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9~11月参加のボカロファンメイドライブ まとめ感想レポ

こんにちは、闇雲といいます。ただのオタクです。
今回は、ここ最近様々なボカロファンメイドライブにお邪魔させていただいたので、その感想を書き殴っていこうと思います。

複数のライブを取り上げる都合上、セトリの中で特に印象が強かったものや僕が感じた各ライブの特徴を抜粋して書いていけたらなと思っております。


各ライブのセトリの言及、オタクの自分勝手感想が展開されるので、それでもいいよって人はここから先へ進んでね!!!!!!!!!


ボカロファンメイドライブについて

「ボカロファンメイドライブって何?」って方に軽くご説明。

簡単に言うと「ファン(オタク)が非公式で行うボーカロイドの自主製作ライブ」のことです。
ですか?合ってますかね、界隈の方々

配布されている3Dモデルや曲のモーションをお借りして専用の動画作成ツールで出力し、その動画を透過スクリーンに投影して、キャラクターを召喚させてライブをする。
みたいなのがよくあるスタイルかと思います。

強い団体だと、モーションやモデル、オリジナル曲を自分たちで生み出してるところもあります。
他にも、照明やステージセットだったり、召喚方法、ライブのスタイルなど表現が団体・イベントごとに異なりそれぞれの特色が出てくるので結構面白いです。

なによりも!!
作ってるのがオタク、かつ公式ではないので、まったく予想できないようなセトリにぶん殴られることがしばしばあります。
まじでたまげる


てなわけで、前置きはこんなところにして、それぞれのライブを見ていきましょう。

Miku's Mirai Music Party in 工科大祭(10/8)

・概要

まずは、新潟工科大学で行われた『Miku's Mirai Music Party(#みみみぱーてぃー)』!

通称「みみみパーティー」と呼ばれるこのライブ、発祥は元々地域の夏祭りのイベントの一環にて、学生企画で行われたライブだったかと思います。

新潟県(公式Twitterによれば長岡市)を拠点としているファンメイドライブで、今回は新潟工科大学の学園祭の中で行われました。

地元民なもので、2018年に行われたこのライブが公式非公式含め初めて僕が参加した現地のボカロライブという、個人的に思い出深いライブです。

・セットリスト

2.LIFE

は!!?!???!?!?!?

いやぁまじでこれびびった。
傘村トータのLIFEです。
当時ガチで尻もちついてました(残念ながら誇張表現ではない)

これ、ライブで是非聞いてみたい曲だったのでこれだけでも朝イチで新潟に来た価値がありました。

創られた歌と創り手と初音ミクの話

優しい歌を作って 僕は
人を救いたいんじゃない
優しい歌を歌って 僕は
自分が救われたいだけ

でもいつの日からか
僕が僕のために作った歌は
みんなの心の中で鳴った
僕だけのものじゃなくなってたんだ

これね
自分を救うための創作が、誰かを救うものになっていくっていう過程。

これです

「誰かを救いたい」みたいな大それた気持ちじゃなく、ただ「自分自身を救う」ために音楽を創る、綺麗じゃないかもしれないけどある意味で純粋な創作の在り方が大好きです。

ライブではモーショントレースで1番のみやっていたようです。
にしてはモーションぬるぬるすぎなかったか…!?

5.チェリーハント

この曲そこまで詳しくなかったんですが「あれ?雰囲気的にこれあれか?」って状態で聞いてました。

奏音69か~~!!!
ルカ曲として持ってくる中でめっちゃ面白い選曲だなと思いました。

こういうことが突然起こるからファンメイド面白い。

10.千本桜

これね

昔からみみみパーティーに参加している人にはわかるんですけど、この曲みみみの定番曲となりつつあるんです。

千本桜を聞くと「みみみに来たなぁ」って感じがする。

何度もやることによって、ライブの中で1つ代名詞的な楽曲を作り出すっていうのも面白いやりかたですね!

・所感

①MMD周りがマジでつおそう

僕の勝手なイメージなんですけど、みみみってMMDはじめそれ周りの作業に長けてるんですよね。
それこそモーショントレースを自分でやっちゃう辺りとか特に。

だからかは定かじゃないですけど表情とかもめちゃくちゃ生き生きしているように見えました。

②集客数と世代の幅の広さ

これはライブのコンテンツに直で関わる点じゃないんですけど、新潟県の柏崎市って言うなかなかアクセスがよろしくない場所にも関わらず多くの人がライブを見に来ているのにびっくりしたって話です。

会場は大学の体育館でしたが、後ろまで人が入っていましたね。
しかも中高生のグループとか親子連れみたいな人たちもいて、近年のボカロ市場が広くなったんだなぁと感じさせられました。

行動力がぱない

みみみパーティー、もとは学生団体企画でしたが、今回は話を耳にする限りほぼ個人に近い形でやっていたようなんですよね。
多分MMDや映像とか、制作全体含めて数人でやっていたのかな…?すごいっすよね

代表の方はみみみ以外にも、VOCALOIDファンメイドミュージカル( #ぼかふぁみゅ)をやってらっしゃったりと、行動力の化身(だと勝手に思っている)ので、今回の学祭内ライブもそれで実現できていたんじゃないでしょうか。


松稜祭ボカロライブ(10/29,30)

・概要

続きましては、湘南工科大学 ボーカロイド同好会さんの『#松稜祭ボカロライブ』!

フライヤーのミクさんがどちゃクソ可愛いです。

裏話をすると、このライブに行こうって決まったのが、金曜日の夜のことだったんですよね。
まさかこんなに急に湘南の方に赴くことになるとは思ってもみなかったです。

・セットリスト


ライブ後に配っていたクレジット記載冊子

4.Prhythmatic

どぅわあぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~!!!!!

やっちゃうかそれ!!!

この曲、つよつよモーションキャプチャーを個人運営している方が配布してくださってるMMDモーションがまじでクオリティエグすぎて、ファンメイドで使われやすいイメージがあります。
↓これ

自分のいるファンメイドでもやっていたので、お客さんとして聞けてマジ嬉しかったです。

5.ゴーストルール → 6.ライアーダンス

この2つの繋ぎはえぐい!!!

投稿順サムネの構図など、シナジー高いこの2曲をがっつり繋げてくるのは興奮しました。

2016年初頭にゴーストルールがバコーン!って跳ねた分、ライアーダンスって影を潜めていたのかなぁとも当時思っていましたが(言うても300万いってるんですね)、ちゃんとそこを意識してるであろう繋ぎをしてきたことで完全に信頼できるオタクのライブだとわかりました。

10.アイシテ

は!?!?!?!?!??!!?!?!?!?!?!?!?!??!

おっ
あっ

このライブ、やってます

『ツギハギスタッカート』で有名なとあさんの楽曲です。

いやあの…僕とあさんの曲ちょくちょくバカ好きで…この曲もその1つなんですけど…やっぱツギハギとかアイディとか強いし、曲調的にもライブでは起用しづらいかなぁと思っていたので、まさかまさかのまさかでした。

いやまじで可愛すぎ。
臆病な女の子が好きな人に対して頑張って思いを伝えようとしている健気さとプラトニックな恋の駆け引きの苦悩みたいなのが楽曲全体から伝わってきておじさん耐えられない。
蒸発してまう。

確かにこの曲綺麗なモーションが配布されているのは知ってたんですよね…でも来るとは思わないじゃん?

最高、まじで最高でした。
この楽曲に殴られたことで我慢できなくなり、後方の立ち見スペースに移動してソワソワオタクしながら見ることになりました。

11.Satisfaction

モーション配布の方の動画で失礼します。

やっぱこの曲ぶちあがりますね!!!

今回特によかったのは衣装です。

Satisfactionではこの「YYB式初音ミク_Yellow」を使っていたと思います。
そうです、SatisfactionでYellowなんです。
kz繋がりでこの衣装を採用したのかな?
(この後にYellowをやる予定だから衣装をこれにしたのかと当時は思っていた)

ミクさんの後ろでもデジタルな演出映像が流れてて楽曲の雰囲気完璧でした。

13.JUMP UP

おーーーーーーーーーーーいいいいいいいいいいいいいいいいいww

初音ミク14周年を記念したDECO*27書き下ろし曲なのに微妙に伸びてないのが一部オタクにネタにされてるのをTwitterでたまに見かけるこの曲。

なんといっても配布されているモーションがね!!!!!
どちゃくそ可愛いのよ!!!!
見て!!!!まじで皆!!!!!!!

ここに来るまで「DECOさん楽曲多いし好きなのかな?」と「モーションが綺麗な曲を選んで組み込んできてるなぁ」という感想があったので、一瞬頭によぎったんですけど、「まさかね…」と思ってる矢先のこれです。

可愛い、まじでめっちゃ可愛い。

ライブ後に主催の方に「なんてことしてくれたんですか(歓喜)!」って話をしたら、DECOさんの曲でめちゃくちゃいいのにあんまり知られていないから流したかった的なことをおっしゃってました。

ライブを通した盛大な布教活動っていうのも、ファンメイドだからこそできることですね。

・所感

①曲を繋げていく超濃厚ハイテンポライブ

これ、曲によっては1番をやったら次の曲に切り替わるという超パで見られるメドレー形式で、1時間弱の中で17曲がぎゅっと詰め込まれたノンストップ満足感ライブでした。

驚いたのは曲の繋ぎとモーションの繋ぎの違和感がなかったことです。
「え?いつのまに!?なんで!?」ってびっくりしながら見てました。

非公式ゆえ配布なため、オケやモーションを分解していじるのが難しいにも関わらず自然な流れができていたここは、特に中の人の技術力が光っているポイントだと思いました。

②モデル可愛くね?

フライヤーのミクさんからもわかるように、モデルが可愛かったんですよ。

なんか…可愛かったんですよ(語彙)。

MMDの、陰影…とか?質感…とか?なのかな。結局よくわかんなかったんですけど、多分その辺なんだと思いますきっと。同伴者のがきーた君がそう言ってました。

会場の装飾がカワ!!!

この写真のように、カラフルな風船や初音ミクグッズで会場が華やかに飾りつけられていました。

手作りだからこそ愛が伝わる、いい装飾でした。

JUMP UPのPVもイメージしてるのかなと思ったり。


電歌祭(11/5)

・概要

続いて1週間後にお邪魔させていただいた、東京電機大学VOCALOID同好会さんの『#電歌祭』!

東京電機大学の学園祭「旭祭」の中で行われました。

GUMIと仲間たちが送る”という売り文句やフライヤーのイラストから、「GUMIが押し出されているライブ!?」と、クリプトンの公式ライブでは見られないものが見られる期待がありました。

・セットリスト

3.mist

同好会員である、Ichimaさんのオリジナル曲です

電歌祭、さらっとモーキャプ技術を持ってるっぽいのでオリ曲もライブでできちゃってます。

クールなサウンドと展開、VOCALOID的解釈が出来そうな歌詞におおおって感心してました。

僕は気づかなかったんですけど、この曲でステージにギターが1人上がっていたようでして、「その人がIchimaさんなのかな…?」って話をしてました。

4.過去を喰らう(可不カバー)

こーれびびりましたね。

この曲、元々は音楽的同位体「可不」のベースになったバーシャルシンガー「花譜」のオリジナル曲なんです。

そっちの方で認識していたので、現地の僕は「うわぁ!やりやがった!」って気持ちでした。
花譜曲をライブで可不に歌わせられると、オタク歪んじゃうよ…

映像もオリジナルかな?
本家の「都会の街並み」要素が意識されていてよかったです。

6.星間飛行

7.God knows…

こ~の2曲は面白かったですね!

星間飛行は中の人繋がりかあーなるほどって思いましたがその後God knows…のイントロ始まって笑いながら崩れ落ちてしまった。

これ!!!こういうの!!!!

ファンメイドだからこそできるみたいなこのフリーダムさが最高!!!
しかも最近のアニメとかではないっていうのがまた…w

星間飛行の背景映像を使った生放送的な演出がよかったですね。

11.霽れを待つ

!!!!!!!!
いいね!

プロセカ書き下ろしから持ってくる物として個人的に好きなところが来て嬉しい。
生バンドライブというスタイルにも合ってる選曲ですね。

Twitterで多分関係者の方が、Orangestarワンマンライブのペンライトを映してリハ様子の写真を上げてらして「これ匂わせか?」って思ってたらほんとに匂わせだったっていうエピソードがあったりなかったり。

・所感

①生バンドによる迫力あるライブ!

電歌祭の大きな特徴の1つはやはり生バンドによる演奏でしょう。

マジカルミライ等の公式ライブに慣れている方からすると当たり前だと思いがちかもしれませんが、ボーカルが人間じゃない分演奏をそこと合わせなければならなかったり、楽器ごとの音のバランス調整がさらに必要だったりと、ファンメイドでやるには大分ハードルが高いと思うんですよ。

実際、本番ではボーカル音源との合わせに苦労している様子もありましたが、機転を利かせた修正で対応していて、結果的に電歌祭の”色”が感じられました!

あと無限に言ってるんですが音響調整に関して、迫力がしっかりありつつ聞きやすくて最強だった。

②広報がうめえ

TDU VOCALOID同好会、Twitterの運用がめっちゃ上手だなぁって思いながら追ってました。

カウントダウンイラスト企画だったり

ライブ制作裏のチラ見せだったり

告知フライヤーでもそうでしたが出演キャラクターを匂わせたりと、期待値が上がる広報を工夫してらっしゃいました。

その効果もあってか、当日はとんでもない数のお客さんが来ていましたね。
運営さんの嬉しい悲鳴が聞こえてくるようでした。

「やりたいこと」をやる

モーションキャプチャーができることを生かして、キャラクターと演奏隊の絡みをさせてみたり、ギターソロで壇上から降りて観客にアピールしてみたりと、できることを最大限に生かして「やりたいこと」を実現しようとしてる感じがしました。

生演奏・演者との絡みは公式ではあるものの、ファンメイドではあまり見られないような演出なので、工夫として面白かったですね。


鏡音橙黄歌合戦 Day3(11/13)

・概要

さぁお次は、MIKUCrossing♪さんによる『#鏡音橙黄歌合戦』!!

鏡音橙黄歌合戦とは、ミククロ専用のミニライブハウスで小さなミクさん達をおうちに召喚できる「HOMEParty」という配信ライブプロジェクトの第2弾、しかもなんと鏡音オンリーライブです。

元々、今年の6/27と7/2に2日間で開催したライブだったんですが、新たに追加楽曲によって装い新たにDay3が開催されました。

・セットリスト

1.おこちゃま戦争

これ、Two youを模したと思うでしょ?

違うのよ…Day1が6/27なのでこれTwo youより前なんですよ…

予言者か?
そもそもこのライブのコンセプトが「鏡音が歌合戦で競い合う」みたいなんですけど、それも『いいねってYEAH!』みたいでそこも含めてとんでもない予言なのよ。

7.ヘッジホッグ

Day1,2に引き続き、Day3でも声を荒げてしまったこの曲。

「こんなモーションあったっけ?」って思ったら自作モーションだったようで、”ヘッジホッグをやるためにモーションをとった人間がいる”という事実でオタクは幸せになりました。

リンちゃんのモデルの質感も少し変わってて、哀愁と陰りがある感じ、曲の雰囲気がよく表れているの最高でしたね。

13.い~やい~やい~や

この曲、ミラクルミライ収録曲です!この曲、ミラクルミライ収録曲です!この曲、ミラクルミライ収録曲です!この曲、ミラクルミライ収録曲です!

Twitterでもしこたま言ってましたけど映像がめっちゃよかった。

遊び心と曲解釈すべてが解放されててサイコーでした。

ぴえん超えてぱおん

15.えれくとりっく・えんじぇぅ(Gigaアレンジ)

はい

はい

前述したとおり、Day3では楽曲が5曲追加されるという情報が出されていたので、Day1,2を見た僕は「い…いつですか…?いつ来るんですか…?」って心臓バクバクさせながら待っていたわけですよ。

そして本編が終わり、アンコール以降が追加曲なんだとわかった段階でのこれ。

バッカでっかい声でてました。配信ライブの特権

いや~~まーじでそこくるか!!ってところをついてきてぶちあがってました。

16.恋する☆ビーム

は????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

あえ?????????????????????????????????????????????????????????????

イントロは頭にかすってるのに、全然思い出せない、そんな状態でタイトルが表示されて全てを理解しました。

えっ恋するビームって恋するビームですか???????恋するビームじゃん

「魂実装済み」でおなじみ、ガチつよ調教師cilliaさんの楽曲です。

まじ??????これ???????これ追加楽曲なの???????????頭おかしいんじゃないの(誉め言葉)????????????????

アンコール前のDay1,2楽曲群、比較的王道を行く選曲で「いえーい鏡音おめでと~!わーーい!」みたいなテンション強かったのにアンコール以降はどうした、急にオタクがオタクを沈めてやろうという強い意志でも芽生えたんですか?????っていう感じでした

めっちゃウインクしてた…めっっっっっっちゃウインクしてました………...。

めっちゃ、してた…

19.しっくおぶはうす!

あ~~~~~~~~~~~そういうことしちゃうんだ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

やっぱアンコール以降は鏡音オタクをさらに鋭くぶっ刺そうとしてますねこれ。

鏡音14周年を記念して行われたライブTwo you☆★」いわゆる”0曲目”の曲です。

おこちゃま戦争から始まって、Two you後の楽曲追加Day3ライブはしっくおぶはうすで終わらせる…ふーん
ふ~~~~~~~~~ん!!!!!!

これもオリジナルモーションだったようですね。
鏡音たちの後ろで流れてる映像にもめちゃくちゃ力が入っていました。

・所感

①ミニライブハウスというアイデア!

これは鏡音橙黄歌合戦というより「HOMEParty」そのものに対してですが、ミニライブハウスを使えば簡単に家でもボーカロイドを召喚できるっていう手軽さがいいですよね。

投影型のライブをより身近に感じられる、めちゃくちゃいいアイデアだと思います。

ちょっと財政が厳しいのでミククロさんのグッズはまだ買えていないんですけど、HOMEParty03も開催されるようなので、そこに合わせて次はミニライブハウスで見てみようかなぁと考えたりしています。

②強い(つおい)

いやね、ミククロ、つおいんですよ。

ライブの内容はもちろんなんですけど、コロナ禍でもオンラインでライブをやり続け、広報の力の入れ方や、オリジナルグッズの展開などがマジでガチの団体なのでほんとうにつおいんですよ。

確かリアル本拠地は佐賀県でしたかね。
来年リアルライブもあるようなので、なかなか大変そうですけどそこで開催されるとしたら行ってみる価値は絶対あるなと思います。

仮想照明が好き

ミククロのライブ、キャラクター達が出てくる画面内のバーチャル空間に一緒に照明を出している印象が強いです。

あれがめっちゃいい。

後ろから照明を当てるとちゃんと逆光になるっていうのは、「そこにいる!」っていう感覚を生み出す点でとても大事な役割を果たしてそう

投影型のライブってそこに実体があるわけじゃないから、ステージの色味が反射しなくて乖離感(映してる感)が出そうなもんなんだけど、それを仮想照明で解決してるってのがすごい。


MIKUEC2021 Revival(11/18)

・概要

最後は、電気通信大学バーチャルライブ研究会による『#MIKUEC2021 Revival』!

去年行った「MIKUEC2021」のリバイバル公演という形で、電気通信大学の学園祭内で行われました。

僕は去年のライブに参加していたのでいいかなと思っていましたが、今回限りの特別仕様ということで、何するんだろ~とワクワクしながら参加することにしました。

・セットリスト

去年の初見時の記憶も引っ張ってきながら書きます。

3.魔法少女幸福論

おっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ

まほうしょうじょこうふくろんだ!!!!!まほう!!しょうじょ!!!!こうふくろん!!!!!!

ヴァンパイア→気まぐれと来た流れのここで、この絶妙にオタクの気持ちいいところを突いてくる選曲。

2番後に映像はじめはっちゃめちゃに病んだ演出をしているのがお気に入りです。

4.1925

こ~~れね、演出が秀逸ですよ。

MIKUEC2021のテーマは「タイムトラベル」でした。
それに合わせて、曲初めに使われている「ポッ…ポッ…」が早くなっていくのと共に、2021から数字が巻き戻っていって…1925\ドーン/って感じでした。

パッと聞いてわかる人にはわかる音を使って「お…?これは……!?」ってじわじわと上げてワクワクを煽る感じ、ライブならではでよかったですね。

10.シグネチア

シグネチア!MIKUEC2021のテーマソングです。まじでいい曲すぎ。

これの前のMCでは、ライブに行った人にお馴染みの「ふわ~~」するミクルカが見れます。

ファンメイドでオリジナルテーマソング作ってんの強すぎるよねぇぇぇぇ。この団体、モーションはお手の物でモデルとかも作るのでこの曲に関しては全部作ってるはずです。

公式ならともかく、ファンメイドライブがオリジナル曲をやる際は、楽曲の認知のされ方が他のモノとは少し変わってくると思うんですよね。
MCで曲のオリジナル振りつけを教えておくことで、テーマソングを予習してきていないお客さんも含め皆が楽しめるようにしているの、よく工夫されているなぁと感じます。

あとモデルやばいだろなんだあの服は

15.セカイはまだ始まってすらいない

もうこれはね、MCの「ライブはまだ始まってすらいない」発言がすべてです。

初見はそのMCの段階でしゃがみこんでました。そういうMCオタク大好き。

16.ステラ → 17.奇跡さえも

いやあのね?

セカはじの後にステラやってんのもやばいしOmoi楽曲で奇跡さえも流してるのもやばいんですけど、この2つを繋げてるっていう事実がなによりもやばい!!!!!!!!!!!!!!!!

ステラが少しナーバスな視点で前を向こうとしている感じの星空の歌とすると、その後に

告白しますが 僕はずっと
夜の星空が嫌いでした
「自分だけじゃ 輝けないくせに」
誰かの弱さを重ねました

で奇跡さえもが流れてくるの何!????????????!!!!!!?????!?????????!!!!!!!!!!!!!!??????????

奇跡さえも、流石に良すぎる。
曲全体を通して弱い人間を救う力で満ち溢れている。

19(Encore).ミライの先へ

ばっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!

ゑ?????????????????????????????

去年開催されたMIKUEC2021では、アンコール以降は違う曲が流れていたので、僕は「あれが来て~あれがくるんだろうな~」とか思いながらのんびり見ていたわけです。

そしたらこれが流れだしました。
お~~やばいね

リバイバル版の中で、最大の特別仕様サプライズ!
MIKUEC2021の開演前に流れた、部員の方々の共作の”0曲目”です。

ちゃんとアンコールがアンコールしているというか、エモいというか、びっくりしたんですけどというか。

この曲、過去のMIKUECのテーマソングのオマージュが盛り込まれているので、リバイバルとして過去公演を振り返りつつ、12月にある5周年のMIKUEC2022の布石としてもいい働きをしてましたね。

・所感

①演出つよすんぎ

MIKUEC、発想が天才のそれ案件が多くて、まじで面白い演出めっちゃあるんですよね。

1925で書いたイントロ演出もそうですし、千本桜やKINGではキャラが上にあるスクリーンを行き来していたり、大江戸落ちサビで上のPV風映像に注目させる間はステージの襖を1回閉めといたり、千本桜っていう緑のあいつの名曲から劣等上等にノンストップで繋げたり、紅一葉の別verボーカルチェンジだったり、私の時間のコメント・ネギだったり、タイムマシンのイントロで本家動画の投稿日の時間になっていたり….等々

細かいものから派手なものまで、よく考えて意図をもった演出をしているなって感じています。

②技術力たかすんぎ

はい、たかすんぎですね。

結構技術系のサークルの色も強いらしくて、音楽に強い人がいたりモデリングに強い人がいたり絵が上手な人がいたり動画をつよつよに作れる人がいたりダンスが踊れる人がいたり照明等各ソフトに強い人がいたりと、どの分野でもプロフェッショナルがいて全てをカバーできちゃうイメージがあります。

特にモデリングとかはあまり他のファンメイドでは見ない特徴かもしれないですね。楽曲毎にそのイメージに合わせた衣装を着せられるのは強み
しかもめちゃくちゃ可愛いのよあのミクさん

で、ボカロサークルだからVOCALOID文化やライブなんかに熱を持っている人がもちろんいるわけなので、そういう人達からでてくるアイデアを実現する技術が伴っている…っていうのは、さすがに最強ですね

構成よすんぎ

構成よすんぎ

改めてリバイバルで見て、1925~紅一葉のクリプトン組を登場させつつライブ全体の展開をとっていくのはよくできてるなぁって感じましたね。

あと選曲で「公式はあんまりやってない or クリプトンじゃないキャラ、かつ知っている人がちゃんといる」っていうラインをとるのがうまくて、ファンメイドの新鮮味を保ちながら広い層にウケて盛り上がるっていう、ライブとしての質がめちゃくちゃ高いんですよね。

そんな中でも、オタクに対して「刺すときはちゃんと刺しにいく」っていう意識があるのもいい。
ちゃんと刺された

著作権の関係で全てではないですが、Youtubeにアーカイブが残っているようなので是非。

さいごに

これにて僕が参加した秋のボカロファンメイドツアーは以上になります!

特に学祭シーズンなこともあって、他にも様々な大学でライブが企画されていたようです!

ほぼ毎週末に何かしらのボカロイベントがある感覚で楽しかったね~

また公式非公式含めいけそうなものはなるべく遊びにいきたいですね。
(まぁセカライやらSAPPOROやら新ライブやらで冬は公式で忙しくなりそうですけど…お金…)

闇雲

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