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価値がない奴は死ね
「価値がない奴は死ね」とな。悲しいけどこれが、弱者を見た世の人が思うことである。
実際の価値なんてどうでもいい。ただ「価値がない」と思うだけでいい。無価値と思うだけで、対象は価値がない人と認定されてしまう。
価値がない人を作った奴の声が大きければもう最悪だ。「こいつは価値がない」という声に賛同する奴が現れて、聞いてた奴らも「もしかして本当に価値がないのでは」と思い始めてそれが世論になる。
結局声の大きい方が勝つし、大きい声で叫べばそれだけ似たような奴らに届く。そうやって風潮は作られていく。
障害者。生活保護受給者。ホモやレズ。デブ。ホームレス。鬱で寝込んでる奴ら。こいつらは価値の無いゴミだ。そういう風潮を作ってる奴らがいる限り、価値の無いゴミだ。
繰り返す。実際にどうかは関係ない。声が大きい奴が声高に叫んで「価値がない」と言ってしまえばそれが、正しい価値観になる。その最たる例が前述した奴ら。それだけのことだ。
価値の有無は世評や声が大きい奴らの気分で決まる。このことは嫌でも見てきたし聞いてきたし感じてもきた。
人道やら倫理やら実際のところがどうかとかそういうのは知ったっちゃない。俺様が価値がないと言えばそいつは価値がないのだ。その俺様が声の大きい奴らで構成されている。
結局世の中は弱肉強食。弱い奴が強い奴に勝つなんて難しいし強い奴に取り入った奴が勝つし、取り入れなかった人間は価値がない。そして価値がないと決まった奴らは世論や声の大きさによって迫害される。
そうやって、世の中は回っている。そんなことを感じている。