大学に伝えたい感謝
私の大学の卒業式は中止になりました。自分が4年間通ってきた大学が大好きだったから、ものすごく残念で、ものすごく悲しかった。
代りに、オンライン動画配信での卒業式となりました。
大学で学んだことによって、私は確実に成長したと思えるし、私の中に熱い気持ちも与えてくれた。たくさん勉強できたと思う。
中学、高校と女子校に通ってきた私は、まさか大学まで女子大に通うことになるとは思っていませんでしたが、成り行きで女子大に通うことに。
でも、こんな境遇に運命を感じています。(ちなみに4月からの職場も女性多数)
受験生の時に通っていた塾の先生に「今更女子大行ってもねえ〜笑」って言われたのを今思い出したけど、いや、今だからこそ意味があったな、と思う。
良い選択をしたな、自分。
この女子大に入学して、フェミニズムに触れて、自分が当たり前だと思っていたことが、実は誰かを苦しめていたり、誰かの自分らしさを奪っていることを知った。
そして今まで感じてきていた違和感も、諦める必要はなくて、私たちには状況を変えていく力があるんだ、ということを知ることができた。
私は共学の大学での勉強のことはほぼ何も知らないからただの持論にすぎないけれど、こうしてフェミニズムやジェンダーについて、先生たちがたくさんのことを私たちに伝えてくれたことこそ、女子大に通った意味に繋がるんじゃないかな?って思ったりしてます。
そして、伝えてもらったからこそ、私たちも誰かに伝えなきゃいけないよな、と思っています。
何について勉強するにしても、私の大学では「フェミニズム」というテーマがどこかに隠れていた気がする。
授業で何度も何度も先生たちが私たちに語ってくれたり、周りのみんなと語り合ったり、そういう環境にいることができたことが、私に「女性として」「1人の人として」勇気をくれたと思います。
それに、「自分らしさ」が大切にされてきている私たちの世代だからこそ、女子大に通った意味があったのではないかと、今は思っています。
大学で学んだことをこれからも無駄にしたくない。これからも勉強し続けるし、私たちが社会を作っていくんだという意識を忘れずに大人になっていきたいと思います。
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