ける。[4]
スティーブンスは混乱しつつ渋々列車の時間線に戻る。列車を降りてクリスティーナと逃げようとしたり、列車に仕掛けられた爆弾を見つけて解除を試みるなどするも失敗。何度か8分間の体験を繰り返すうち少しずつ状況を把握していき、自分が2か月前アフガニスタンで出動中に重傷を負って身体の大部分を失い、植物状態で生命維持装置にかけられ、公には殉職扱いとなっている現実を知る。操縦席も自身の肢体も、脳が創り出した幻想だったのだ。
スティーブンスは自身を安楽死させて欲しいとラトレッジ博士に頼み、爆弾犯を見つける任務の完遂を条件に許可される。スティーブンスは再三8分間を繰り返したのち、ついに爆弾犯(フロスト)を特定し問い詰めるが、フロストはショーンとクリスティーナを射殺し、爆弾を積んだライトバンで走り去った所でその8分間が終了する。スティーブンスは記憶したナンバープレートと方角をグッドウィンらに報告、これによって現実世界ではフロストが逮捕され、次の爆破テロを防ぐことに成功する。
だがラトレッジ博士は約束を守らず、次の重要任務でもスティーブンスを利用するため彼の記憶を抹消するようグッドウィンに指示。スティーブンスはグッドウィンに改めて安楽死と、その前に記憶の中だけでも列車の乗客を救いたい、もう一度8分間を体験させて欲しいと懇願する。スティーブンスは再び列車の時間線に戻り、最後の8分間がスタート。爆弾の起爆装置を解除し、フロストを拘束して通報し、疎遠になっていた父親と戦友のふりをして通話し、グッドウィン宛にメールを送り、乗客たちを笑顔にさせ、クリスティーナに告白する。全てを終えてクリスティーナとキスをした丁度その時8分が経過し、グッドウィンはスティーブンスの生命維持装置を停止。現実世界でのスティーブンスは死亡する。
しかし、列車内のスティーブンスの意識(ショーンの肉体)はキスを終えて8分間を過ぎても生き続け、スティーブンス(ショーン)とクリスティーナは列車を降り、二人でシカゴのミレニアム・パークを歩き出す。脳内の記憶の世界にすぎないとしていたラトレッジ博士らの認識に反して、この時間線は新たに生まれた現実の並行世界であることが暗示される。
この並行世界で存在しているグッドウィンがネリス空軍基地に出勤すると、一通のメールが届く。シカゴでの列車爆破未遂事件のニュースが報じられる中、メールは「自分とグッドウィンの二人が爆破を阻止した」と伝えている。そしてこの並行世界で生命維持装置にかけられているであろうスティーブンス大尉に「きっとうまくいく」と伝えてくれと、メールは頼んでいる。(Wikipediaより)
これもまたダンカン・ジョーンズ作品😃 「月に囚われた男」に次ぐ第2作目です。 こちらの主演俳優であるジェイク・ギレンホールはどちらかと言えば私は苦手なタイプの俳優さん😢 何というか、磁場が強烈な感じがして… 目力凄いからかなぁ? 役柄によって当たり外れが大きいような気がします。「ナイトクローラー」や「プリズナー」では役の雰囲気にぴったりでしたが、この作品では冒頭少し浮いてる感じが有りましたが、途中からはなかなかのハマり具合でした😃 コックピットで指示係であるグッドウィンに懇願する辺りは素晴らしかったと思います😃
列車で同席するクリスティーナを演じるミシェル・モナハンは、ギレンホールに負けない目力を発揮して、何度も変わる状況の中でもブレない演技はさすが😃
本作の隠れたヒロインは、グッドウィンを演じたヴェラ・ファーミガだと思います😃 最初は任務としか思っていない様子でしたが、あまりにも正義感が強く誠実なスティーブンスとやり取りをしているうちに自身の人間性が顔を出し始めて、自分の研究の成果を世に知らしめたいという功名心や承認欲求を満たす事しか考えない博士に反感を持ち始め、どんどんスティーブンスに感情移入をし始める辺りは自己保身の欲求との葛藤などを細かい表情の変化で表現していて良かったし、生命維持装置を切った後の表情と最後に見せる表情が印象的でした😃
ダンカン・ジョーンズ監督は、やはりこの作品でも人間の尊厳を問うているように思います。 愛国心から軍に入隊し、戦闘中に殉死した軍人を勝手に自分のプログラムに活用して、死ぬ自由も与えず自分の欲求を満たす為の道具として扱う博士の俗人振りと、自身の脳内での事象に過ぎないと理解しながらも救えるものならば可能性がのあるならば救いたいと望むスティーブンスの気高さを対比する事で、生死の際の尊厳や人間の意識のあり方を問うているように感じました😃
そしてスティーブンスはたくさんの人命を救い、時空を超えたメールを送る事でグッドウィンの心まで救ったという素晴らしいラストは、私の気持ちも救われた気分になります😃
宜しければサポートお願いします🤲 飛び上がって喜んで、更に映画が観れるのでまたネタが増えます😃