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不適合な母、Dari Kではオカンになる!

「ご飯食べてきた?」、「顔色悪いんじゃない?」
Dari Kに入社して5カ月、誰彼構わず声を掛けていたら、「会社のオカン」になっていると指摘され、ハッとしたのでした。
どの会社にも必要なオカン(←本当?)。若い頃に勤めていた●●ナビのシオミさん、▲▲出版のマキムラさん……。今まで勤めた会社には、確かに「オカン」と呼ばれる人達がいて、若くて飲んだくれで、親の庇護のもとを離れてインスタントヌードルを好き放題食べていた私を心配してくれました。
そういう人物に自分がなろうとは、想像だにしませんでした。でも、ジーンと嬉しさに心が痺れるのです。大好きな彼女たちがいなかったら、今の私はいないから。

しかし、一歩職場を離れると、子供たちに「母親らしからぬ母」と言われる私です。「面倒くさい」を連発して、家事から逃避するためにドライブに出かけたり、料理中にテンションを上げるために音楽をガンガンにかけて踊っていたり、学校の成績が悪くて落ち込む子供に「別にええやん」と笑い飛ばしたり。
「友達のお母さんと違う。もっとフツーのお母さんはもっと心配してくれるよ」というのです。宿題をやらないと叱られたり、忘れ物をチェックしてくれたりするそうです。世の中のお母さんは、そんなに大変なことをしているのかっ!指摘をされて初めて気付くという……。

先日もテレワークをしていたところ、チビが声を掛けてきました。

チビ「おかーさん、おかーさんってば」
私「今日は忙しいから、いないと思って」
チビ「でも、いるやんか」
私「これは、おかーさんの姿をした置物です」
長男「無駄に大きい置物やな」
長女「ほんまや、こんなかわいくない置物いらん~」
私「なんだとーっ」

家で私が威厳を保てるのは、お菓子を作っている時だけ。チョコレート屋で働いているだけに、会社でもお菓子を作っていると勘違いもしているようで、指示に素直に従うのです。なので、本当はバックオフィスで働いているというのは、ナイショの話です。

それにしても、若い頃は人の心配なんてしている余裕がなかったのに、今はお腹を空かせている人が社内にいると気になって仕方ないというのは、私が母として成長した証しでしょうか。
と、オカン業の話に終始してしまいましたが、ちゃんと広報の仕事もしていますから、ね。

(広報部員・中崎)