先輩芸人のお言葉
昔ちょこっと芸人をしていた時の話。
僕は当時トガリちらしたイタイ芸人だった。
(若手は大体最初そんな感じだ)
自分の価値観に合わない芸人がいたら
「お前全然おもんないねん」
とか言っちゃうクソみたいな男だった。
そんなクソ野郎どイタ芸人な僕にとある先輩がこんな言葉をくれた。
「誰も知らんわ。よ、世の中にオモロない人間ってのはいないねん。人間はみんなそれぞれの人生を経てそれぞれのオモロさがある。オモロないのはこっち側がそれにまだ気づいてないだけや。人間は生きてるだけでみんなオモロイんやで」
先輩の名はゲラゲラ星人。
正に名は体を表す。
かと思えばこんな先輩もいた。
「誰も知らんわ。お前クソおもんないねん!!お前みたいなヤツはさっさと辞めてまえ!!もう死ね!!」
先輩の名はポイズン反町。
正に名は体を表す。
とりあえず僕はゲラゲラ星人さん側なので、世の中にオモロない人はおらんと思っている。
おるとしたら、それは僕がオモロさに気付いてないだけだ。
この生き方は非常にいい感じ。
自分のキャパが少し広がった気がしてるし、芸人を辞めた今でもこの言葉はめちゃくちゃ心に残っている。
そんな事もあったなーと思いながらタバコを吹かす僕であった。
(そんな事より今日髪の毛染めたんだー☆見て見てー☆)