【社員紹介】頭脳明晰な、ほんわかキャラ~太田康彦さん
どの会社でも、看板娘というかマスコットキャラクターのような人物が存在していると思うのですが、Dari Kの社員は間違いなく全員がそういう性質を持っていると断言できます。何かしらキラリと光るもの — 少し長く立ち話をして、その正体が何なのか突き止めたくなってしまうもの — を隠し持っているのです。
新規事業のみならず、これからの土台となるシステムの整備、経理などなど幅広い業務を担当するこの人ももちろん、その一人。爽やかなイケメンながらも、飄々とした口調と、ほんわかと温かな空気感が特徴的です。
新規事業と言えば、カカオ豆をわずか1分間で滑らかなカカオマスにしてしまうカカオグラインダーがそのひとつ。京都の三条本店で“搾りたてカカオ”のドリンクやトリュフを作り出している今やDari Kの根幹を担う技術でもありますが、これはもともとシャープの技術を用いて機械を作れないかと代表・吉野が直談判に行った会議に太田さんが出席していたことから始まりました。その時の代表のプレゼンテーションに心を射抜かれてしまったのです。
世界にはじめてカカオグラインダーを披露したチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」にて(写真右前が太田さん)
「過去に何をやってきて、今の現状、これから何をしたいかというビジョンがめちゃくちゃハッキリしていたんですね。ダイナミックな提案をされて、「一緒にやりましょう」という吉野さんの情熱的な姿勢に、“やる、やらない”じゃなくて“やります”と動いた。純粋にワクワクするビジョン、ストーリーを持っている企業と共創できるチャンスだと思ったんです」
もちろん、社内に反対意見がなかったわけではないようですが、上司や同僚を巻き込んで協業は始まりました。この取り組みはテレビ番組に取り上げられるなど、Dari Kが注目されるきっかけともなりました。
グラインダーの外観部品のデザイン・製作に協力頂いたコナーさん、代表・吉野とともに
結局、共同事業として成立はしなかったものの、1年半一緒に働いてみて、新しいことに挑戦する楽しさと、尊敬できる人のもとで働き、今までやってきた事業を共に創りあげたいという思いから、太田さんはなんと同社を離れて、2020年にDari Kに入社してしまいます。
まさに人生を賭けた大きな決断(!)なのですが、おっとりとした口調とは裏腹に、できあがっている物事よりも、ゼロから何かを創造することに喜びを感じるという 、根っからの開拓者精神の持ち主だとすると、それも頷けます。
前職のシャープでは、営業や商品企画、経営戦略などの部門を歴任。その中でも、海外市場開拓グループでは、医療機器を洗浄する機械の市場を模索するために東南アジアへ出向き、病院を回って有力な代理店を探すところから始め、導入の際は自ら設置調整工事やトレーニングも行ったと言います。持前の語学力は、その時、身振り手振りで始まった議論から磨かれていったものだとか。
前職で担当した中東の展示会にて
趣味は、アウトドア。「制限のある中でいかにベストな自分の城を作るか」に情熱を傾けるなど、私生活においても目的意識が明確! 最近では、2人目の女の子が1歳になり、キャンプに連れていくのが楽しみだと語ります。
日曜日に敢行されたDari K有志によるチョコレート勉強会などには、5歳の男の子を連れてきて、良きパパぶりを見せてくれていました!
頭脳明晰なのに、どこかのほほんとした雰囲気を漂わせているのは、温かい家庭のおかげでしょうか。うちの家族は外からはどう映っているのだろう……(冷や汗)と、思わず我が身を振り返ってしまった広報・中崎なのでした。