映画大好き❣️おばさんの独り言その9
今日は急に冷えますね〜(T-T) 風が強くて冷たい‼️ 散歩に出ましたが我慢し切れず退却しました😃
「ヘルプ〜心がつなぐストーリー」
出演者 エマ・ストーン、ヴィオラ・ディヴィス、オクタヴィア・スペンサー、ジェシカ・チャスティン、アリソン・ジャネイ
1960年代前半。大学を卒業したユージニア(愛称スキーター)はライターを志し、故郷のミシシッピ州ジャクソンに戻った。故郷の友人たちは皆、結婚、出産をしており、家事や育児を黒人メイドたちに任せきった気楽な生活を送っている。友人の一人ヒリーは、病気がうつると信じ込んでメイドのトイレを屋外に作るべきだと主張する。スキーターは友人たちの黒人メイドに対する態度に嫌悪感を覚える。また、自らも黒人メイド、コンスタンティンに育てられたスキーターは、大好きなコンスタンティンが退職し何も告げずにシカゴへ去っていることに疑念を抱くが、母は取り合わない。
スキーターは、ローカル新聞の家庭欄で家事の相談に代役で回答することになり、友人エリザベスのメイド、エイビリーンに手伝ってもらうことにする。エイビリーンは優秀だった一人息子を不幸な事故で亡くして以来、子守り相手の子供以外には心を開かない。一人のライターとして黒人メイドたちの真実を著す責任を感じたスキーターは、エイビリーンを熱心に説得、密かに取材を始めるが、その他のメイドたちは報復を恐れて固く口を閉ざしてしまう。
コメディタッチのドラマですが、内容は1960年代前半の南部を舞台に黒人に対する差別を描くと共に、差別に対して疑問を持ち対等に接しようとする少数の人々と黒人メイドとの交流と差別を当たり前とする人々に意識を変える事を働き掛ける姿が描かれています❣️
スキーターを演じるエマ・ストーンは大きな瞳と細かい表情の変化で、どこか大人になり切れず母親に反抗しながらメイドに対する差別に納得出来ない娘を好演しています😃
特筆すべきはヴィオラ・ディヴィス❣️ 「フェンス」でも素敵な演技でしたが、他の作品では美しく知的な役が目立つ彼女が、老けメイクに違和感が無い程歩き方・立ち方・身のこなしまで中年から初老に差し掛かったエイビリーンになりきった演技は見事で、その全身から立ち込める雰囲気は作品を厚みのあるものにしています😃
そして、ジェシカ・チャスティン❣️ 今まで暗かったり寡黙な役が多かった彼女が、明るく無邪気でコケティッシュなシーリアをチャーミングに演じてます。
貧民街の出身である事と意地悪ヒリーの元彼と結婚したというだけで、メイドを使える若いマダム達から仲間外れに遭ってますが自身には人を分け隔てする感覚が無く、ヒリーに首にされた挙句泥棒呼ばわりされたミニーを雇い友達のように接します。夫のDVに耐えているミニーを気遣い励ますシーリアには真摯な思いやりが有り、不得手な料理を覚え振る舞う事でミニーに勇気を与えます😃
ミニー役のオクタヴィア・スペンサーはご存知の方も多いと思いますが「ドリーム」で評価された人。この作品でも安定した演技でした😃
意地悪ヒリーも良かったですね〜😃 ブライス・ダラス・ハワードのコミカルな演技と演出のおかげで、陰惨な雰囲気は有りません。 前半のただ虚栄心が強い若奥様的な雰囲気から、メイドやシーリアに対する悪意を剥き出しにしていくにつれ、段々言動がゲスっぽくなっていき自分でコントロール出来なくなっていく辺りは凄い演技だと思います。
スキーターの母役のアリソン・ジャネイの啖呵のカッコいい事😃 「アイ、トーニャ」の毒母役もハマってましたし、ホントにカッコいい女優さんですよ😃
一部の白人には人種別離法に対する疑問や抵抗もあったのでしょうが、現代の虐めの構図がそのまま若奥様方とメイドとシーリアに反映されているようで、心が痛みました(T-T)
自分が恥をかかされた腹癒せにエイビリーンを追い詰めるヒリーに、エイビリーンが問い掛ける言葉に涙が溢れます。
「疲れませんか? 疲れませんか⁈」
人は人を裁く事は出来ませんが、許す事は出来るんだと… 何故か強く思った作品です❣️
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