日商簿記1級合格までの記録
みなさんこんにちは。
苦戦していた日商簿記1級にやっと受かりましたのでここに記録します。
学生時代特に成績優秀でもない、
平凡な自分がこれだけ頑張って合格できました~という日記でございます。
あまり参考にならない内容かもしれませんが、
読んでくださっているあなたにとって何か少しでも役に立つことが書けていれば幸いです。
ざっくり概要
■167回の試験で合格
■合格時の実際の点数
商 18
会 13
工 25
原 18
計 74
■勉強時間
計 1,722時間 (期間約2年)
■受験回数
5回
■点数推移
37→36→57→66→74
・商業簿記
12→11→11→5→18
・会計学
6→5→9→11→13
・工業簿記
14→8→20→25→25
・原価計算
5→12→17→25→18
一番足きりが多いのが会計学。
最後まで会計学が一番点数低く、商会が苦手でした。
工原に救われています。
■勉強のしかた
3回目の受験までは完全にテキスト・動画からのインプット中心
4回目受験1か月前からひたすら過去問・予想問題を解くアウトプットに切り替え
インプットの方法
・ノートまとめ
・疑問点の塾考
・テキスト読み直し
・インターバルを設けて復習
アウトプットの方法
・テスト(過去問・予想問題)を繰り返す
・間違えた点を紙1枚にまとめて人に説明
アウトプットに切り替えてからは、
商会 or 工原 の過去問もしくは予想問題を90分で解く
↓
採点して、間違えたところ・分からなかったところを見直し
↓
1枚の紙にまとめて、説明
この流れで勉強していました。
平日朝の時間に紙にまとめまでをやり、
夕食などの時間に夫に聞いてもらってました。
この「人に説明する」というのは実際の人相手でなく、
ぬいぐるみ相手でも効果があるそうです。
■使っていた教材
・クレアール
・CPAラーニング
・TAC過去問
・TAC予想問題集
■勉強に使っていたツール
・PC(動画視聴)
・iPad(テキスト閲覧) ApplePencil
→goodnotesが◎
・紙!ペン!
■勉強していた場所
・家
・カフェ
99%家です。「集中できない」という声もあると思いますが、
私にとっては家がベストでした。
①PCでいつでも動画が見られる
②PCで調べ物が楽
③なんでもある(問題、紙、テキスト、ペン、電卓…)
④独り言が多いから
などなど、いろいろ理由があり、家がいい。
ちなみに自分の部屋はないです。
リビング的なところで、夫と猫がいる環境でやっていました。
■勉強していた時間
平日朝(7時~10時) これが一番大事でした。
お昼休み
休日(8時~20時くらいの間で最大6時間くらい)
休日はなんだかんだ家事など用事があり、
そこまで長く時間確保できていません。
■勉強しなかったとき
・体調が悪い
・メンタルが弱っている
※結構あります。無理しないで寝るに限る。
■やる気がでないとき
勉強しようという気が起きなくても、
目の前にテキストを開いて置いておいた。
書くのは好きなので、やる気はなくてもテキストの文章を書き写したりして、いつの間にか勉強につながるようにした。
■落ち込みポイント
・2回目の受験で1回目より点数が下がったとき
・4回目で工原満点だったのに商簿足切りで不合格だったとき
私はいつ受かるんだろうと思ってました。
■問題を解くときに留意していたこと
・とにかく問題をよく読むこと
見落としやケアレスミスが一番悔しい。
どんなに注意していても、
合格した回で記号の間違いなど2か所ありました。
緊張しているので、本番では何が起こるかわからないですね。
こんな感じです。
並行して全経上級の勉強もしており、
日商簿記1級に受かる前に、全経上級に合格しました。(213回)
1,722時間もやった理由
①時間を確保できる環境だった
出社が月に1,2回しかなく、ほぼ毎日リモートだったことや、
共働き夫婦、子なしで自由時間が多いことが要因です。
②自分で自分を追い詰めていた
今年35歳、経理で正社員になりたい派遣社員でした。
転職活動のため、資格が欲しかったのです。
むしろ無いとダメだ・自分は無価値だと思っていました。
③応援してくれる人がいた
夫は簿記2級取得まで一緒に勉強していました。
1級勉強し、1度受験もしています。(経理の人ではないです)
撤退しましたが、勉強を続ける辛さを分かってくれていました。
身近な人が分かってくれているというのは心強いです。
④インプットばっかりしていた
これは悪い理由です。
範囲が広いがために、一通り講義を見終わるころには最初のことなんて忘れています。
また最初から繰り返し…なんてしても、そんなに覚えられないんですよね。
理解量が増えないと言いますか。
とにかく問題を解くようになってからめきめき覚えました。
1,722時間は、簿記1級取得のための勉強時間でいうとかなり長いと思います。
ここまでやらなくてもできる人はできます。
以上、勉強を続けられる理由と時間がかかってしまった理由でした。
勉強を続けるためにやっていたこと
①少しでもいいから毎日やる
1分でいいからテキストを読む。続けることが大切。
読みやすい小さな理論集は役に立ちました。
②勉強仲間(?)を作る
実際に一緒に勉強するとかじゃなくて、
SNSで勉強アカを作って、みんな勉強してるから私も頑張ろうという気持ちになること。周りの人に資格勉強していることを伝えることで応援してもらうこと。自分が勉強頑張っていることを知ってもらうって大事。
③日記をつける
手帳に今日やったことを書く。
インターバルを設けて復習するために、先の日付に予告をする。
例)〇〇のカテゴリの例題4を解く
④自分が天才でも何でもないことを自覚する
これが自覚できていれば、時間をかけるしかない!と覚悟ができます。
近道とかない。
⑤好きな勉強方法を作る
やる気がなくてもこれならできそう、みたいなのが一つあれば、
少しだけやってみようかな、という気持ちになります。
何もやらないより全然マシです。
おわりに
というわけでございます。
私はもともと、学生の頃は勉強大嫌いでした。
親に言われたからやっていたというレベルで、向上心も何もなかったです。
でも、簿記の勉強は仕事に役に立つし、
知識は私の味方だと実感できました。
日商簿記3級の取得から考えれば4年くらいずっと簿記を勉強しているので、
これからはまた別の勉強をしようと思います。
勉強に励む皆様に幸あれ!