子供なんて親の所有物だよ

子供なんて、所詮は親の所有物に過ぎない。親の好きなように生き、親が好んだ形になるのが、自然の摂理だ。

道義には反する。人道にも、もとる行いだ。自分の意見を正直に言うなら、あってはならないことだ。

でも、現実としてそうなっている。良いとか悪いとか、そういうの関係なく、そうなっている。

だったら、それを、現実として受け入れるしかない。


私は、双極性障害、所謂躁鬱だ。

親は、そんな私の異常を察知しながら、「甘え」「発達障害も、精神障害も、うちの子にあるべき特徴ではない」と、そう言い放った。

だが、現実はどうだ。親元を離れ、勝手に心療内科で診察を受けたら、双極性障害の診断を受けた。

親には、怒られた。近所の恥だとも、なじられた。子供の、決して無視できない、重大な特徴なのに、だ。


子供は、結局のところ、親の所有物に過ぎない。

親にとって都合が悪いものは、無視されるか、無理矢理改変させられる。都合が悪いことをすれば、「子供の分際で」という、お説教が待っている。


健全な家庭であれば、決してそんなことはないと思う。
でも、どこまで行っても、親の所有物に過ぎない子供は、数多くいる。

親にとって都合がいいように、人生を操作される。親の都合で、怒られたり、否定されたり、家を追い出されたりする。

子供の権利なんて、親からすれば、踏み倒してもリスクはない。子供は、限りなく無力だからだ。

都合が悪くなれば、ご飯を与えなければいい。追い出せばいい。そうするぞと脅せばいい。

そうやって、都合がいいように子供を捻じ曲げて、人生を壊し、自分好みに作り替える。

所謂、毒親と言うのは、こういう連中を指すのだろう。


だが、親は、リスクもデメリットもなしに、毒親になれる。権利とかそういうのじゃなくて、その気になれば、当たり前のようになれるのだ。

所有物を大事に扱うか、粗略に扱うか、物じゃなくて人として関わるかは、親の自由だ。
生殺与奪は、親が握っている。

子供は、親の都合の上で、転がされるしかない。これが、所有物以外の何だというのだ。


子供は、親の所有物である。そういう当たり前を受け入れなければ、子供の権利なんて、唱えてもむなしいだけだ。
現実逃避して、「子供は親の所有物ではない」と非難に終始し、子供に逃げ道を示さないのであれば、ただの自己満と言われても、仕方ないだろう。

かく言う私も、ただの自己満。吐き出したいだけ。


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