動画編集はAIで代用できない。
現役学生で編集者のSoanrです。
Twitter→https://twitter.com/dark312_Sonar?s=20
今回は動画編集はAIで代用できると言われているのでそのことについて反対派の僕の意見を発信して皆に動画編集について深く知ってもらいたいと思い、この記事を書いています。
動画編集と言っても今回紹介するのはテロップ、文字起こしです。
AIと言うのは計算機に毛が生えたようなものです。
大量のデータから適性度の高い選択肢を選ぶ事は可能ですが、人間の様にまだ完成していない文章を相手の性格、口癖等から察する事はまだ今のAI技術では難しいでしょう。
それが出来るAIがあったとしても実用化には程遠いのではないでしょうか。
感情
また、人間は時に漢字で書ける文をあえてひらがな、カタカナで書き、その文に感情を連想させたり、クオリティをのあるものを書くことがあります。
ですがAIではどうでしょう?
「怒ったぞ!」→「おこったぞ!」→「怒ったゾ!」
↑
このように「怒ったぞ!」と書かれてある、言っている場合にこの文は“こうしろ”とあらかじめデータ化しないといけません。
ですが、時と場合によってはその変換をしなくてもいい場合があります。
その計算は今のAIでは難しいのではないでしょうか?
ゲーム実況の動画編集等も僕はしています。
ゲームによって異なる専門用語や、人によって略し方が違う事などが多々ありあます。
それを理解し略した文を略す前の文に文字を起こすことはAIでは難しいでしょう。
データ化されていない略し方等も当然あり得るからです。
例えば
「銃持ち●人!」→「銃を持った人が●人」 〇
「チャカ持ってる奴●人」 → ×
この場合チャカと言う人はほとんどいないのでデータにはありません。そして辞典にチャカとは載っていないので国語辞典参照のAIの場合もデータにありません。
なので丁寧に文章を作り直す事が出来ません。
学ばせたとしても
「チャカ持ってる奴●人」→「銃を持っている奴●人」
奴を人と変換できません。
今なぜ奴が変換できないの?学ばせればいいじゃん!
と思った方居ると思います。
これが音声だとしたら、「やつ」は人を表す時だけ使うとはかぎりません。
ものを表す時も「やつ」を使う場合もあります。
例「新しいやつは使いにくいんだよね」
このような場合があり得るのでAIでは変換できないのではないでしょうか?
そして最大の欠点と言えるのが
“音声を読み込んで、文字にする”この過程があることです。
活舌が悪い方の会話を読み取れるのでしょうか?
今ある自動テロップソフトではぐちゃぐちゃになりました。
人間なら同じ人間としてこの場面ではこう言いたいんだなと耳だけではなく目も使って判断できます。
このように人間とAIではまだまだ差が大きいと言えます。
もしかしたら何時か人間の脳と同等のAIが産まれるかもしれません。
ですがその時に僕達は生きているでしょうか?
その事に「絶対その時はくる」と言い切れるのでしょうか?
僕は言い切れません。
このことから当分は動画編集はAI化されても人間の方がよっぽどクオリティの高い動画が作れると思います。
そして僕は他のプロ編集者の方の技術に追いつき上回れるように頑張ります。
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